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【J2日記】富山:若武者の台頭で巻き返しへ(13.08.08)

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J初得点を挙げた三根和起選手(中央)に駆け寄る富山の選手たち

試合後にピッチに倒れ込んでガッツポーズを見せた舘野俊祐選手

北陸の梅雨が明けた翌日の前節(第27節)・札幌戦で10試合ぶりの勝利をつかんだ。トンネルを抜けた爽快感に加えて、サポーターの喜びを倍増させたのが20歳コンビの活躍だ。FW三根和起選手がJ初得点を挙げ、地元出身のDF舘野俊祐選手がJ初出場を果たした。この試合に向けて舘野選手は「僕と和起で『チームの起爆剤になろう』と話しているんですよ」と語っていたが、言葉通りの結果が待っていた。

「DFであっても常に得点を狙っている。それが自分なりのこだわり。ミドルシュートやヘディングが強いといった持ち味はまだサポーターのみなさんにも知られていないと思う。アピールしていきたい」と舘野選手。後半34分に途中出場すると、ドリブルで仕掛けてミドルシュートを放ち相手ゴールを脅かした。これで得たCKをきっかけに押し込み、三根選手の初ゴールが生まれた。
終了の笛を聞き、仰向けにピッチに倒れ込んで両手でガッツポーズ。「初出場を地元で迎えられたことがうれしい」と話した。

後半41分、左CKに走り込んで豪快にヘディングで決めた三根選手。仲間にもみくちゃにされて祝福された後、1人ベンチへ走って安間貴義監督と抱き合った。「練習してきたヘディングで決めることができて3倍ぐらいうれしい」とヒーローインタビューで語った。
三根選手は190cmの長身ながらヘディングは苦手だったという。京都U−18、京都時代ともにチームのプレースタイルもあって足下の技術を磨くことに力を入れてきた。周囲からも高さを期待されることはなかったそうだ。しかし、今季から富山に期限付き移籍し、長身を生かしたプレーを求められるようになり、ヘディングの練習が日課になった。安間監督は「ヘディングを磨けばプロの世界で通用する武器になる」と助言し、練習試合の映像を一緒に見ながらクロスへの走り込み方などを指導した。
第20節・横浜FC戦でJ初先発してからは「ヘディングでは負けたくないという気持ちが強まった」と言う。再び出場機会をつかんでゴールを記録した。

若武者の活躍がチームに与えたインパクトは小さくないだろう。勢いに乗って第28節・鳥取戦で今季初の連勝、J2通算50勝目を目指す。

以上

◆J2通算50勝目なるか?!アウェイでの一戦↓
8月11日(日)J2 第28節 鳥取 vs 富山(18:30KICK OFF/とりスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード

2013.08.08 Reported by 赤壁逸朗
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