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【J1:第21節 広島 vs 名古屋】プレビュー:再開後の最多勝点同士の激突。チャンスを得た選手たちの情熱がスパークする(13.08.16)

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8月17日(土)J1 第21節 広島 vs 名古屋(19:00KICK OFF/Eスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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6勝1敗、勝点18。
これは、広島と名古屋がJ再開後の7試合で記録した数字である。この勝点数はもちろん、リーグトップ(続くのが仙台・横浜FM・新潟の4勝2分1敗・勝点14)。得失点差も+7で並び、総得点の差(名古屋16、広島14)で名古屋が再開後の戦績で首位に立っている。
トータルでは広島が名古屋に勝点12の差をつけているわけだが、それは名古屋の中断前の戦績が悪過ぎたため。特に7節以降には1分6敗と7試合連続勝利なしという信じ難い惨状を見せてしまった。
しかし中断期の調整がうまくはまり、ケネディや玉田圭司など主力が本来の調子を取り戻すと、名古屋らしい勝負強さが炸裂。前節の浦和戦ではシュート5本で2得点を叩き込み、磐田戦でもシュート7本で3得点という効率の良さ。再開後の7試合全てで先制し、同点に追いつかれても、押し込まれても慌てない。強者らしい落ち着きが、今の名古屋にはある。

「今の名古屋が、本来の姿」
佐藤寿人も水本裕貴も共に口を揃えるように、名古屋はやはり強い。「堅守からの速攻や、セットプレーからの得点など、持ち味を出している。特に2列目からの飛び出しが効果的ですね」と、水本は相手の攻撃力に警戒心を強める。
ただ、名古屋にとっての不安材料は、大砲・ケネディと中盤のバランサーである中村直志の出場停止での不在。特にケネディは再開後の7試合で5得点4アシスト、16点中9点に絡む文字どおりの大黒柱の不在は、確かに大きな影響をチームに及ぼすだろう。ただ、だからといって、名古屋の攻撃力が激減するとは考えられない。森保一監督は「どうしても高さに眼が行きがちだが、中盤の選手が起点となり、流動性を持って守備の背後をついてくるのが、今の名古屋の武器」と指摘。水本も「永井(謙佑)選手や矢野(貴章)さんもいるし、闘莉王さんもあがってくる」と彼らの豊富な人材に警戒を隠さない。

一方の広島では、チームの知性を司る「ドクトル」森崎和幸の不在が、重くのしかかる。昨年以降の公式戦で、森崎和不在時は4分7敗と一度も勝利がない。この数字が、背番号8の存在価値を如実に表現している。
森崎和のプレーぶりに、派手さはない。しかし、90分間のリズム構築において主導権を握り、仲間に安心を、相手に焦燥を与える絶妙のボールキープ力も持つ。精密極まりないパスには、何気なさの中にメッセージが満載、「カズさんの守備は半端ない」と西川周作が頼りにするハードかつクレバーなディフェンス能力も持つ。佐藤が「もっとも替えの利かない存在」と賞讃し、青山敏弘が「カズさんは全てがパーフェクト」と語る大黒柱の不在は、名古屋にとってのケネディと同等か、それ以上の影響が懸念される。

その森崎和を「超えたい」と強い調子で語ったのが、シーズン前の岡本知剛だ。出場機会を求めて期限付きで移籍した鳥栖の躍進に大きく貢献。見事に才能を開花させた若者は、ポジションを約束されていた鳥栖からあえて広島に戻り、広島ユースの先輩=背番号8の「高く、大きな壁」(岡本)に挑んだ。ただ、現実は厳しい。
リーグ戦では全試合にベンチ入りしたものの、出場は4試合89分のみ。彼が先発した公式戦7試合は3分4敗と未勝利。ACLの後半は若手が起用される試合が増え、チーム全体の状態もあがっていなかったことは確かだが、岡本は勝利できない責任を自ら背負いこんだ。鳥栖での実績に自信を持っているだけに、現状は胸に応えた。
ただ、今季の岡本は一度たりとも、気持ちを切らせたことがない。鳥栖の日々がメンタル面の成長に大きく寄与し、結婚が責任感を強靭にした。「試合に出られないくらいで、気持ちを切らすことはできない」というボランチは、練習で常に全力を傾注し、2部練習にも1〜2年目の若手に混じって参加。ベンチでも盛んに声を出し、ピッチの中の選手たちとともに戦う。強烈なプロ意識の発露が、試合に出ていない岡本の存在感をより一層、際立たせていた。

明日、偉大なる8番に替わってピッチに立つ可能性が高い岡本は「自分が出場することで内容と結果が伴えば、今の状況も、自分自身も大きく変えられる」と熱く意気込む。そんな彼に青山も「 (岡本とのコンビに)違和感はない。いつもどおりのサッカーができると思う」と言葉を贈る。
勝ち取ったチャンスの順番を逃したくない。強い意思が、岡本知剛の全身から発せられる。その想いは、名古屋の矢野貴章や田口泰士など、名古屋で先発が予想される選手たちも、同様だろう。欧州から戻ってきた永井謙佑にしても、移籍後に味わった悔しさを晴らすため、結果が欲しい。

明日は、Jで最も結果を出しているチーム同士の対決という「熱さ」だけでなく、出場機会を得た選手たちの情熱を受け止める戦いとなる。「暑さ」は不快かもしれない。でも、選手たちや戦いの「熱さ」は、見ている者に快感と興奮を与えてくれる。

以上

2013.08.16 Reported by 中野和也
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