第26節、京都は西京極に福岡を迎え撃つ。京都はアウェイ連戦を2引き分けとしてホームに戻って来た。もちろん、連勝したかったのだが、「負けていないことを前向きにとらえたい」(駒井善成)と、次の試合に全力で取り組むだけという雰囲気になっている。試合は続いて行く。成果や反省点など見直すことはあっても、結果を振り返らず前に進むだけだろう。
対戦相手の福岡は現在、2連勝。しかも栃木戦、岐阜戦共に2―0で快勝している。栃木戦は相手に退場者を出してからの得点だが、複数得点と完封は見事な結果だ。京都の大木武監督は「アグレッシブでいいチーム。プレーしたいという欲求がある」と高く評価し、警戒度を高めた。福岡のフォーメーションは4−3−3。前からボールを奪いたいサッカーをこの配置で表現している。積極的で堅い守備からボールを奪ってカウンター。サイドバックも積極的に攻撃参加を見せる。
さて、現在の順位・勝点を確認すると、自動昇格圏内の2位・神戸が勝点50。京都が5位で勝点43。そして、今節の相手福岡が6位で40。得失点差で京都が+20、福岡が+4となっている。今節の結果如何では京都と福岡の勝点差は並ぶことになり、福岡の意気込みは高いはずだ。だが、京都にとっても福岡を叩いて2位・神戸へ近づかなければならない。どちらにも意地がある。
京都は、戦い方がだいぶ板に付いてきた感じだ。前節、試合後のコメントで山瀬功治が「相手(北九州)が引いてくるのは分かっていた」としているが、私としては「相手を引かせた」という印象の方が強い。開始直後、北九州はボールに積極的にアプローチに入っていた。工藤浩平も「最初、来たなという感じでした」とその印象を口にしていた。だが京都はそれを往なしたのだ。最初のかましが空砲に終わったので北九州は引いてしまった様に観えた。相手のやり方を往なして引かせたのは、自分たちのやり方が染み付いてきたと言ってもいいだろう。
そして、得点機会を作る作業。前節は原一樹が途中出場した。京都が前線の数を増やしたのをみて、北九州・柱谷幸一監督は5バックにしたことを試合後、明かしているが、京都は守りを固めた北九州を崩した。それが、原の飛び出しに横谷繁のパスを通しての崩しから。つまり、相手の状況ではなくて、自分たちのアクションで相手守備網を引き裂いたのである。アクションが生まれ、そこにパスを通す。こうした分かり易い構図が攻撃では現れているということである。今節、ボールを奪いに来る福岡を往なして、アタッカー陣のアクションを見逃さずパスを送れるか、注目点となるだろう。
守備は反省点が出た。「(ボールを)取られたら取り返す」(大木監督)という守備が遅れを取っていた。京都が良い時は相手にシュートを打たせない。これは「相手にシュートを打たせない」という表現よりも相手に「攻撃権(ボール)を渡さない」という方が当てはまる。それが出来ずに松本戦、北九州戦は相手の攻撃を受けてしまった。松本戦は、相手に京都のプレスよりも先にロングボールを蹴らせてしまったから。北九州戦はマークが甘くなったから。それぞれ、出来なかった要因は違うが、やりたいことは「(ボールを)取られたら取り返す」ことである。これを実践できるかがポイントとなるだろう。
「負けられない」と言うよりは「勝点を積み重ねたい」両チーム。ゴールを目指す激しい試合が期待できそうだ。
以上
2013.07.26 Reported by 武田賢宗
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