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【J2:第26節 栃木 vs 愛媛】プレビュー:2連敗中の栃木と3連敗中の愛媛が激突。「緩急」と「判断」が栃木の勝敗の鍵を握る(13.07.26)

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2連敗中の10位・栃木がホームで迎え撃つのは、3連敗中と同じく波に乗り切れていない17位・愛媛。双方ともリーグ後半戦に入ってから勝星に恵まれず、じめじめとした空気に包まれ、不快な思いを抱き続けている。前節は栃木が熊本に、愛媛が千葉に共に0‐1で屈したものの、試合内容では相手を凌駕しており状態は悪くない。そんな中で迎える一戦では、より勝利への飢餓感を前面に押し出した方が勝点3に近付くはずだ。大和田真史は言う。
「今は結果が全て。内容よりも勝利がほしい。そのためには、今まで以上にエネルギーを注ぎ込まないと難しい」
敗戦を重ねれば、その分だけ勝利を掴むのに無駄な力を要し、様々な歪みを生むことにもなる。昇格を狙う栃木としては、これ以上黒星を喫するわけにはいかない。ましてやホーム2連戦である。2連敗など許されない。必勝の思いを重圧に感じることなく力に変え、苦境から脱するために覚悟を持って挑みたい。

0‐3で大敗した前回対戦のリベンジを果たすために、「緩急」と「判断」の2つが愛媛戦のキーワードになるだろう。愛媛の布陣は現在のJリーグのトレンドである3‐4‐3。前線からのハイプレスが特長で、高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターを得意とする。それが無理ならば後ろを5枚にして守りを固め、相手のミスを誘ってサイドから侵略してくる。栃木としては相手が3バックの状態の時に攻め込めれば、ゴールの確率が高まる。その際に肝心なのは、「不必要にボールを失わない。危険な位置でボールを失わない」(松田浩監督)基本を順守することだ。前回の大敗を招いたのは安易なボールロストだった。失敗を繰り返さないためにも3バックの時には素早く空いているスペースを突くこと、5バックの時には慎重にボールを動かしながら揺さぶることが求められる。相手の隊形を観察しながら臨機応変に対応できれば、チャンスも作れるしゴールも割れるはずだ。

今週のトレーニングで入念に確認したのは、相手のサイドチェンジに対するポジショニング。特にサイドバックには事細かな指示が飛んだ。ボールサイドで奪い切るのが理想だが、常に思惑通りに事が運ぶとは限らない。相手が上手の局面もあるだろう。実際、前回は間で受けられてしまい、そこで潰しきれずにサイドチェンジされて先手を取られた。サイドチェンジが上手い愛媛に対してボールサイドで取り切るのか、それとも先を読んでボールの落下地点を消し去るのか。状況に則した判断が不可欠になるはずだ。ボールにアタックするファーストディフェンスの質にこだわり、展開されてしまった場合にはスライドを忠実に実行する。高い集中力を維持することで栃木本来の手堅い試合運びに引きずり込みたい。

4戦未勝利の愛媛だが先制すると滅法強く、今季7勝のうち6勝を先制した試合で挙げている。アグレッシブさを持ち味とするチームカラーが、そのままデータに表れていると言えるだろう。前回の対戦時の再現を狙うために、序盤から意思統一された状態でプレスをかけたい。バラバラにボールへアプローチすればいなされ、自らリスクを背負ってしまう。昇格候補の千葉を苦しめ続けたダイナミックさを、栃木戦でもピッチで表現できるかが勝敗を左右することになるだろう。

快勝した前回、最も眩い光を放ったのが、昨季まで栃木に在籍していた河原和寿。今回も古巣戦に臨む意気込みには並々ならぬものがあるはずで、慣れ親しんだ庭のような“グリスタ”での恩返し弾を虎視眈々と窺っているに違いない。結婚を機に不振から脱した感のある河原の活躍抜きに5試合ぶりの歓喜は訪れない。恩返しか、返り討ちか。両チームのサポーターにとって、河原のパフォーマンスは注目ポイントの1つになるはずだ。

「ホームで負けたことは凄く悔しいし、思い出すだけでも嫌になる」。
そう前節の敗戦を振り返ったのはクリスティアーノ。栃木に関わる誰もが同じ思いを抱いているはずだ。この1週間の憂鬱を、もっと言えば7試合未勝利のストレスを月が変わる前に吹き飛ばしておきたい。俯いたままでは、J1は見えてこない。味わってきた屈辱という借金を徐々に返済していく。愛媛戦がその契機となることを切に願う。

以上

2013.07.26 Reported by 大塚秀毅
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