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【J2:第34節 松本 vs G大阪】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.09.22)

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●反町康治監督(松本):
「首位のチーム相手に、1人少ない時間帯が15分くらいあるなかで勝点1をもぎ取れたのは、もしかしたら最後に大きく響いてくるかもしれないですね。前半戦に勝点を取れなかった相手に後半戦も取れなかったのは1つもないわけであって、その意味では少しチームも成長しているのかなと感じています。とはいえ成長していると言っても微々たるものであって、本当は我々の持っている力を最後まで出したかったので、それが少し残念ですけど、予想どおり多くのサポーターが声を枯らして応援していただいたお陰で、こうした良いゲームが出来たのかなとは思っています。
退場者が出たので、首位だった反則ポイントが(少ない方から数えて)2位になってしまうのか非常に心配です(苦笑)」

Q:前半早い時間での白井裕人選手の負傷退場について、ゲームプランなどに影響は?
「特にないですね。フィールドプレーヤーの交代が2人になってしまったくらいですね。まあ、それは良くあることですからね。怪我で他の選手を入れたにしても同じですけど。
少し白井のパフォーマンスも正直良くなかったですね。失点の場面も自ら蹴ったキックが違うところへ飛んでしまって、そこからリズムを壊してしまった。最後もどこにいたのか分からない失点でしたからね。逆に村山(智彦)の方がエネルギッシュでしたよ」

Q:阿部巧選手の退場で、3-4-2にしたと思うが?
「まず玉林(睦実)を左にしたのは、G大阪のここ最近の傾向から言うと、藤春(廣春)がクロスを上げてロチャがヘディングする、もしくはファーの選手が入ってくるという形なので、人数が少ないので最後のところで止めないといけない。そうすると藤春を玉林の強さで対応しないといけないということですね。もうひとつは(岩上)祐三は右からも良いクロス上げるので、長沢(駿)も入れていますし、あの時間帯ですと1本か2本になるかもしれませんがそれに賭けたということですね。そのために変更したと。うちのダブルボランチがかなり最終ラインに吸収される分もあって、長沢を少し(後ろに)戻した形にして、頭を越えた場合はそこで起点にして、船山(貴之)を残した感じにしました」

Q:2得点の場面を振り返っていかがですか?
「前節も同じような形でチャンスを作っていましたし、向こうはフィールドプレーヤーで180センチ以上はロチャと丹羽(大輝)しかいないので、置いたボールの時はチャンスになるとある程度考えたうえでトレーニングはしてきました。
1本目のセットプレーは向こうがどう出てくるか予想がつかないなかで、こう来たらこうしようとたくさん用意していたんですけど、そのなかで一番良い選択をしたということですね。2得点目はキーパーのミスですが、ただ良く最後まで詰めたという言い方になるでしょうね」

Q:逆に失点の場面は?
「ヤット(遠藤保仁)を褒めるしかないでしょう。あそこでパスを出せる選手は、中村俊輔と遠藤しかいませんよ。後はうちの喜山康平(笑)。もうちょっとだな、喜山は」

Q:このドローは残り試合にどう作用するか?
「G大阪にとってはデーゲームが(夏以降)初めてだったのでリズムは大変だったと思うので、最初にもっと奇襲をかけたかったですけどね。勝点1をとれたのは大きい。そうは言っても我々は勝点3を狙ってやらないといけないんですよ。ただ強豪相手にこれだけ奮闘したのは、今までやってきたことが間違いではないと思いますし、それはこれからも突き詰めてやりたいと。次の相手(栃木)も殆ど変わらないですからね」

Q:前半に比べ、後半に得点してからは自分たちの時間を作れたように思えます。
「やはり『リズムが悪いな』という時に点を取るのがガンバさんなんですよ。J2の他チームだったら何とか誤魔化せるんですよ。やっぱり誤魔化しが効かないなとはベンチで言っていたんですけど。
ハーフタイムにも話しましたけど、特に我々の右サイド。宇佐美(貴史)が出てくる、二川(孝広)が残る、藤春が上がってくる。この三角形を我々がコントロール出来ない辺りからずれが生じたんですよね。そうなると、誰が行くのか見合ったりとか怖がったりとみんな腰が引けた状態だったですね、10〜15分間くらいは。難しいのは、3点目取られたら厳しいんですよ、ガンバの場合は。そのせめぎあいなんですよね。点を取りに行かなきゃいけないけど、ハーフタイムに言ったのは『焦るな』と。焦って行ったらバランスを崩して7点とか8点取られちゃうと。だから最低限のバランスを保ちながら、攻撃する時は攻撃すると。ディフェンスの時は前半のように遠藤に誰も行っていないなんてことがないようにセンターバックでも行っていいんだぞと。そうしたら飯田(真輝)や犬飼(智也)もハーフライン超えてまで行きましたよね。結局相手を怖がらないことが一番の策なんですよ。それはミーティングでも言ったんですけど、それはチームを後押ししたかもしれませんね」

Q:G大阪にこれだけの試合をしたことは自信になる?
「かなりディフェンスのリズムは作れたと思います。宇佐美はボールをはたいたら歩くんだなと。あと健太(長谷川監督)にも言ったんですけど、長い距離を走れる選手がいないですね。倉田(秋)がいないとね。もちろん皆上手いんですけど怖さが少し足りなくなっています。だから我々も重心を前に行けたのかなと思います。これから10月から倉田が復帰すると相手も厄介だと思いますよ」

Q:先ほど「我々の力をもっと出したかった」と話されましたが、具体的に。
「1人少なくなければ最後のところでボールホルダーを超えていく力を出したかったですよね。1人少ないと奪う位置も低くなるし、出て行く力もディフェンスに加担してしまったので出せなかったですね。最後の15分、出来れば11人でやりたかったですね。結果はどうなるか分からないですけど、最後のところである意味見てみたかった。鳥取戦や群馬戦も最後のところで力を発揮した部分があるので、それは残念でしたね」

Q:この17148人という来場数について、いかがでしたか?
「ガンバさんの方にもたくさんいましたね。引き分けでブーイングされちゃ可哀そうだと思いますけどね(笑)。皆さんヒヤヒヤものだったと思いますが、よく応援してくれました。我々には遠藤や今野(泰幸)はいませんけど、これから日本を背負って立つ選手がもしかしたら出てくるかも知れないので、毎試合これくらい埋まって欲しいと思います」

以上
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