明治安田生命Ｊ２リーグは11日に第42節の11試合が行われ、松本と大分の昇格が決定した。
最終節を前に優勝の可能性を残していたのは、首位の松本、2位の大分、3位の町田、4位の横浜FCの4チーム。ホームで徳島と対戦した松本は、チャンスを作りながらも決め手を欠き、スコアレスドローで終了。大分は星 雄次のゴールで先制しながら、後半アディショナルタイムに失点し、1-1の引き分けに終わった。町田は5位の東京Ｖを相手に先制を許しながら、82分に大谷 尚輝のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。横浜FCは70分に生まれた齋藤 功佑のゴールを守り抜き、1-0で甲府に勝利した。
この結果、松本の勝点は77となり、逃げ切りに成功。Ｊ２初優勝を成し遂げるとともに、4年ぶりのＪ１昇格を成し遂げた。大分は勝点76とし、横浜FC、町田と同勝点ながら得失点差で上回り2位の座をキープ。2013年以来のＪ１復帰を果たした。3位には横浜FCが浮上し、町田は4位でシーズンを終えた。
プレーオフ進出争いは、町田と引き分けた東京Ｖが勝点71。前節まで6位の福岡は岐阜とスコアレスドローに終わり、勝点70に留まった。7位の大宮は67分に生まれた菊地 光将のゴールを守り抜き、1-0で岡山に勝利。勝点を71に伸ばし、東京Ｖと勝点で並んだものの、得失点差で上回り5位に浮上した。東京Ｖは6位となったものの、プレーオフ進出を実現。福岡は7位に転落し、プレーオフ出場はならなかった。
21位の熊本は、伊東 俊のゴールなどで3-0と愛媛に快勝。最下位の讃岐は京都に0-2で敗戦を喫した。この結果、讃岐のＪ３降格が決定。21位となった熊本は、Ｊ２ライセンスを持たない沼津がＪ３で2位となった場合、Ｊ２残留が決まる。
このほか、高井 和馬のゴールなどで2-0と新潟に快勝した山口が、昨季の20位から8位に躍進。1年でのＪ１復帰を狙った新潟は16位でシーズンを終えた。金沢は杉浦 恭平のゴールなどで3-1と水戸に快勝。昇格1年目の栃木は千葉とスコアレスドローに終わったが、勝点50を稼ぎ17位と健闘を見せた。
なお大宮の大前 元紀が、24ゴールを挙げて得点王に輝いている。
■試合データ
山形vs大分
千葉vs栃木
町田vs東京Ｖ
甲府vs横浜FC
松本vs徳島
新潟vs山口
金沢vs水戸
岐阜vs福岡
岡山vs大宮
讃岐vs京都
熊本vs愛媛
