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【J2:第23節 千葉 vs G大阪】レポート:攻守で距離感良くプレーできた千葉がリーグ戦では2005年以来の対G大阪戦勝利で4連勝。決定力を欠いたG大阪は10試合ぶりの無得点&敗戦(13.07.08)

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早くからチケットが完売し、フクアリの今季最多の15,982人の観客が集まったフクアリ。日曜日のナイトゲームだがG大阪サポーターの人数も多く、試合前からの両チームのサポーターの応援で熱気に満ちていた。3連戦のラストゲームで最後まで千葉の選手の運動量が落ちることなく、集中力が切れずに無失点で勝てたのは、かつての『フクアリ劇場』を思い出させる雰囲気を作って声援を送った千葉サポーターの力が大きいだろう。

前節と同じスタメンで臨んだ千葉に対して、G大阪は前節のスタメンのオ ジェソクと西野貴治に代わって加地亮と岩下敬輔がスタメン。そのG大阪が立ち上がりから攻勢に出た。左サイドバックの藤春廣輝を使う攻め、右からは二川孝広がアーリークロスやロングボールを入れるのが目立った。7分には藤春のドリブル突破からペナルティエリアの左へ走りこんだパウリーニョ、パウリーニョのシュート気味のボールに走りこんだ平井将生がシュートを打つもサイドネットの外。12分にはパウリーニョのシュートがクロスバー直撃もノーゴールで、G大阪は試合開始からの2つの決定機をモノにできなかった。

すると12分、千葉はキム ヒョヌンの縦パスが田中佑昌に入り、田中のパスを受けた大塚翔平がダイレクトでスルーパス。ゴール前へ抜け出した右サイドバックの米倉恒貴が藤春に競り勝ち、前に出てきたG大阪のGK藤ヶ谷陽介の目前でループ気味のシュート。千葉が最初の決定機で先制した。この形で先制できたのは、G大阪の守備が千葉の苦手とする『人数をかけて足元にガツガツと激しく来るプレス』ではなく、『攻撃をスピードダウンさせて陣形を整えつつ守る』ものだったからではないだろうか。千葉はG大阪の選手と少し距離がとれる分、パスをうまくつなげられたし、守備も含めて選手が距離感良くプレーできた。千葉の2点目も高橋峻希への守備は激しかったが、粘ってボールを保持した高橋のパスを受けて「シュートを思い切り打った」大塚には仕掛けて右足を振り切る余裕があった。
また、G大阪のシュートの精度不足や千葉のGK岡本昌弘の好守でG大阪の決定機が得点とならなかったシーンもあったが、G大阪のパス回しのリズムがわりとゆったりしていたことも千葉の守備を助けたと思われる。G大阪は両サイドバックがタッチラインぎりぎりでパスを受けるなどピッチの横幅いっぱいまで使ってパスを回し、ここぞというところで千葉の守備を中央のワンツーで崩しにかかったり、千葉の高いディフェンスラインの背後にパスを入れたりするところでスピードを上げた。G大阪の選手が千葉の選手間にうまく入る動きとボールコントロールの技術のうまさで得点機を作る場面もあったが、全体的にパススピードは千葉の選手を振り回してヘトヘトにさせるほど速くなかった。3連戦のラストゲームでも千葉の運動量と集中力が最後まで維持できた一因はそこだろう。

とはいえ、G大阪が序盤の2つの決定機の1つでもモノにしていたら、点を取りに前がかりになる千葉の裏を突き、焦る千葉の隙を突いて完全に主導権を握り、試合展開はまったく違ったものになったはずだ。終盤に「非常に得点力がある」(G大阪の長谷川健太監督)今野を前線に上げたG大阪だが、80分の今野のミドルシュートはGK岡本がセーブ。0−2で神戸に敗れた第13節以来の無得点で10試合ぶりの敗戦となった。
千葉は58分、伊藤大介のFKに守備でも大活躍の山口智が打点の高いヘディングで合わせてチーム3点目をゲット。3−0としたあとの攻撃での雑なプレーは修正すべきだが、第15節・松本戦以来の無失点で、リーグ戦では2005年のJ1リーグ戦第33節以来の対G大阪戦の勝利(フクアリでの対G大阪戦初勝利)を獲得。今季2度目の4連勝で、攻守ともに連動性などの組織も選手個々も良くなってきたが、前からの激しいプレスの守備と落ちない走力を生かした攻撃のチームにも勝ち続けることができるかがJ1昇格のカギとなる。

以上

2013.07.08 Reported by 赤沼圭子
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