折り返しの初戦は、開幕戦と同カード。新潟はアウェイでC大阪に0-1で敗れている。ホームで雪辱を果たすことで、上昇のきっかけをつかみたい。
その軸になるのがボランチのレオ・シルバだ。「セレッソはクオリティーの高いチーム」と敬意を表する。一方で、「我々のクオリティーを出せば、相手にいいいプレーをさせることはない」。第17節湘南戦で右ひざを痛めて途中交代した。全体練習に合流したのは27日からだが、ボールフィーリングはあっという間に取り戻した。自らのコンディションが上がっていることも、自信を裏付ける1つだ。
開幕戦で惜敗、ヤマザキナビスコカップ予選では2-1で競り勝った相手。今季初来日のレオ・シルバにとっては、公式戦で初対戦したのがC大阪でもある。それだけに記憶に残っているが、研究は怠らない。相手の前節のDVDを自宅に持ち帰り、見直した。「攻撃を自由にさせず、ボールを奪ってから自分たちのストロングを出す」。マンマークに集中し、攻守の切り替えから裏を突く。中断期間に徹底してきたプレーで勝負することを確認した。
開幕から不動の司令塔として、新潟の攻守を仕切ってきた。「以前は狭いスペースでも自分で仕掛けていたが、今は早い判断でボールを散らしている」。柳下正明監督はゲームメークの的確さを評価する。
中盤から前線に持ち上がるプレーは特長の1つ。ただ、それに頼り切りではない。周囲の味方との精度の高さには自信がある。「どのタイミングで出せばいいか、前線の選手たちとのコンビネーションは良くなっている」。普段の練習からチームメートの名前を連呼し、指示を出す。メニューの合間には個別に話し合って、意思統一をする。日頃から丁寧に行っているコミュニケーションの成果もあり、裏を狙い、そしてサイドを動かすパスに周囲のチームメートも俊敏に反応するようになった。
「開幕時とは違い、うちは勝利を重なられるようになった。チームが1つになっている」。その好感触を後半のリスタートで、形にする。
C大阪は、今、最も乗っている柿谷曜一朗が、新潟戦での3連続ゴールを狙う。開幕戦では決勝点を挙げた。東アジアカップの韓国戦での先制点のように、ロングパスに反応してゴール前の1対1をものにした。敗れたナビスコカップ予選でも先制点を奪っている。
新潟の守備はマンツーマン。しつこさはあるが、交わしてしまえば得点機は一気に拡大する。海外からの移動を含めた中2日の強行日程だが、それを感じさせないメンタルの充実感があるはず。
柿谷だけではない。東アジアカップのMVPの山口螢、扇原貴宏と国際大会を制した勢いを持つ選手たちが、そのまま主軸になる。スピーディーで流動性のある攻撃で新潟の守備を崩しにかかる。
新潟は今季初の連勝をホームで狙う。それが上昇ムードに直結する。5位まで順位を上げてきたC大阪も、ここでいい流れを切るようなことはしたくない。後半戦の初戦は、どちらにとっても今後につながる意味を持つ一戦になる。
以上
2013.07.30 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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