お盆の最中、連日、ガンバ大阪の練習場にはたくさんのファンが足を運び、選手たちを激励してくれている。相変わらず厳しい暑さに見舞われているにも関わらず、だ。そんなファンの気持ちに応えようと、練習後には汗だくの選手たちがサインや写真撮影に応じる姿が。そんな様子をみながら、両者の思いが『勝利』によってより強い絆で結びつけばいいのにな、と願う。
さて、ガンバ大阪は前節に続き、今節もホームでの一戦。コンサドーレ札幌を万博記念競技場に迎える。
前節のアビスパ福岡戦では苦戦を強いられながらも1-0と辛勝。2位・ヴィッセル神戸や3位のジェフ千葉や4位の京都サンガが揃って敗れたことによって、それぞれとの勝点差は開いたが、それについては「全く意識していないとは言えないけど、それよりも、今は自分たちがいかに勝点を積み上げていくかが大事」だと長谷川健太監督。『勝ち続ける限りは首位の座は奪われない』というシンプルな思考のもとで、ひたすら勝点を積み上げ、自分たちのサッカーを追究することに全力を注ぐ決意だ。
「前節の福岡戦までの目標にしていた勝点60という数字は達成できたので、次は、ここからの7試合で目標に定めている勝点75という数字をクリアして、どれだけプラスアルファの勝点を稼げるかだと思っている。ケガ人もいるし、日本代表選手も厳しい試合から戻って来たばかりと戦力が整わない中で、これまで通り、一戦必勝を目標にその目標に近づいていきたいと思っている。敵は相手ではなく自分たち。自分たちがいかに自分たちのサッカーを追究しつつ、数字を伸ばせるかを考えたい(長谷川健太監督)」
その言葉にもあるように、連戦を前にチーム状況は厳しい。周知の通り、日本代表のMF遠藤保仁、DF今野泰幸は14日のウルグアイ戦をフル出場で戦った疲労が気になるところだし、15日の練習では途中加入以降、3戦4発と気を吐くFWロチャも太ももにやや違和感を訴えたため別メニューとなっている。MFパウリーニョも一時は復帰したものの、またしてもケガが再発し別メニューに。ケガで離脱中だったFW佐藤晃大やMF阿部浩之は今週から練習に合流しベンチ入りの可能性は高まっているとはいえ、先発復帰はまだ難しい状況にあるだろう。
だが、これまでも例えば6月に日本代表を欠いた戦いを強いられた時期もあった中で、チームの総合力、底上げを図りながら、メンバーに左右されない、安定した戦いができるチーム作りを目指して来たことを思えば不安はない。現に主力選手の離脱を『チャンス』と捉えた若手選手の勢いも感じられる。これまで同様『ガンバ大阪のサッカー』をピッチに立った選手が共有することを意識しながら勝利を目指すことだろう。
対する札幌は、一時は中位にずっと留まっていた印象だが、ここ最近は少しずつ順位を上げており、現在は勝点41で8位に。前節の横浜FC戦も守備の要、DFチョ ソンジンを出場停止で欠く中で2−0と完勝。勝敗数も13勝2分13敗と五分に戻した。中でも夏に獲得し、試合を重ねるごとにフィットをみせていた197センチの長身ストライカー、FWフェホが移籍後初ゴールを挙げたことはチームを勢いづける要素になっている。また彼を起点に、その周囲ではMF三上陽輔MF内村圭宏といった2列目を預かる選手たちが効果的な裏への仕掛けや動きをみせており、徐々にコンビネーションも高まっているようだ。より明確に『プレイオフ圏』をとらえるためにも、前節に続く『連勝』を狙って万博に乗り込んでくることだろう。
ただ、気になるのは『暑さ』への対応だ。大阪の『暑さ』が札幌の選手たちのパフォーマンスに与える影響は少なからずあるはず。それをいかに乗り越えるかも、首位、G大阪から勝点を手にするための要因の1つになってくることだろう。
以上
2013.08.17 Reported by 高村美砂
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