●マルチェロ・リッピ監督（広州）：

「前半開始直後は不利な状況に置かれていました。柏にフリーキックでゴールを決められましたが、それが正しいジャッジだったのかは気になるところでした。その後、試合が進むにつれて選手たちに自信がでてきたと思います。ムリキのシュートがポストに当たったところあたりから、チームが流れをつかめてきて、実力を出せるようになってきました。そして後半になり、4点を決めることができたのはチームの実力だと思います。柏レイソルはとても速いチームでしたが、こちらの実力が上回ったのだと思います」

Q:決勝へのチケットは手に入れたと考えていますか？
「いいえ、そういう風には考えていません。私は今年64歳になりますが、今まで30年間監督をしてきました。その経験から、次に何が起こるかわからないということは良く感じています。また、柏レイソルは非常に実力のあるチームで、今回戦ってみてもとても難しかったと感じています」

Q:ロン・ハオ選手はいつもディフェンスで使われているのに今日中盤で起用したのはなぜですか？
「今日ロン・ハオ選手をそこに配置したということは、今どこのポジションが一番適切かどうか確かめているところで、今日は中盤の位置が適切だと思いそこで起用しました」

Q:ダリオ・コンカ選手はもう少しでこのチームを離れると聞いています。チームに与える影響は？
「今、選手の移籍のことなどは考えていません。彼はこの1年半、とても努力をして良い成績を出してきました。また、今は選手の移籍のことを考える時ではないですし、ACLを勝ち上がっていくことを考えていく時です」

Q:前半16番のファン・ボーウェン選手が怪我をした後システムを変更しましたが、怪我がなくてもシステムを変更しましたか？
「チームのシステムを変えるということは、チームのその時の状態を見ないと変えられません。怪我があったから変えたということではなく、状況に合わせた結果です」

Q:今回広州恒大のオーナーが試合を見に来ていましたが？
「広州恒大は1点先制されて、追いかけるという状況がとても苦手で、今までその状況でなかなか勝てない試合が多くありました。しかし、向上心のあるチームであるので、どのチームがきても絶対勝つという気持ちを見せてくれました。今日オーナーからは、どうして初めてきた試合で先制点を取られてしまったのか、と言っていました」

以上