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【J2:第31節 群馬 vs 愛媛】レポート:群馬が世界基準の2ゴールで愛媛迎撃に成功!8月無敗でランクアップ!ペナ内のプレーに課題を残した愛媛は痛恨の2連敗。(13.08.26)

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群馬がスペクタクルな2ゴールで愛媛を迎撃した。下位直接対決で価値ある勝点3を奪った群馬は勝点を31へと伸ばして18位とランクアップ。愛媛を残留争いに引きずり込んだ。8月の5試合3勝2分、最近6戦負けなしとなった群馬の勢いは本物。残留争いの正念場としていた8月を無敗で乗り切ったチームにはいま、確固たる自信が芽生えている。

群馬、愛媛ともに3−4−3のシステム。群馬は出場停止明けのファンソンスがゲームに復帰、加藤弘堅とともにダブルボランチを組む。ターンオーバー制を敷いたシャドーは永田亮太と横山翔平がピッチに戻った。一方の愛媛はシャドーの河原和寿に代えて東浩史、中盤には吉村圭司を起用し連敗阻止を狙う。生き残りをかけた下位直接対決は前半から互いの意地がぶつかり合う展開となった。

序盤のリズムをつかんだのは愛媛だった。重松健太郎、加藤大、東浩史の前線3枚の動き捕まえられない群馬は守備が不安定となっていく。だが嫌な雰囲気を電光石火のサイドアタックが吹き飛ばす。右サイドを上がった保崎淳が左に切り替えてファーへクロスを送る。それをヘッドで合わせたのは横山だった。「スカウティングでファーのマークがズレるという情報があったので相手の死角から飛び込んでいった」という横山のホーム初ゴールで群馬が先制に成功する。

群馬は守備陣の決死のカバーリングがチームに勇気を与えた。3バックとボランチの間のスペースを愛媛の3トップに使われて押し込まれる時間が長かった。だがペナルティエリアではクォンハンジン、有薗真吾、小柳達司の3人が体を張り、相手に自由を与えなかった。「DF陣が頑張ってくれていたので耐えることができた」(GK北一真)。群馬は愛媛の攻撃をデフェンシブサードでブロック、カウンターから追加点を狙った。

待望の追加点はエース平繁龍一の左足から生まれた。82分、ゴール正面約25メートルの位置で浮き球を胸トラップしたストライカーは、宙に浮いたボールを左足でとらえてドライブシュートを見舞っていく。強烈なインパクトから放たれたショットはGKの頭上を越えてゴールへと突き刺さる。「距離はあったが思い切り打っていった」(平繁)。秋葉監督が「ワールドクラス」と絶賛した衝撃ゴールで群馬がリードを2点へと拡げる。

愛媛はゲームと通じて中盤を支配する時間が長かったが、群馬のカウンター2発に沈んだ。このゲームで放ったシュートは前後半で計20本だったが、得点は試合終了間際に混戦から浦田拓也が決めた1点のみ。石丸監督が「ボールは動かしたがゴールを奪う選手がいなかった」と話したようにペナルティエリアでの迫力を欠いた。痛恨の連敗となった愛媛だが次節のホーム富山戦、次々節アウェイ鳥取戦が正念場となる。

残留争いのライバルを下して18位に浮上した群馬。8月を無敗で乗り切ったことは大きな収穫だが9月以降も修羅場は続く。信念を貫きチームを闘う集団へと進化させた秋葉監督は「クラブ、地域、スポンサー、スタッフ、そしてサポーターの支えがあって今のチームがあることを忘れてはいけない。残り11試合、現状に満足せずさらに上を目指す」とシーズン終盤への意気込みを語った。群馬にとって残り試合は、シーズン序盤で味わった屈辱を晴らすための時間。もう下は見ない。群馬は今季流した涙が無駄ではなかったことをここからの結果で証明する。

以上

2013.08.26 Reported by 伊藤寿学
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