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【J2:第31節 東京V vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.08.25)

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●反町康治監督(松本):
「まあ判定にもつれこんだら、3本とも緑の旗が立つでしょうね。我々はいつもそういう試合をやっていますけど(苦笑)。ある意味こういうのに慣れてきている。締めるところは締めて、泳がすところは泳がすところが選手の中でも生まれ始めてきていると思うんですよね。もちろんパーフェクトに出来れば良いんですが、やっぱりボールの失い方も良くないですしね。今日は『高原が欲しいな』とかずっと思いながら試合を見ていました(笑)。
そうは言っても、3連戦の最後の45分はなかなか見ごたえのある、気持ちの強さと走力とちょっとした運が傾いたゲームかなと思っています。本当に良くやったと思います。サポーターの皆さんも良くやったと思うでしょうし、普通は3連戦の最後のゲームだったら、選手を途中で早めに替えようかなと思うんですが、今日は誰も足を止めることなくやっていたので、ある意味リスペクトを含めて結構長い時間やらせたような感じがありましたね」

Q:新加入の岩上祐三が2得点に絡んだが?
「新聞紙上には名前しか出ないので、結果至上の考え方からすればそうなんでしょうけど、別に彼が特別なプレーをしたわけじゃなくて、周りが上手くアシストしたとか、そういう支えがあるから。ただ、彼(岩上)の良さが随所に出たと思いますね。実はこの3連戦、全て中盤の並びを変えているんですけど、それでもしっかり順応してやれたというところが勝利に繋がっていると思いますね」

Q:今夏の補強についてはどうでしょうか?
「他に外国人選手(フェリペ・アウベス)や阿部(巧)も加わって、より充実した9月にするという意味では彼らが入ったことで競争して、チームとしてのクオリティを上げていきたいと思っています。昨季はなかなかそういう意味では上手くいかなかったところもあるので、今季はその反省を元に少し上積みされた部分もあるんじゃないかなと思いますね」

Q:この3連勝が、今後のリーグ戦はどう影響するか?
「この3連戦をしっかり戦って勝ち抜くことが出来たというところは、これから天皇杯を除けばミッドウィークの試合がないので、週に1試合ということで良い状態を作りたい。それに向けて心身ともに自信になったことは間違いないですよね。ここまでは2連勝で終わっているので、『我々は未知なる領域に挑まなければいけない』とミーティングでも話しました。そのためには心身ともにやりきるというところは強調して言ったんですよね。見てもらっても大人と子供の違いがあるかも知れませんが、それでも何とか歯を食いしばってやっている姿をやはりサポーターも応援してくれていると思うし、我々もサポートしたいと思っている。歯を食いしばった結果がこういう風についてきていると思います。
(Q:未知なる領域とはプレーオフ圏内のこと?)
いえ、3連勝というのは今季初めてですから、そういうことですよ。そんなプレーオフなんてことは言わないでいいのよ(苦笑)」

Q:総力戦での3連戦だったが大きな選手の変更がなかったのは、選手間に差が出てきたからでしょうか?
「いや、差は出ていないと思います。ミッドウィークにチャンピオンリーグをやった訳ではないので、メンバーを大きく代えればいいという問題ではないんですよ。選手の状態を見てもちろん決めていますよ。中2日ではなく中3日あったし、松本は雨が降ったことでトレーニングもインドアでほとんど体を動かす程度だったことも奏功したかも知れませんね。今日もあんなに走らされたのに、皆全然顎が上がらないですよ」

Q:今日の後半は、東京Vの両サイドの裏が狙いどころだったのでは?
「あんまり色々なことを言うと失礼にあたるんですが、以前から東京Vも変わってきていて、4(守備)と6(攻撃)で分断しているんですよね。そこの部分を我々が上手く埋めるディフェンスをしないといけない。そこを意識してやったその結果が、ズルッと引くのではなく逆に行ってユベントスのように3バックの横ズレをして、ということを後半も出来たということですよね。両サイドに対しても行けるようになったし、向こうの3バックがかなりワイドに開いているので、それは承知の上で塩沢には『大変だけど』という話をしたんですけど、それも試合をやっていくうちに徐々に我々が慣れてきたんですよ。ハーフタイムに選手同士も言い合って、『ズルズル引く必要はないな』と。ちょっと我々の右サイド、向こうの左サイドが人数過多になっているので、最悪外は捨てていい、と。3対2になった場合は捨てていいという話はして、そこをズルズル行った方が問題なので、早く蓋をしようと。少し飯尾一慶が嫌な位置に入ってきて、(岩沼)俊介がもう動けなかったので、そこは小松を入れて対応したということですね。別に強調して言っているわけじゃなくて、もともとやっているチーム戦術をよく理解して、最終ライン含めて良く対応したということになるかと思いますね」

Q:群馬戦から試合内容は良くなっているが、どのような修正を?
「そうは言っても、あのPKが入っていれば敗戦の弁を述べていると思うので何とも言えないんですけど、最後まで粘り強くやるという姿勢は他のクラブよりはあると思いますよ。だって我々のゴールを見ても『あれ、こんなのでチャンス作れちゃうの?』とか『3人しかペナルティエリアに入っていないのにな』そういう場面とかありましたよね。失礼な言い方になるかも知れませんが、我々にはそういうことはないですから。やっぱりシュートを打たれた時に3人くらいスライディングしているという漫画的なサッカーという言い方になりますけど、それくらい最後のところをやらなければ、我々はまだJ2に入って2年目なので勝ち抜いていけないですよ。そこはトレーニングもやっていますし、ある意味3連戦の最後でも出来たということは、得点によるモチベーションもありますが良くやったと思いますよ。
(Q:群馬戦の後、精神面の働きかけをしたということ?)
選手も皆やっぱり反省していますしね。やられた形も全部話しているのでどう対処するかですね。でも今日は最初のCKとかも何本もやられていましたけどね。群馬戦と同じような形ですよ。入ったか入らなかっただけです。
(Q:この状態のまま行けば勝点を積み重ねられる見通しもあるのでは?)
そんな見通し、あるはずないですよ(苦笑)。9月はG大阪戦がありますから、5点くらい取られますよ。あ、7点か。期待していてください(苦笑)」

以上
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