3連勝がかかる新潟は、次の得点がクラブのJ1通算400ゴールでもある。MF田中亜土夢がそのゲットに名乗りを挙げた。地元出身で新潟一筋8年目のチームの顔が、メモリアルゴールで3連勝に導く。
清水はここ2試合引き分けが続く。新戦力としてKリーグ水原三星からラドンチッチが加入するなど、体勢を整えつつある中、前回対戦で敗れた新潟に借りを返して上昇ムードを作りたい。
遠慮も迷いもない。「当然狙っていきます。僕が決めます」。田中亜土夢は堂々と通算400ゴールのゲットに意欲を示した。
思いはシンプルだ。「こういう得点は、やはり地元出身の選手が決めないと。クラブの歴史に名前を残したいです」。新潟の歴史の1ページに、新潟出身の自分が名を連ねる。そのモチベーションの高さは当然、ゴールを積極的に狙いにいく姿勢を強める。
酷暑が続く中でも、コンディションは維持している。前節C大阪戦。後半になっても、運動量は衰えず、相手守備に脅威を与えた。実際、「走れている、と実感している。後半になると相手の動きが落ちてくるので、そこがチャンス」。ここまで全試合スタメン出場で、出場時間1602分はチーム最長。左サイドハーフとして、攻守に足を止めないプレーを見せ続ける。清水戦でも、そこを前面に出していく。
プレーの精度にも手応えを感じている。6月の中断期間が明け、重視しているのが前を向いたプレー。ゴールに向かいやすい体勢でボールを受ける。味方を使って前に出る。成果は第14節柏戦での今季初得点、そして韓国代表の左サイドバック金珍洙との絶妙なコンビネーションになって表れている。
新外国人選手のMFホージェル ガウーショの加入が内定した。ポジションは田中亜とかぶる攻撃的な中盤。ポジション争いは実力アップを促す刺激と受け止める。「まずゴールに絡むことを重視してプレーする」。その後に、歴史に名を刻む瞬間と3連勝が付いてくる確信がある。
清水は主砲バレーが抜けて迎えた前節F東京戦はスコアレスドロー。バレー不在に加え、杉山浩太と吉田豊が出場停止と、急ごしらえの布陣の中での結果だった。
そんな中でも2年半ぶりに清水に復帰した本田拓也が先発出場で存在感を示し、今節は新加入のラドンチッチがコンディション次第では出場もある。伊藤翔、六平光成らを軸にしたポゼッションは安定している。杉山、吉田が戻ってくれば、攻守の精度は高まる。
新潟には前回のホーム戦で1-2で敗れた。その雪辱がかかる。相手は引いて守るのではなく、前からボールを奪いに来るスタイル。プレスを外しながらリズムを作れば、得点機は生まれやすい。
勢いを付けたい新潟と、波に乗るきっかけつかみたい清水。かみ合った戦いの中、ワンチャンスをものにできるかがカギになる。
以上
2013.08.02 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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