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【J1:第27節 鳥栖 vs 広島】プレビュー:堅守を誇るチーム同士の戦い。攻撃の時の多彩さが、勝負を決めるターニングポイントになりそうだ。(13.09.27)

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一時期の猛暑を忘れさせてくれる中秋の風が吹く。
人は過去を修復できない。現状を精一杯に生き、将来に向けて努力と期待を持って邁進する。2013年のJリーグ ディビジョン1も佳境を迎えている。
例えば、前半戦に思うような結果が残せなかったチームが、後半戦に巻き返しをはかり下位から中位、そして一桁順位もうっすらと見え始める。例えば、序盤戦から上位に位置し、この時期に一気に優勝を狙えるところにつけるチームもある。
今回対戦する鳥栖と広島の両チームに言えることは、しっかりとした守備から入り、攻撃のスイッチが入った瞬間に一気に相手ゴールに向かうことである。

後半戦に入り6勝1分2敗、特にここ6試合を5勝1分と波に乗る鳥栖は、前節の川崎F戦で今季一番と言ってもいいほどの守備力を見せた。DFからFWまでがコンパクトに絞り、争点に人数を90分間かけ続けた。ボールの出所と入り所に人数をかければ、そう簡単にボールを自陣ゴールに近づけられない。リーグ最多得点を誇る川崎Fを無失点に抑え、セットプレーからの1得点で勝点3を上積みした。今節の広島相手にも、同様の戦い方で臨むことは間違いない。

対する広島も、新潟相手にしっかりとした守備から試合に入った。2引き分けのあと3連敗を喫していただけに当たり前のことかもしれない。新潟がいろいろな形で攻撃を試みても、慌てず自陣ゴールを守り、ボールを奪った瞬間に時間をかけずに新潟ゴールにボールを運んだ。MFファン ソッコの先制点は、その狙い通りだっただろう。前節、9試合ぶりの無失点勝利を飾った広島は、アウェイ戦ということもあり同様の守備の意識を持って試合に入るのではないだろうか。

守備から入って勝点を得た両チーム、今節の試合で求められるのは攻撃力というよりも、攻撃の多彩さではないだろうか。言葉でいえば、『奪った後の一気のカウンター』で済まされそうだが、攻撃のスイッチが入った瞬間に相手の守備の薄いところをどのような形で突くことができるのかが重要である。
カウンターと言っても一人で攻めるわけではない。ボールホルダーに対して、味方がどれだけサポートできるのかで、カウンター攻撃の厚みも変わってくる。鳥栖にはFW豊田陽平、広島にはFW佐藤寿人というタイプの異なるフィニッシャーがいる。彼らにどのような形でラストパスが入るのか。攻撃時のサポート選手に注目しておきたい。

また、鳥栖には絶好調のMF野田隆之介と前節決勝点を挙げたMF金井貢史が両ワイドから入ってくる。空いたスペースをFW池田圭が常に狙っている。奪ったボールを広島の3バックのサイドやボランチとDFの間に持っていくことができると、彼らのアイデアが生きてくる。つまりはボランチのMF高橋義希、藤田直之、両サイドDF金民友、丹羽竜平から早めのパスが入ると広島の堅い守備が崩れそうな気がするのである。

広島もサポートする陣容は豪華だ。MFファン ソッコ、ミキッチとボールを運ばせたら簡単には止めることができない選手が両ワイドに位置する。トップ下に入るMF高萩洋次郎、石原直樹も常にゴールを狙っている。誰かをマークすれば良いというわけでなく、どこからでもゴールを奪うことができるので、鳥栖守備陣にしてみれば争点が絞りにくい。

この両チームの対戦は、いつ、どんな形で、誰が、どこから得点を奪うのかが予想しづらい対戦となるだろう。過去の対戦成績や、現在の置かれている順位などは試合内容を予想する指標には成り得ても、試合を測る尺度とはならないだろう。この先にある、優勝争いや上位に食い込むための自分たちの戦いなのである。

相手ゴールにボールを入れてしまえば得点になるのがサッカー。
そこに至るまでの手段に何を選択するのかは、それぞれのチーム、選手のサッカーに対する考え方がある。
ロングボールを多用しようが、長短のパスを織り交ぜて相手を崩そうが、ボールがゴールに入らなければ得点にはならない。
見ている側は、予想通りの展開に実力の高さを確信し、予想外の展開に感嘆すればいい。
それがサッカーを見るときの楽しみ方の極意ではないだろうか。
サッカーに正解はないのだから。

以上

2013.09.27 Reported by サカクラゲン
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