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2018年9月19日(水) 19:00

サポユニ for smile 2018 第2弾 ボスニア・ヘルツェゴビナ活動レポート【Jリーグ】

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サポユニ for smile 2018 第2弾 ボスニア・ヘルツェゴビナ活動レポート【Jリーグ】
今回は第2弾として9月上旬にボスニア・ヘルツェゴビナで「サポユニ for smile」を開催しました。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!

2011年から始まった「サポユニ for smile」は継続的に開催し、2017年までに7か国、計4,227枚のユニフォームを子どもたちに届けてまいりました。

そして2018年は第1弾のツバル(7月)に続き、今回は第2弾として9月上旬にボスニア・ヘルツェゴビナでモスタル市スポーツ協会、独立行政法人国際協力機構(JICA)、また特定非営利活動法人Little Bridge、の全面協力のもと、「サポユニ for smile」を開催しました。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、日本サッカー界ではおなじみ、サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏、ヴァヒド・ハリルホジッチ氏の故郷です。旧ユーゴスラビアを構成していた国のひとつで多民族・多宗教の国家として知られています。ユーゴスラビアは、「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ、1つの国家」と表現されていた国であり、そこから独立した・ボスニア・ヘルツェゴビナでは、民族間の紛争終結から20年以上経過した今でも、街のいたるところに当時の痕跡が数多く存在しています。民族間対立の面影はいまだ根強く残っており、教育や社会的なシステムなどに影響を与えています。同国とともに日本は民族融和に向けて、スポーツを通じた取り組みを行っています。

今回活動したモスタルという都市は、ボスニア・ヘルツェゴビナの南部に位置しています。地中海性気候に含まれていますが、冬は寒くとても暑い夏が訪れる街です。周りを山地に囲まれ、白い壁とオレンジ色の屋根の家が建ち並びます。街の中心にはネレトバ川が流れており、川の東側にはボシュニャクと呼ばれるムスリムの人たちが多く住み、西側にはクロアチア系の人々が多く住んでいます。紛争中は激戦地となり、今なお川を隔てて、人々の生活は分断されています。このネレトバ川にはスタリ・モスト(現地の言葉で「古い橋」という意味)という橋が架かり、観光地として人気です。もともとのスタリ・モストは16世紀にオスマン帝国によって架けられた橋でしたが、紛争中の1993年に破壊されており、その後復興計画を経て2004年に再建、2005年にはボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産に登録されました。一見するとここで激しい戦闘が行われていたことを忘れてしまいそうなほど穏やかな景色が広がっていました。

モスタル市の中心部にあるSCカンタレバツで2日間を通じて300枚のユニフォームを子ども達に渡しました。

こちらの施設は、2014年に元日本代表キャプテンの宮本 恒靖氏を中心として設立されたMali Most FoundationおよびNPO法人Little Bridgeの働きかけにより、モスタル市と日本政府との間で「スポーツ活動を通じた地域融和のためのモスタル市スポーツセンター改修計画」が計画され、日本政府のODA(草の根文化無償資金協力)により大規模な改修を行い、2016年10月にオープンしました。現在では、スポーツ・アカデミー「マリモスト(現地語で「小さな橋」の意)」の活動拠点にもなっています。まさに、モスタルと日本が協力し、スポーツを通して異なる民族の子ども達同士の交流が根差した場所で、今回は活動しました。

9月6日(木)の午前中はモスタル市の第4小学校、第6小学校、アントゥナ・ブランカ・シミチャ小学校、イリイェ・ヤコヴリェビッチャ小学校の計4校の子ども達にユニフォームを渡しました。

色とりどりのユニフォームに子ども達は目移りしながら、各々お気に入りの1枚を手に取り、袖を通していました。アイスブレークの鬼ごっこでは最初こそ慣れないルールに戸惑う姿も見られましたが、あっという間に大盛り上がりとなり、笑顔いっぱいで走り回る様子が見られました。サッカー経験がない子も多くいる中で行われたミニゲームでは、みんな夢中でボールを追いかけ、点数が入るたびに大喜びする姿が印象的でした。

午後はモスタル市のMali Most(マリ・モスト)、FK Velež(FC ヴェレジュ)、HNK Zrinjski(FC ズリニスキ)、HNK Branitelj(FC ブラニテリュ)、NK Mostar(FC モスタル)、FK Lokomotiva(FC ロコモティブ)NK Cim(FC チーム)、UŠS Fortuna(フォルトゥナ)の8つのサッカークラブが集まり、子ども達にユニフォームを渡しました。日本のプロリーグのユニフォームと聞いて興味津々。ユニフォームを大切そうに着てくれていました。今回のボスニア・ヘルツェゴビナでのサポユニは、元Jリーグでプロサッカー選手として活躍した山口慶さんにもご参加いただきました。ユニフォームを渡した後のサッカー教室では山口さんのお手本を熱心に観察し、ミニゲームでは元プロ選手のプレーに大喜び。順番待ちをする間も早く一緒にプレーしたくて待ち遠しいといった場面が何度も見られました。

2日目となる9月7日は『モスタル市・クラグイェヴァッツ市スポーツ交流イベント』の一つとしてUNDOKAIが行われました。UNDOKAIは、独立行政法人国際協力機構(JICA)『スポーツ教育を通じた信頼醸成プロジェクト』の一環で、綱引きや玉入れなどの誰でも一緒に楽しむことができる日本の学校の特色である運動会(UNDOKAI)を普及させることにより、現地の人々の絆をより深めるきっかけとなることを目指して行っている活動です。今回のUNDOKAIにはモスタル市の中学生40人とセルビアのクラグイェヴァッツ市から36名の中学生が集まり、ホームステイやスポーツ試合を通して交流しました。ここでも子ども達にユニフォーム配りました。

ピクシーことドラガン・ストイコビッチ氏の故郷セルビア(旧ユーゴスラビア)から参加した子が手にしたユニフォームは、まさに当時ストイコビッチ氏が着用していたデザインのもの。そのユニフォームをストイコビッチ氏と名古屋でプレーし、指導を受けた山口さんが渡すという不思議なご縁がありました。世代や国境を越えて繋がりがうまれるのも、スポーツの大きな魅力のひとつです。

ユニフォーム配布後は両市のサッカーチームの子ども達と一緒に試合を楽しみました。

試合前はユニフォームを着てみんなで記念撮影。中学生ともなるとサッカーの試合はかなりのレベルで、山口さんも一緒に参加して交流を深めながら汗を流しました。

今回サポーターの方々から寄付していただいたユニフォームは、日本からの手紙として子ども達に届けてまいりました。ユニフォームを着て満面の笑みを浮かべる子ども達の様子からは、これからもサッカーやスポーツを通じて同じルールのもとで民族や歴史の壁を越えて1つになることができるというスポーツが持つ大きな可能性を見ることができました。

ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!

 

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