木曜日の練習後、ランニングするまでに状態が回復したパウリーニョ選手が、「マサ」と大和田真史選手に声を掛け、キャプテンと副キャプテンの青空ミーティングが執り行われました。その内容に関して大和田選手は、「話せる範囲で」こう明かしてくれました。
「やっぱり、パウリはチームのことをよく考えてくれている。キャプテンですからね。ミーティングの時にも、『俺は外からしか見ていないし、中に入っていないからあまり強く言えないけど』と言うけど、パウリの発言に対して『外から見ているだけなのになんだよ!』と言う選手は、うちにはいない。だから、「言いたいことは言った方がいいし、言いづらければ俺を通して言ってくれれば、俺が言うから」と伝えました。チームが苦しい時は、パウリが一番苦しいと思うし、実際苦しいと感じていると思う。誰よりも責任感が強いですからね。ですから、『頑張って行こうよ』と確認しあいました。パウリが戻ってくるまでに一つでも上の順位にいること、昇格に食い込む位置にいることがベスト。それがパウリの(怪我の回復を促進させる)刺激にもなるはずですから」
松田浩監督はたとえ怪我をしていても、チームのために何かできることがあるはずだと選手に伝えています。キャプテンとしてピッチに立つことが最大の貢献になりますが、負傷離脱している現状ではそれが叶いません。ならば、少しでも状態が上向くように、チームメイトに気が付いたことを伝えよう。そうパウリーニョ選手は思い立って、行動に移したのでした。そんな闘将の思いを受け止めた大和田選手は、こんなことを考えたそうです。
「チームが負けている時に、同じようにパウリは悔しがっているはず。それは見習うべき部分だと思う。そういうことがチーム全体でできるようになれば、チームは強くなると思います。試合に出ていない選手が、出ている選手と同じテンションでいるのは難しいけど、チーム全体で試合に向けて準備して、雰囲気を作れれば勝った時に喜べるはず。そういうチームは間違いなくいいチームになるし、強いチームにもなれると思っています。そのためには、一つになる必要がある。味方のミスは俺がカバーする。あいつがカバーしてくれたから、前線の選手は俺が点を取ると。そういう気持ちを前面に出して、90分続ければ結果は出ると思っています」
7戦未勝利と結果が出ない、苦しい状況だからこそ団結力が、一枚岩になることが求められるのではないでしょうか。今節、個で勝る2位・神戸を相手に、栃木は一丸となって立ち向かい、持ち前の組織力で勝機を引き寄せます。
以上
2013.08.02 Reported by 大塚秀毅















