勝点25で18位の鳥取が、同27で16位の熊本をホームに迎える。下位脱出への目安の一つは勝点30台で(15位の横浜FCが勝点31)、そこを目指す上では、お互いに負けられない一戦だ。
鳥取はシーズンが後半戦に入った7月、アウェイでの22節で山形を下して(○3―2)好スタートを切った後、東京V(△1―1)、横浜FC(△0―0)、水戸(△2―2)に3試合連続の引き分け。勢いに乗り切れないうちに前節、アウェイで札幌に0―3で敗れて5試合ぶりの黒星を喫した。今節からのホーム2連戦は、熊本と、勝点24で19位の富山との対戦。小村徳男監督が「大事なのは結果、それだけ」と語るように、2連勝を目指す大事な戦いとなる。
熊本は23節終了後に吉田靖前監督が退任し、池谷友良監督代行が就任した後の最近3試合は1勝2分。25節ではアウェイで栃木を下して9試合ぶりの勝利を挙げるなど、少しずつ調子が上向いている。鳥取とは今季、ホームでの開幕戦で対戦し、後半に先制しながらも1―2で逆転負けを喫しており、さらに勢いを増すべく、借りを返したい戦いと言える。
カギを握るのは、お互いにベストメンバーを組めない攻撃陣の出来だろう。鳥取はチーム2位の6得点を挙げている久保裕一が、警告累積で出場停止。普段は前線でのポストワーク、素早い切り替えからの守備などで貢献しており、欠場の影響を最小限に食い止められるかが問われる。熊本もチーム最多タイの5得点を挙げている齊藤和樹が、同様に警告累積で出場停止。こちらも前線での守備などで重要な存在で、代わって出場する選手の奮起が求められる。
両サイドの攻防も、勝敗を分けるポイントの一つとなりそうだ。前節は両チームとも3―4―3(3―4―1―2)で戦っており、同じ布陣で臨んだ場合、両アウトサイドのマッチアップで、どちらがより多く背後を突き、チャンスを作れるか。今季多くのアシストで得点に絡んでいる鳥取の右サイド、尾崎瑛一郎と、前々節で栃木を下す貴重な決勝点を挙げた熊本の左サイド、片山奨典の争いは、特に注目される。
当日の予想最高気温は34度で、試合開始の18時半は日没前でもあるだけに、この時期特有の、かなり蒸し暑い中での戦いとなることが考えられる。厳しい条件の下、最後まで運動量を維持できるか、そのために無用のミスを減らせるかは、他の試合と同様に、ここでも大きなポイント。もちろん先制点は重要だが、その後の2点目、3点目で勝負を決められるかどうかも、運動量の維持に直結する、重要な要素の一つとなるだろう。
以上
2013.08.03 Reported by 石倉利英
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