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【J1:第27節 大宮 vs F東京】プレビュー:データ、状況ともに圧倒的な大宮不利。古巣凱旋のエースはトップ下かサイドハーフか?(13.09.28)

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前節で仙台に敗れ順位を9位まで下げた大宮は、ホームNACK5スタジアムにF東京を迎える。F東京は前節で名古屋に完勝し3連勝、順位も大宮を抜いて6位に大きく浮上した。春の第5節、大宮が3位、F東京が9位の状況で行われたアウェイ戦では大宮が1-0で勝利し、東 慶悟は「大宮は勝っていることで自信を持っている」と、昨年までの所属チームの変貌に舌を巻いた。そして秋、その順位は逆転。大宮は8連敗の後、第24節で勝利するも、再び黒星を重ねている。対照的にF東京は3連勝と勢いに乗る。大宮は、目標の勝点53達成のため、この難敵に挑まなければならない。

実際、大宮にとって“ホームでの”F東京は難敵である。ヤマザキナビスコカップや天皇杯まで含め、実に1勝10敗(NACK5スタジアム大宮に限定すれば6敗)。その1勝もJ2時代の99年のことだ。一方、アウェイでは5勝1分4敗なので、F東京自体を苦手としているわけではない。その相性についてコメントを求められた小倉 勉監督も困惑した様子で、「そういうのは後付けだから。考えてどうこうってことはないよ」と一蹴したが、サポーターにとっては興味深いデータとして紹介しておく。

大宮にとって痛いのは、チームの心臓に成長したボランチ青木拓矢が、前節の試合前日の練習で肉離れを発症し、全治6週間と長期離脱を余儀なくされたことだ。もう一方のレギュラーボランチ金澤 慎も負傷離脱しており、F東京戦には前節の仙台戦と同じく高橋祥平と和田拓也のダブルボランチで臨むことになりそうだ。和田と高橋はともに東京Vの下部組織育ちで、和田が1年先輩にあたる。高橋いわく「お互いのプレーは分かっている」同士だが、仙台戦では「プレースタイルが似ている分、動きが被ってしまうところがあった」と反省。和田も「守備では無難にできたが、攻撃のところで『FWの近くに一人は行かないと』と、試合後に祥平と話した。僕らがどれだけ攻撃をサポートできるか」と、課題を口にした。練習では高橋に変わって上田康太を試す場面もあり、また、F東京の布陣が第24節に勝利した横浜と同じ4-2-3-1であるため、「(横浜FM戦と同じ)4-1-4-1をやる可能性があるかもしれない」(和田)。チームの好調時を支えたダブルボランチの2人ともが離脱する危機をどう乗り切るか、指揮官の手腕が注目される。

対してF東京は万全と言っていい。ボランチから後ろのレギュラーにケガ人はなく、前節は右脚の違和感からベンチを温めた東も全体練習に復帰。東に代わった長谷川アーリアジャスールがトップ下の位置で出色の出来を見せ、またルーカス、石川直宏も活躍したことから、ポポヴィッチ監督にとってはむしろうれしい悲鳴だろう。注目は、東がどの位置で出場するのか?だ。彼が最も輝くのはトップ下だが、ここまでリーグ戦2得点の数字は寂しいものがある。前節、トップ下で起用した長谷川と、チーム全体のパフォーマンスを考えると、それを崩してまで東をその位置で使うかどうか。おそらく石川をスーパーサブとしてベンチに下げ、東をサイドハーフとして起用することになるが、サイドハーフとしての東の怖さがトップ下時よりも落ちることは、どこよりも大宮が知っている。トップ下は東か、長谷川か? 大宮の渡邉大剛は、それぞれの違いについて、「慶悟は裏へのランニングなど、ボールのないところで仕事をするタイプで、アーリアは受けてハタいて、パスを出して、ボールを受けて仕事をするタイプ」と評した。現在の大宮の守備を考えれば、東がトップ下に入って最終ラインを押し下げ、空いたバイタルエリアを長谷川やルーカスに使われるほうが怖いが、ポポヴィッチ監督の選択に注目だ。

リーグ戦も残り8試合、優勝争いは絞られてきたが、ACL出場圏内はF東京も大宮もまだ十分に目指せる目標だ。勝点41の5位から勝点39の9位までは2差の中に5チームがひしめく。大宮は勝てば順位を一気に5位まで上げることができるし、F東京は勝てば4位浮上の可能性がある。負ければ大宮は3連敗となって下位転落が現実味を帯び、F東京は逆に9位まで逆戻りがあり得る。ジェットコースターのような残り8戦、互いに負けられない。大剛と千真の渡邉兄弟対決もあれば、何より大宮サポーターにとっては、愛憎半ばするかつてのエースの、古巣凱旋試合である。チケットは売り切れ、F東京サポーターもアウェイゴール裏を青と赤に染めるだろう。ピッチ内もスタンドも、テンションの高い一戦になりそうだ。

以上

2013.09.27 Reported by 芥川和久
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