17位・北九州と勝点3差の18位・富山がぶつかる。ともに残留争いから抜け出すために勝利がほしい。
両チームは3月3日の開幕戦で対戦し、富山が2−1で制した。6カ月ぶりの再戦では当時からの成長度が問われる。北九州は後半戦に入って調子を上げ、最近6試合で4勝2敗と勝点を伸ばしている。8日の天皇杯2回戦でも2−0で鳥取に快勝した。自信をもって今回の雪辱戦に臨むことだろう。
一方の富山は負傷者の増加によって厳しい状況に置かれている。DF陣が手薄になったため、前節・愛媛戦では特別指定選手の内田錬平(金沢星稜大)を登録直後に先発で起用。7日の天皇杯・山形戦は大会規定で内田が出場できないため今季初めて4バックで戦った。
愛媛戦では11試合ぶりの無失点で引き分けて連敗を3で止め、天皇杯もPK戦の末に敗れはしたが粘り強く守った。しかし、今節も苦しい台所事情に変化はない。現状の戦力でいかに踏ん張れるかにかかってくる。成熟しつつある北九州に対し、若手ら選手層の底上げという点からチームの成長を示したい。
北九州は再試合の第31節・熊本戦を2−1で勝ち、中2日の天皇杯もものにして地力強化が顕著だ。20歳のFW渡大生が天皇杯を含む4試合連続でゴールを挙げており、池元友樹と組むツートップは強力。守備では[4−4−2]の陣形でコンパクトさ保ちながら、ボールホルダーにもきっちりと寄せてくる。富山の安間貴義監督も難敵とみており、今週は北九州対策を中心にトレーニングを進めてきた。守りではドリブルや裏への抜け出しへの対応を確認。攻撃では相手の堅固な守備ブロックを回避する、間延びさせる攻撃パターンを意識付けした。カターレらしいサイドからのスピーディーな攻めを軸に最終ラインに圧力をかけ、揺さぶりをかけるつもりだ。
安間監督は「最近の試合では勝つチャンスがあったのに自滅している。昨年も経験しているように残り10試合はぎりぎりの勝負になる。メンタル的にも厳しくなり、思うように体が動かないこともでてくる中で、個人個人がそこを乗り越えていかなければならない」と語った。富山は今節がJリーグ通算200試合目。これまでは50勝51分98敗/190得点285失点となっている。メモリアルゲームを転機とし、昨季よりも進歩した姿をこれからの試合でみせていきたい。MF國吉貴博は「昨年と同じぐらいの危機感が必要。順位の近い北九州には負けられない。局面、局面で戦う気持ちを出していきたい」と話した。正念場の戦いが幕を開ける。
以上
2013.09.14 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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