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【J1:第19節 柏 vs 鳥栖】プレビュー:後半戦の反攻を目論む両者。前節の勝利で手応えを掴んだ鳥栖に対し、柏は直近2戦の課題を克服できるか。(13.08.03)

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失点35の柏と失点42の鳥栖。両チームとも、前線には先日の東アジアカップで優勝した日本代表FWが君臨し、豊田陽平は13ゴールで目下得点ランキング1位タイ、その豊田の背中を3ゴール差で工藤壮人が追う。

失点数リーグワースト1位と2位の対戦。得点ランキングの上位に名を連ねる日本代表FWの存在…。だからと言って、真夏の打ち上げ花火のようにゴールが飛び交う展開になるという予想が成り立つわけではない。確かに、この試合で工藤と豊田が揃ってゴールを挙げ派手な撃ち合いになれば、いくら10位と14位の対戦とはいえ、夜のスポーツニュースや翌日の紙面を賑わす絶好のネタにはなるだろう。だが、もともと守備力には定評のある両者なだけに、“リーグワースト”というありがたくないレッテルを張られた守備を立て直し、勝点3を手にすること。そして後半戦への反攻につなげることこそ、重要なタスクとなるはずである。

そういう意味では、鳥栖は大分戦での白星によって後半戦のスタートを良い形で切ることができた。2失点を喫したセットプレーに関しては改善の余地があるにしても、新加入のニルソンと菊地直哉が早速スタメンで出場し、2人の出来を「秀でていた」と尹晶煥監督が称賛した通り、彼らは早くも水準以上の活躍を見せた。
また、縦へ速い攻撃、サイドからのクロスや揺さぶりなど、鳥栖らしいダイナミックな面もふんだんに見られ、今の鳥栖には苦しんだ前半戦からの脱却ムードが感じられる。

昨シーズンの柏と鳥栖の対戦は、2試合とも立ち上がりから柏がボールを支配し、数多くのチャンスを作りながら好機を逸し続けた。対する鳥栖は確実にチャンスを仕留め、結局は1敗1分と柏の負け越し。特にベアスタでのゲームを、工藤は「不本意な負け方だった。昨シーズンのワーストマッチ」と振り返っている。今シーズン第7節ベアスタでの対戦こそ3−0で勝利できたが、それでも鳥栖の球際の激しさに苦しんだという印象が強い。

まず、柏が鳥栖を上回るためには、大分戦でも効いていた高橋義希、ニルソンのダブルボランチ、読み・判断に長け最終ラインからゲームをコントロールできる菊地、この3選手に仕事をさせないことが絶対条件にある。
前線の選手に「前へ前へ」という意識が強く、しかも運動量が少ないうえに動き方にも工夫がなければ、ボランチとの距離が開く一方。それでは効果的な攻撃を仕掛けられないばかりか、守備陣が弾き返してもボールが転がり落ちるゾーンには選手がいない。すなわち、セカンドボールの争いで後手に回ってしまう。前節の横浜FM戦で押し込まれた原因であるその悪癖を再び曝せば、高橋、ニルソン、菊地の3人にセカンドボールを支配され、鳥栖の術中にハマる可能性が高まる。選手同士の距離間は、有機的な攻撃を仕掛けるためにも、コンパクトな陣形でセカンドボールを拾うためにも、攻守両面において鍵を握りそうだ。

ただ、仮にポゼッションでは上回ったとしても「ポゼッション=勝利」にはならないことは、過去の鳥栖との対戦成績を見ても明らか。しかも柏は前々節の清水戦で、試合のほとんどの時間帯で相手を圧倒しながら、たった2本のカウンターとイージーなクロスボールから2失点を許している。その点はおそらく鳥栖もスカウティング済みだろうし、柏攻略の狙い目として突いてくる部分だと予想できる。攻勢時こそリスクマネジメントの意識を高く持ち、ゴール前でのマーキングは徹底したい。

8月1週目、夏休み真っ只中のゲーム。日立台では東アジアカップ優勝メンバー、工藤、鈴木大輔、豊田が見られるばかりでなく、レアンドロ ドミンゲスの妙技、ジョルジ ワグネルのフリーキック、クレオのモデル並みの風貌など、激戦必至の試合展開を含めて見どころは満載。来場者を満足させることは間違いない。

以上

2013.08.02 Reported by 鈴木潤
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