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【J1:第33節 仙台 vs 清水】プレビュー:勝つための準備はできているか? 2週間前の天皇杯で激突した仙台と清水が、負傷者をカバーして総合力で勝負する(13.11.29)

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仙台と清水。両者は先々週に顔を合わせたばかりだ。11月16日にIAIスタジアム日本平で開催された天皇杯4回戦で、仙台が1-0で勝利した。それからわずか2週間後に、今度はJ1第33節、舞台もユアテックスタジアム仙台に変えて両者は対戦する。

「2週間前と同じ試合にはならないでしょうね」とは、前回対戦で決勝点を決めた梁勇基。仙台も清水も、天皇杯からJ1第32節を経てこの試合に臨むわけだが、この間にチーム事情に変化があった。その理由は戦術面でのてこ入れ、負傷者が出たという事情など。短期間での再戦とあれば互いの手の内もある程度わかるであろうから、どちらも同じ手をそのまま繰り出すわけにはいかないし、指揮官同士の駆け引きも繰り広げられるだろう。メンバーが入れ替わる中でも、両チームがそれぞれ培ってきたチームの総合力を試される一戦だ。

清水は天皇杯4回戦の次週、J1第32節・大宮戦で先発の布陣に大きな変化を加えた。負傷から復帰した大前元紀を3トップの下に配置。カルフィン ヨン ア ピンが左のサイドバックに回った。4バックとボランチ2人の守備ユニットはバランスを保ち、大前の精度の高いパスが3トップに振り分けられる。大宮に1-0で勝利し、結果も出した。
ただし、この後に守備の中心・平岡康裕が右肩を手術することとなり、今季残り試合を欠場することとなった。そのためアフシン ゴトビ監督はチームの再編成を余儀なくされそうだ。最終ラインではヨン ア ピンが再び中央に戻ることも考えられるし、そうなると吉田豊が左に移り、石毛秀樹が天皇杯でプレーした右サイドバックに下がって大前がウィングに、トップ下には河井陽介か伊藤翔か…というスライドもありうる。策士・ゴトビ監督が天皇杯の借りを返そうと、どのようなかたちで仙台に挑むか注目だ。

清水がどんなかたちで仙台に乗り組んでくるにしても、ホームチームが注意したいのは相手中盤のプレッシャーに飲み込まれないこと。仙台は前節の新潟戦で「相手のハードワークに押されて、好調なときの自分達がやっていたようなサッカーをやられてしまいました」(渡辺広大)という大きな課題を持ち帰った。松下年宏が「状況を見てロングボールを送ることもひとつの手だし、相手のマークから少しずれたところに顔を出して味方のパスを引き出し、相手のプレッシャーを外す動きも混ぜたい」と語ったような工夫をして、アイスタでの一戦より相手陣内でボールを回す時間もシュート数も点数も増やしたいところだ。
仙台は新潟戦を終えて角田誠や石川直樹といった守備陣に負傷者が増えてしまったが、「自分達が練習からアグレッシブな姿勢を見せたい」と言う蜂須賀孝治のように、チャンスを得た選手の奮起に期待したい。そのひとり、石川大徳も「チームのために走れるだけ走り続けたい」と出場に意欲を燃やす。
石川大徳はこう続ける。「自分自身、広島にいた去年に“ホーム最終戦”で1ゴール1アシストをして、優勝も決めて、いいイメージがあります」。そう、仙台にとってはリーグ戦におけるホーム最終戦なのだ。12月には天皇杯準々決勝を同じユアスタで戦うために「あとでその試合がなかったら、ものすごく寂しく感じたかもしれない」とは手倉森誠監督の言葉だが、6年間チームを率いた指揮官にとっては、ひとまずリーグ戦で迎えるユアスタでの最終戦となる。「とにかく勝つことにこだわって戦う」(梁)。こちらも勝利しか考えていない。

両チームはこの2週間で得たものを、総合力に加えられるか。勝つための準備はできているか。その成果としての好試合を期待しつつ、今節もJリーグを、フットボールを楽しもう。

以上

2013.11.29 Reported by 板垣晴朗
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