1−0、1−0、1−1。昨年から舞台をJリーグに移してからの北九州と松本との対戦成績は、2勝1分で松本が未だ負けなし。前回アウェイでの対戦では、北九州が八角剛史の豪快なミドルシュートで先制。その後も試合を優位に進めていたが、森村昂太が前半の内に2枚のイエローカードを貰ってしまい退場。1人少なくなった後半は松本の猛攻を、何とか1点で凌ぎ切って、勝てなかったものの北九州はこの対戦で初めてドローに持ち込んだ。
さて、前節の京都戦、北九州は88分まで1点リードしていたが守り切れず、掴み掛けた勝点3が手元からこぼれ落ちた。「あの時間帯の失点は、しょうがないじゃ済まされない」とDFの冨士祐樹も、悔しさを滲ませていた。
それを受けてか、今週のトレーニングで柱谷幸一監督は時間帯を考えさせながらのプレーを選手たちに植え付けていた。「出来れば2点目を奪って、2−0でゲームを進めたかったが、ああいう1−0の状況だったので逃げ切りたかった。残り5分、10分を意識するプレー。そういう確認作業は、しっかり今週やれたと思う」と、守備の修正に着手していた。
攻撃の面ではこれまでと同様、カウンターと遅攻の使い分けを、試合の状況を想定して確認。エースの池元友樹を、前節と同じ様にスピードが持ち味の渡大生の組み合わせる形と、高さとキープ力が武器のベテラン大島秀夫と2トップを組ませる形、どちらでも行ける体制を整え、今節の戦いに向け準備は万端だ。「今節の松本戦は、重要な試合なのは全員が認識している。残りのリーグ戦で勝点を積み上げて行く為にも、しっかり結果を出したい」。昨年から苦渋を舐めさせられている松本に、DFの宮本亨もいつも以上に闘志を燃やしている。
対する松本はここまで14位と、なかなか中位を抜け出せずにいる。後半戦に入って2勝1分と好調なスタートを切ったが、前節の札幌戦では一時は1−1と同点に追いつくも、チャンスをことごとく決められ、2−4の敗戦に終わった。シュート数はほぼ変わらなかったが、枠内シュートの差が勝負を分けてしまった。MFの喜山康平も「チャンスをモノに出来ず、実力が足りなかったという事」と反省を口にした。前線からプレッシャーを掛ける堅守速攻。全員がハードワークを厭わないチームスタイルは昨季から健在だが、決定力不足は大きな問題と言えるだろう。ここまでチームトップの7ゴールを挙げるエース船山貴之を生かせる1トップに、反町康治監督が誰をチョイスするのかにも注目したい。
先取点を奪ったら、負けなし(3勝3分)の北九州と高い勝率(8勝1分2敗)の松本。前半リードしたまま終わった場合は、さらに勝率が跳ね上がる両チームの戦い。中位と下位と順位は違えど、現状を打破したい両チームの戦いは、先取点の重みがより大きく勝敗を分ける。
以上
2013.07.26 Reported by 坂本真
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第26節 北九州 vs 松本】プレビュー:堅守速攻スタイルの両チームの戦い。固い守備から、先手必勝でゴールを奪え!(13.07.26)















