22位の富山は8試合ぶり、19位の熊本は5試合ぶりの勝利を目指す。20日に天皇杯3回戦のあった富山は、なかった熊本に比べてコンディション調整が難しい。不利な要素をいかに克服するかがカギになる。気力を振り絞って立ち向かいたい。当日は熊本のPRキャラクター「くまモン」の来場や花火の打ち上げをはじめさまざまなイベントが企画されている。夏休みの子供たちや多くのサポーターの声援が選手を後押しする。
富山は天皇杯で初の16強入りを目指したが0−1でC大阪に屈した。粘り強く守って勝機をうかがう計画だったが、前半ラストプレーでFKから失点。あと数秒だけ耐えて0−0で折り返していれば展開は違っていたかもしれない。リーグ戦と同様に勝負所で弱さをみせてしまった。得点チャンスは少なく、力の差をみせつけられたかたち。気を取り直して中3日で今節に臨む。
前節の磐田戦後は天皇杯のある大阪に直接入って調整した。大会規定で試合に出場できなかったMF井澤惇ら新加入の4人も帯同してチーム戦術の浸透を図った。前節にDF池端陽介が負傷するなどけが人が増え、今節は疲労度も考慮しながらメンバーの入れ替えが予想される。磐田戦で今季初得点を挙げたMF木本敬介は「21位の讃岐に追い付くには最低2勝が必要だが、まずは1つ勝つことが大切。そうすれば状況も変わってくると思う。何度も繰り返し言うように『やるしかない』」と話した。
熊本は前節の千葉戦で0−0の引き分け。持ち味のアグレッシブさを攻守に発揮した好内容のゲームで、小野剛監督も「本当に出し切った試合」と評価している。完封は富山に2−0で勝った第16節以来。その後は1勝4分6敗で勝点を伸ばせていないが調子は上向いているようだ。19位だが中位との差は小さい。浮上へのきっかけとなる1勝を狙う。
「熊本はボールにチャレンジしてくる。攻めでは齊藤和樹選手や巻誠一郎選手といったFWに縦パスがストンと入る。MF養父雄仁選手ら良いキッカーがいて、高さもあるのでセットプレーにも注意がいる」(富山の安間貴義監督)。ほかにもチーム最多の6得点を挙げているMF澤田崇のドリブル、MF仲間隼斗のミドルシュートなど多彩な武器をもっている。
熊本は前からプレッシャーをかけて速く攻めるのが得意。失点の多い富山はカウンターアタックを受ける回数をできるだけ減らしたい。井澤やMF平出涼を中心にボール保持を安定させることがポイントのひとつになる。
以上
2014.08.23 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第28節 富山 vs 熊本】プレビュー:富山が8月最後のホームで勝利を目指す。くまモンを脇役に追いやる活躍期待(14.08.24)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













