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2018年度 第3回Jリーグ理事会 定時会見録について

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2018年3月30日(金) 17:43

2018年度 第3回Jリーグ理事会 定時会見録について

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2018年度 第3回Jリーグ理事会 定時会見録について
2018年度 第3回Jリーグ理事会 定時会見録について

2018年度 第3回Jリーグ理事会 定時会見録

2018年3月20日(火)
JFAハウス会議室

Jリーグ広報より
本日、公益社団法人日本プロサッカーリーグ2018年度第3回理事会を理事15名の出席にて開催をいたしましたので、その件についてご説明をさせていただきます。

《決議事項》
1.金曜開催の試合における登録承認日の件

従来、Jリーグの登録の承認につきましては、金曜承認、翌土曜から出場可能と定め、運用してまいりました。今シーズン、競技都合による金曜開催、またAFCチャンピオンズリーグ(ACL)開催による金曜開催に加えて『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』と銘打ちまして、金曜開催の試合が増えたことから、届出締切および承認日を1日(木曜日)早め、登録が完了した選手は当該週の金曜日に出場可能とする規定の改定を行い、本日より、その運用を開始いたします。

《報告事項》
1.2018年ホームタウン関連助成事業の件
(地域スポーツ振興活動および介護予防事業)

ホームタウン活動の助成に関して23クラブ64件の申請を受け、その助成予定額が3,800万円弱となっております。Jクラブのホームタウン活動の中で、「地域スポーツ振興活動」、「介護予防事業」を対象としたものです。各クラブはこれらだけではなく、独自の予算、あるいは自治体と連係して様々な活動を行っているところですが、上記についてはJリーグの予算を使って事業を行っていきますので、ここにご報告申し上げます。

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-52859/

《その他》
1.DREAM福島アクションプラン2018の件

本理事会の冒頭にJヴィレッジ副社長の上田栄治氏、原子力損害賠償・廃炉等支援機構様にお越しいただきまして、JFAとJリーグが共同して推進している復興事業「DREAM福島アクションプラン2017・2018」の方向性についてお話しいただきました。福島の現状についてもご報告いただきました。過日開催のJ1、J2、J3実行委員会においても同様にご報告いただいております。

関連情報
https://www.dreamfukushima.jp/outline/

〔村井チェアマンのコメント〕
3月度の理事会が終わりました。3月27日付のJリーグ社員総会で、新たな理事が選任される予定でございますので、現在の体制での最後の理事会という形になりました。社外理事、学識経験者として早稲田大学の原田宗彦氏、野球界から小宮山悟氏、有森裕子氏。そして村松邦子氏、監事として味村隆司氏がご退任されます。またJFAの担当変更もございまして、岩上和道氏、クラブ関係者では鹿島アントラーズ社長をされていた井畑滋氏などがご退任され、体制変更に伴い本日は区切りの理事会となりました。本日協議した内容は多くの時間を要するものはありませんでした。

今年、Jリーグは開幕25周年を迎えます。次の第二四半期というべき期間をどういった方向で経営していくのかという、Jリーグのビジョンの議論の進捗状況について、少し時間を取って共有をさせていただきました。その他、決議事項は広報から話があったとおりでございます。

〔質疑応答〕
Q:理事会とは直接関係ないかもしれませんが、先日、柏で差別行為と思われる行為があったと思います。進捗具合を教えてください。また、今シーズンの開幕から入場者数がどう推移しているかを教えてください。 

A:村井チェアマン
差別的行為があったのではないか、という指摘について、柏レイソルから3月16日にJリーグに報告をいただきました。クラブとして事実確認を行い、差別的行為をしているのではないかと思われる行為に関して、画像や動画をふまえ現時点で明確な行為の事実として認定しうる状況ではないとのことから、引き続き事実確認のお願いをしております。また、クラブが快適性や安全性を阻害するような違反行為があったファン・サポーターに関しては、クラブが処分を含めた対応をすることになると思います。リーグは、クラブを裁定する立場にありますので、クラブ側の管理体制に問題がなかったどうか、当日の監視および管理体制、あるいは今後に向けた再発防止に向けた体制等々について、調査しております。

過去、Jリーグでも差別的事象が発生しましたが、それを契機に再発防止をリーグ全体で徹底してきた内容について、クラブがしっかりと適正な対応をしていたかどうかが問われます。柏に対しては、当該の違反行為だけではなく、そのクラブの過去の取り組みや今後の体制等について、しっかり提示してほしいと申し伝えております。事実に関しては確認中で、内容が私のところに到着次第、今後のステップを考えていきたいと考えております。

いずれにしても、Jリーグ全体で、アグレッシブにファイト溢れるプレーを行っていくと同時に、相手をリスペクトした観戦態度も引き続き求めていきたいと思っています。そうした観点で事実確認をしてまいりたいと思います。

入場者数に関してですが、明治安田生命J1リーグ第4節終了時点で平均入場者数20,114人で昨年度の同時期を1%ほど下回り、同時期比では99%です。昨年度トータルの入場数との比較に関しては上回っております。

リーグとしての捉え方ですが、昨年は、開幕の時に非常に多くの方に来場いただき、年間平均よりも開幕4節のほうが高い状況でした。通常ですと、優勝争いなどの終盤に向けて、エビぞりのように上昇し、全体の平均を引き上げていくのですが、昨年は開幕が好調だったこともあり、(開幕期における昨年度比では)下回っていますが、シーズン全体比では昨年を上回っています。今後の課題として、開幕後、少しなだらかに減少していくのですが、そこをしっかりと下げ止まらせることができるのか。ワールドカップ期間の中断がありますので、明治安田J1については、中断後、お客様を戻せるかどうか。こうした今後の対応が非常に重要だと実行委員会や理事会でも共有しております。
明治安田J2は、昨今のJ1と同じトレンド推移をしております。昨年比の平均入場者数が93%。明治安田J3も、同様に下回っておりますので、しっかりと足元を留意しながらみていきたいです。

一方で、DAZNの視聴数ですが、今年は『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』と銘打ち、初の平日開幕でした。J1年間306試合開催のうちDAZN視聴数ベスト10の数字が手元にあります。第3節時点のベスト10のうち、8試合が今シーズンの試合に塗り替えられています。
全試合中、視聴者数ベスト10を開幕3節で8個塗り替えたことになります。また、開幕を分散した影響が功を奏し、金曜日に開催したサガン鳥栖ヴィッセル神戸の開幕戦『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』は、過去最高の視聴数を記録しています。そうした意味では、DAZNの視聴数に関しては、いいトレンドができており、一定程度の手ごたえを感じております。

また、広報の打ち手の中で、金曜日開催の場合、C大阪のたこ焼き食べ放題や、鳥栖での防寒マント配布など、個々のアクションを行っておりますが、クイックでお客様の推移をリサーチしようと、300人程度でサンプル調査をしております。観戦経験0〜2回の方が、一定程度、入場していることがわかりました。「土日は行かないけれど、金曜日だったら行けるかもしれない」という方が、一定程度いらっしゃるのではないかと仮説を立て、そうした仮説を裏付けるデータもでました。本日はそのあたりのご報告をさせていただきました。

Q:『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』の第2節は(金曜開催が)3〜4試合固まっており、逆に開催されない節も見受けられます。今後もそれは変わらないのでしょうか。また、『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』がこれだけ好調でDAZNの数字を塗り替えている話ですと、DAZNから「金曜だけではないほかの平日にも拡大を」と提案いただく可能性についてお考えを教えてください。
また、柏の件は、そもそも差別なのでしょうか。一部流れている情報では欧米の人がアジアの人に対して行う差別行為だと思いますが、同じアジア人に行うことも差別にあたるのでしょうか。GKが気を悪くしていることはあるとは思いますが、Jリーグの判断を教えてください。

A:村井チェアマン
『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』は特定のクラブに金曜開催が集中しないように、もしくはアウェイで対戦するチームが金曜開催に集中しないよう、一定程度に『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』が均等になるよう配慮する必要があり、クラブとのベースとなるコミュニケーションは行いますが、最終的にはJリーグが選定しています。第2節に金曜開催が数試合ありましたが、ACLに出場するチームは、週の半ばに通常試合がありますので、火・水曜日の試合がある前節においては、土日開催ではなく、前倒しで金曜開催とし、翌火・水曜日にACLを戦おうという形で日程を組んでおります。日程上の集中を避け、疲労を回避するために、例年、ACL出場チームは金曜開催をしていましたので、今年の施策に限らず、過去から金曜開催を行うクラブもありました。そのため第2節は金曜開催が多くなりました。確かに金曜に開催して、一定程度の成果が、当初の想定よりもありました。今年はワールドカップもあり、もともと日程が詰まっているのため、ウィークデーの水曜日にJリーグが入っている節もあります。金曜日に『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』ができるのは最大で12日程あります。全34節分の12節ということで、12日程は対戦が決まっていますが、34節すべてに広げるのは日程的に難しい状況でございます。12日程の『明治安田生命Jリーグ フライデーナイトJリーグ』をしっかりと準備していこうというのが現状のステータスであり、それを拡大していくかどうかは来年以降のテーマになります。

また、差別的な対応があったのではないか、という懸案事項に関しては、現状、差別的な行為が行われたかどうかは確定していません。日本人が同じアジア人に対して差別的行為をするかどうかに対してや、差別に当たるかどうかについては、まず前提の事実があったか否かを確認中ですので、具体的に論評できるものではないと思っております。
ただ、差別的な行為は態度だけではなく言動もありますので、実際には捕捉しきれているのかどうかという問題もありますし、相手を挑発・侮蔑する行為も差別ではありませんが、我々の観戦ガイドラインからすると、相手を侮蔑する行為・言動も問題だと思っておりますので、本件の目を吊り上げている態度があったか、なかったかという協議に関しては現在、申し上げることはできませんが、少なくとも相手を侮蔑する行為があったとしたら避けないといけないと思っております。

Q:冒頭の発言の中で「Jリーグにおける第二四半期のビジョンについての進捗」を理事の皆さんとお話されたということですが、退任する理事の方からはどういう意見が出たのか、教えてください。

A:村井チェアマン
54クラブの社長(実行委員)の皆さんと、2回に分けてJリーグのビジョン全体のデザインをするワークセッションを行いました。小グループに分かれて、各自がどういう社会を作りたいのか。Jリーグには百年構想があります。百年経ったら緑の芝に溢れるような広場を作りたいという創設のコンセプトがありましたし、Jリーグの理念もありますので、そうしたものについては継続して追いかけていこうというのが前提です。
目指すべき社会像と、それに対してJリーグが協力できること、到達度状況をどう補足していくのか、このあたりが現状のワークセッションのプロセスでございます。
例えば10年ほどのタームでは、どんな社会でありたいか、少しマイルストーンで区切りながら、描きたい社会像について実行委員と議論しました。そして今度は、そうした社会が実現できているのか、どういう指標があれば達成できているといえ、それらを測ることができるのかといった、達成度を評価する指標やメジャーメントについて議論いたしました。

それにあわせて本日は、Jリーグ内部として目指すべきフットボールはどういうものを描きたいのか、社会像というよりも、我々の保有する資産を、どこまでレベルアップさせたいか、といいったインナーの観点でも、フットボールや社会貢献などについて議論の進捗を共有しました。例えば、お客様に来場いただくための打ち手がどのレベルまでできているのかなど、個々の項目を因数分解をし、項目に分けて、議論の進捗状況を共有いたしました。
皆さんから様々なご意見をいただいたのですが、あまりいろいろな手を打ちすぎると、実現が薄まりますし印象も薄くなりますので、本当にこだわりたいポイントはどこなのだろう、という話になりました。25年前に、川淵初代チェアマンが「緑溢れる芝生の広場をつくりたい」「老若男女がスポーツで、豊かな人生をおくれるようなスポーツ文化を日本につくりたい」という、非常に絞った中での強烈なメッセージを発信しました。今、Jリーグの抱えている課題が多いからといって、散漫にならないでいてほしいという意見もありました。
正直、Jリーグを取り巻く環境は、他国のフットボールリーグのアグレッシブな成長に比べれば、手を打たないとならない問題が多々ある中で、あれも、これもとなりがちなのですが、こうしたバランスも、少し留意していきたいなと考えております。

Q:今シーズンにこれだけ力を入れてこられて臨んでいるACLで、日本勢がとても苦戦しています。率直な今の見解、感想をお願いします。

A:村井チェアマン
昨年のACLのマッチデー4試合を消化した時点で、Jリーグ勢が獲得した勝点の合計は「22」で、今年は「18」です。あきらかにポイントを落としています。中国は28、韓国は24と比べ、Jリーグが18というのも、大変残念な進捗です。しかし、今日現在、4クラブにラウンド16進出への可能性がゼロではなく、可能性を残しています。全力を尽くしてほしいです。現状の感想は、本当に残念な立ち上がりだと思っています。

Q:理事の皆さまの最後の理事会だったということで、一点確認をさせてください。JFAからJリーグの理事になられる方は、今までは事務総長の岩上さんがJリーグの理事でしたが、岩上さんが副会長になられて、評議委員・理事会で事務総長の席が空く可能性があります。そうなった場合は、どなたが理事になるのでしょうか?

A.Jリーグ広報
3月27日開催の社員総会、合同理事会で、理事・監事、役付き理事の決議を行いますので、JFAの会議を待って、私どもも発表をさせていただく形になっております。

Q:Jリーグの規約としてJFAの事務総長が空席の場合は、変わりにJFAの誰が理事になるという決まりがあるのか教えてください。

A:それはありません。JFAからの任命3名についてはJFA側に委ねていますので、JFA側の選出事項となります。我々は推薦があった方を受け入れるという形になっております。

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