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【J1:第15節 大分 vs 仙台】プレビュー:10年ぶりの再戦。上々のスタートを切った両チームのホンモノ度が試される一戦。(13.07.09)

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月曜日に梅雨明けが発表され、連日夏日が続く大分で行われる大分対仙台戦。両者の大分での対戦は2003年シーズンまで遡ることになるが、その試合は今も語り種となっている運命の一戦だった。勝ったチームはJ1残留、引き分けなら大分が残留という死闘は1−1で試合を終え、翌年から異なる道を歩むことになった。大分は毎年着実にステップアップし、ヤマザキナビスコカップでタイトルを獲るも、2009年にJ2へ降格しクラブ経営が傾き暗黒の時代を迎える。一方、仙台はJ2で長く低迷時期を経験するも地道に歩を進め、2009年にJ1昇格を決め、今季はACLに出場するまでの力をつけた。10年の月日を経た両チームの再戦は、2003年に大分のヘッドコーチだった手倉森誠氏が、仙台の監督となっての凱旋試合でもある。否が応にも因縁を感じるこの一戦。盛り上がる要素は多分に含まれている。

1カ月の中断を経てのリーグ再開初戦となる前節では、互いに持ち味を発揮し“らしさ”を示した。
横浜FMと対戦した大分は、「(リーグ)後半戦の武器にしたいと考えていた」と田坂和昭監督が語ったカウンターから先制。その切れ味の鋭どさは「完璧だった」と指揮官を唸らせた。風下に立った後半は強風の影響で前にボールを運べず、横浜の前線の圧力に屈する場面が多くあった。それでも「リスタートで押され続け賛否両論あると思うが」と田坂監督は前置きしたうえで、粘り強く守り中と外を使い分けながら意図する攻撃ができた。何より防戦のなかで、走り負けなかったことを誇った。加えて、キラリと光るカウンターで最後まで相手に脅威を与えることができなのは、中断期間中のトレーニングの賜物だ。この試合でのパフォーマンスが本物かどうかは、今節の試合で明らかになるだろう。
湘南と対戦した仙台は、手倉森監督がストロングポイントと語る「コレクティブな守備」を取り戻した。自陣で守りを固める相手に前線からプレスを掛け、ボールを奪えば中央からコンビネーションで崩すこともあれば、サイドを使った幅のある攻撃も見せた。「クリエイティブな試合だった」と試合後に指揮官は語ったように、手堅く厳しい守備から試合を支配した。昨季の強さを取り戻しつつある。

また、前節の試合で両チームとも起爆剤が上手く着火したことも見逃せない。大分は特別指定選手の松田力、仙台は3年目の武藤雄樹をJ1リーグ戦初スタメンに抜擢し、それぞれが結果を出した。両監督の起用意図は、「他の選手たちへのいい刺激になる」(田坂監督)、「リーグ再開に向けフレッシュな気持ちでというメッセージ」(手倉森監督)と、同じような狙いがあった。リーグ戦全体を通じ勘どころを心得ていて、巧みに流れを呼び込む両指揮官が、どのように前節の流れを今節に導くか楽しみなところ。
両チームの力関係を見れば、仙台がボールを持つ時間が長くなりそうだが、それは大分としては想定内のこと。互いに集中力を高め、隙を見逃さずフィニッシュを狙っている。夏の暑さにも負けぬ丈夫な身体と精神力が試される一戦となる。

以上

2013.07.09 Reported by 柚野真也
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