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【J2:第19節 北九州 vs 熊本】レポート:開始5分に先制した北九州が、ホームで負けなしの熊本相手に、チーム最多記録の7ゴールで圧巻の勝利!(13.06.16)

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梅雨が明けたと錯覚する様な、夏の陽射しだった本城陸上競技場の天気の様な爽快な試合内容だった。前節まで18試合で14ゴールしか奪えなかった北九州が、クラブ最多記録となる7ゴール!守っては全員守備で無失点に抑え、ホームで負けない熊本に今季も勝利を挙げた。

前節のG大阪の様に、この日の本城もアウェイの熊本サポーターが大挙押し寄せた。負けじと、北九州サポーターも前節に続き、チームから降りて来る選手達に熱いエールを送っていた。リーグ戦の折り返しが近づいているが、熊本が16位、北九州が20位と低迷。バトルオブ九州でも、熊本は1分1敗、北九州は2敗と精彩を欠いていた。同じ九州内のライバルチームに勝利して、後半戦のキッカケを掴みたい両チームの試合は開始5分に、北九州のスピードスター・キム ドンフィが先制ゴールを流し込み、ゴールショーの幕をスタートさせた。
面食らった感じの熊本も、前線のファビオ、左サイドから危険な動きで相手ゴールに迫るMFの仲間隼斗を中心に攻め込むが、北九州守備陣の粘り強い対応に、徐々にその存在感が薄くなって行く。「こういう試合は、点を取った選手が注目されるが、0で抑えたディフェンスの選手も褒めてあげたい」と、試合後の記者会見で柱谷幸一監督が話していた通り、この日の北九州は守備の集中力が全員高く、ことごとく熊本の攻撃を跳ね返し、それを全て攻撃へと繋げていった。
7得点の大半が相手ボールのクリア、中盤で激しく奪ってからのカウンターと、それを物語っていた。そこにはこの日2ゴール2アシストと、決めれば負けない小手川宏基、1ゴール2アシストのキム ドンフィ、森村昂太という攻撃陣の活躍にも引けを取らない、ある選手の存在感があった。中盤で汗をかき続けた、八角剛史の献身的なプレーが眩いばかりに輝いていた。この日は、最近の試合では珍しくシュート0に終わったが「FWが点を取る仕事に専念出来る様に、何とかサポートしたい」と、最近は口癖の様に話していたので、今日の結果には本人も満足しているだろう。大勝の影に隠れがちだが、ここ最近存在感を増す八角のプレーに、これから増す増す注目して見て行きたい。

0−7と、記録的な大敗を演じてしまった熊本。前半は惜しいシュートシーンもあり、1点を返せば流れを変えれたのかもしれない。それでも戦前に危惧した通り、追う立場になるとゲームコントロールが出来ず、前を向いて仕掛ける事が出来なくなって来ると、攻守において後ろ向きなプレーが目立ち始め、それが7失点に結び付いてしまった。各選手達のコメントを見ても「情けない試合をしてしまって、本当にサポーターに申し訳ない」と、口々に話していた。記者会見で吉田靖監督が話した「1試合1試合死に物狂いでやる」の言葉は、熊本サポーターの試合後の悲痛な叫びと、求めている事は一緒だ。熊本の選手達はこれからの残り試合、その思いに応えられるかが、己の殻を破る手段になる。

以上

2013.06.16 Reported by 坂本真
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