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【J1:第21節 F東京 vs 横浜FM】ランコポポヴィッチ監督(F東京)記者会見コメント(13.08.17)

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●ランコポポヴィッチ監督(F東京):

「うちにとっては痛い敗戦だった。試合を振り返ってみると、決めるべきところを決めた相手と、主導権を握った後半に決めきれなかったところで結果が分かれた。試合前から相手の能力の高さは理解していました。うちの選手にはタイトに寄せて前を向かせず、スペースを与えず、考える時間を与えさせないことを意識させたんですが。集中力が欠けた場面もあったし、相手に隙を与えてスペースと自由を与えてしまうと、力のある選手が多いので決められてしまう。後半は主導権を握っていい形からチャンスもつくれて試合をひっくり返せる可能性もあった。そこで決めきっていれば、結果は違っていた。狙い通り、プラン通り、相手のサイドを使って数的優位をつくって相 手の背後をついていくことが流動的に何度もできていた。そこから崩して大きな決定機もつくったが、最後のところで決断力、ゴールへ向かう勇気が足りなかった。ラストパスやフィニッシュの精度に欠けた。個人的な反省点になってしまうが、綺麗に崩せてゴールの確率も高いシチュエーションでしたが、そこを何本も合わなかったり、決めきることができなかった。マリノスはリーグトップクラスの経験を持ったチーム。スローインやファール、セットプレーも点差を考えてリードしているときはしっかりと時間を使っていた。強かなチームですし、自分たちが見習わなければいけないところを持っているチームだと思います。経験を積んでいけば、誰からもリスペクトされる選手になれるはずです」

Q:勇気と決断力と仰いましたが、それは日本人選手に言えることなのでしょうか?外国人選手との違いは?

「日本人がそれを持っていないというわけではないが、そういう教育をされていないのだと思います。トライせずに、とにかくミスをしないように、間違いを犯さないようにという割合の方が多い。千真は私が知る限りは日本人です。ただ、彼らはミスをしながらも、リーグ得点王争いのトップに立っている。そういった中で彼が得点を決め続けているからといって彼頼みになってはいけない。彼が決められないなら、2列目のルーコン、(東)ケイゴ、アーリアだったり、時には徳永だったり、チャンスに入った選手が決めきるんだと思わなければいけない」

Q:両チームの守備に差があったと思いますか?

「相手は、うちの攻撃をやらせないようにしていた。うちのコンビネーションがしっかりと防げたと思いますか?そこで崩して決めるか、決めないかの差だったと思います。後半唯一犯したミスが失点につながった。森重がミスした後に、カウンターで中村俊輔のところにボールが入った時に対応した加賀が俊輔が振り向く時間とスペースを与えてしまった。彼に対してタイトに寄せて前を向かせないということができていれば、また違ったプレーになったかもしれない」

Q:パスレシーバーを抑え切れていなかったのでは?

「そこの部分に関してはうちができていなかったと思う。たとえば自分もスペースと時間を与えてもらえれば、危険な選手だと自負しているが、それが中村俊輔であったらどれくらい危ないかは分かると思います。自分の記憶が正しければ、その一本しか決定的なチャンスをつくらせなかった。前半に関してはマルキーニョスが打ったシュートと、兵藤が決めたシュート。そして、後半は1本。試合を通して3本の決定機をつくられて2本を決められたと思っています。こういう相手に3つ決定機をつくってしまうと、こういう結果になる。ただ、忘れていけないのはうちも決定機をつくりながら決めきれなかった。それを決めれば、違った結果になった。ゴール前の冷静さがいつもよりも欠けていた。最後の精度も 欠けていたと思います」

Q:高橋選手が前半だけで交代になったのは戦術的な交代ですか?

「リードされた状態だったので、フレッシュでスピードのある選手が必要だった。高橋ヒデ(秀人)も含め、代表から帰ってきた選手が帰ってきてすぐにいいパフォーマンスを出せないということは今年初めてじゃない。今日に関しては、あそこで変える判断になりました。ただ、代わりに入った選手は彼の穴を埋めていいプレーをしてくれましたし、私たちの目指している戦い方に変化はなかったと思います」

以上
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