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【J2:第2節 千葉 vs 岡山】影山雅永監督(岡山)記者会見コメント(14.03.09)

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●影山雅永監督(岡山):
「お疲れさまでした。非常に締まった、いいゲームだったんじゃないのかなというふうに感想として思っています。千葉の攻撃に対して我々の選手たちも多少立ち上がりの部分でドタバタしたことが何回かありましたけども、だんだんと順応していき、そして前半の途中からは相手をかわしてボールを運ぶ、ゴール前まで迫っていく、そしてシュートの本数が増えていくといったように徐々に自分たちで持ち直した。そういう意味で我々の守備、攻撃、千葉の攻撃、守備というところで、非常に締まったゲームができたんじゃないかなと思っています。
ある意味、我々が思い描いていたプランどおりに進んでいたゲームではあったんですが、まあ、すごいシュートだったですね。ああいったものを持っている選手が数多くいるということ。それからあのような局面で思い切って出して、(ゴールネットに)突き刺してしまうという実力と、そしてこの雰囲気の中でそういうものを入れる運も持っている。そういったところで屈してしまって勝点3を持っていかれたということは非常に悔しいです。しかし、我々の選手たちは開幕戦と違って非常に勇敢に攻撃と守備をやってくれました。開幕から2試合で勝点1というのは、もしかしたら開幕ダッシュという意味ではできなかったのかもしれないですけども、非常にポジティブなゲームだったと僕は捉えています。
また、次の試合はホームでできますので、今度こそ今日の勇敢な姿勢、攻撃でも守備でも出すというものをしっかりと出して、ホームで勝点3を取れるように準備していきたいなと思っています」

Q:終盤になっても千葉の運動量は落ちずにプレスがかかっていたと思いますが、影山監督がご覧になって千葉のプレスの強さをどうお考えですか。
「点を取ったことによってそこで引くのではなく、そこでプレスをかけてきた。我々にプレーをさせないような戦術で出てきたということが、まずその選択の部分ですよね。それを選手たちがやり遂げたという意味では素晴らしい運動量とタフな部分を見せたのではないかなと思っています。逆に言うと、前にかかって来たところを我々が剥がしてカウンター(攻撃)にもっていく。そして同点に追いつくという場面をもっともっと作りたかったなと思っています」

Q:千葉の得点シーンはカウンター攻撃という形でボールを奪われましたが、監督は練習の時からボールを取ってから速くということをいつもおっしゃっています。結果的にはそれを千葉にされて、岡山のほうは前半にもう少し速くボールを運べるかなという場面があったかと思います。そのあたりはどのようにお考えですか。
「それは千葉が運べて我々が運べなかったということですか。いや、運べなかったことはなかったんですけどもね。そこまでシュートに何回か行っていたので。あとはああいう強シュートを打てるように練習を何度も何度もやりたいなと思います。でも、素晴らしいシュートでしたよね。カウンター攻撃というよりもその前に自分たちのボールのなくし方が不用意だったと。そして、そのあとにも(岡山の)人数は揃っていたんですね。そこで森本貴幸選手だったと思うんですけども、そこで起点となるところを我々のDFは潰しに行くという判断をしたんですね。そこの部分で森本選手側にボールがこぼれた、しっかりキープされてしまったといったいくつかのキーになる瞬間というものがあったと思いますね。まあ、でもあのシュートを決めるというのはすごいんじゃないですか」

Q:攻撃の部分で結構パスミスが多かったりという部分もあったと思いますが、そのあたりはどのように評価されていますか。
「それはパスミスはパスミスなんですが、僕がそのパスミスをポジティブなものと捉えているのは、ピッチの状態が1つというところと、先週の開幕戦ではそういったトライする部分というのを練習でやってきたものを出さずに、ミスを起こさずに終わってしまった開幕戦だったんですね。そういう意味ではミスは起こりましたけども、ミスを起こすのにも勇気は必要なんですよ。そういった意味でボールを動かしながら、その中でミスが何回か起こりながらも運ぶことが時々できて、それを何回もできたというのを僕はポジティブに次につながるものだと思っています」

Q:キャンプから速い攻撃に取り組んでいると思いますが、今日はそれはどれくらいできたんでしょうか。
「速い攻撃はそんなにやっていないですね。もっとできればいいんですけどね。しっかりと自分たちでゲームをコントロールするということをトレーニングしてきたつもりです。そういった意味で今日の試合はそれが出せたんじゃないかなと僕は思っています」

Q:普段、あまり岡山さんを見ていない立場での質問になりますが、島田譲選手と千明聖典選手のボランチのコンビは非常に良かったと思います。普段からあれくらい計算できる状態ですか。
「まあ、一方で、そこのミスから大きなピンチになってしまったというところも実は裏返しではありまして、そういった部分を少しずつ少なくしながら、でも、あそこで攻守に渡って舵取りをする。攻撃においてはもっともっと勇敢に顔を出して前線に付けるボール、自分も出ていくということができてくると、もうちょっと攻撃の厚みが出るのかなと思っています(Q:まだまだという感じですか)もっともっとやれると思っているし、もっともっとやらなきゃいけないなと思います」

Q:失点には不用意なボールの取られ方という部分もありますが、もちろんリスクを冒さないと点が取れないという部分もあると思います。その部分でリスク管理をしながらチャンスを作っていくバランスについてはどのように思われますか。
「ある程度守備では(千葉に)ボールを持たれてはいましたけども、ゴール前まで入られたシーンというのはそこまで作られていないですね。そういった守備の中から自分たちの残り時間との計算の中で点を取りに行くところにちょっとずつシフトをしていくといった時に、リスク管理をあの場面でしていなかったかというとそうではないですね。実はボールを中盤から我々が攻撃している側で奪われて、そこから前線に送られた。その時にも(岡山の)人数はたりているんですよね。その時の我々の中盤と前線の選手の戻りはどうだったのか。それから、そこに最初にボールが入った時のチャレンジはどうだったのか。そういうところはディティールをもっともっと詰めて、速い攻撃をされた時もまだ大丈夫だよと安定したというか、安定したというと(相手に)速く持っていかれているのでそんなことはないのかもしれませんけど、そういう時にも慌てずに対処して相手の速い攻撃をちょっとでも遅らせて、自分たちが遅らせる。そういうものをもっともっと、こなれたといいますか、そのような守備に持っていければあのような失点はなかったのかななんて思うと、今、話しながら悔しさがこみ上げてきますけど。もっともっと改善する余地があるなと、逆に改善できるなと思っているところです」

Q:昨季のJ2リーグの3連敗から今日まで5試合勝利がない状況ですが、サポーターも勝利を待っていると思います。
「そうですね。その通りだと思います。今年こそという思いでプレシーズンから戦ってきましたし、今日もたくさんの方に来ていただいて我々の背中を押してくれていましたので。選手の戦いの部分は称えたとしても結果はついてこなかったわけで、そこは真摯に受け止めて、次の試合にもっともっとパワーを出せるように準備したいなと思っています」

以上
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