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2018年度 第9回Jリーグ理事会 定時会見録について

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2018年11月24日(土) 12:00

2018年度 第9回Jリーグ理事会 定時会見録について

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2018年度 第9回Jリーグ理事会 定時会見録について
2018年度 第9回Jリーグ理事会 定時会見録について

2018年度 第9回Jリーグ理事会 定時会見録

2018年11月20日(火)
JFAハウス

《決議事項》
1. 「ホームグロウン制度」の導入と「外国籍選手枠」の変更について 

すでに皆様には様々な報道をいただいていますが、最終的な決定事項は下記の通りになります。
J1は2019年度から2人以上、J2/J3は2022年以降1人といたしました。

<ホームグロウン制度>
1)Jクラブは、ホームグロウン選手(以下、HG選手)を規定の人数以上、トップチームに登録しなくてはならない。
2)HG選手の登録数は、開幕時の登録ウインドー終了時にカウントし、期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録とみなす

■ホームグロウン選手の定義:
・12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手
・満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする
・期間は連続していなくてよい
・21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする。
・選手を国籍、又はプロ/アマの別、又は年齢で区別しない
・JFA・Jリーグ特別指定選手は、HG選手と見なさない

■規定人数:
シーズン
2019 J1/2人以上、J2/J3/定めなし
2020 J1/2人以上、J2/J3/定めなし
2021 J1/3人以上、J2/J3/定めなし
2022 J1/4人以上、J2/J3/1人以上

■罰則:
・HG選手登録が規定数に満たない場合、不足人数と同数を、翌シーズンのプロA契約25名枠から減ずる
・AFCチャンピオンズリーグ出場クラブの場合、プロA契約27名枠から減ずる

■現制度の存続
・自クラブ第3種又は第2種チームで3年以上育成したプロA契約選手を、プロA契約25(27)名枠外で登録できる制度は存続する
・当該選手はHG選手と見なされる

<外国籍選手枠>
2019年度からは以下のとおりです。
選手登録のエントリー人数で若干変更があり、登録は制限なし。試合エントリーと試合出場は、J1は5名、J2/J3は4名となりました。提携国選手は、外国籍選手の人数に含めないこととなります。
その他、ルヴァンカップ、J1参入プレーオフに関しては、注意書きにありますように、ルヴァンカップはそれぞれの所属リーグの外国籍選手枠を適用し、J1参入プレーオフは外国籍選手の試合エントリー・試合出場は4人を上限としています。

■規定:
☆選手登録
・J1/J2/J3 いずれも制限を設けない*
☆試合エントリー(ベンチ入り)
・J1は5人、J2/J3は4人上限とする
・提携国選手は外国籍選手の人数に含めない**
☆試合出場
・J1は5人、J2/J3は4人上限とする
・提携国選手は外国籍選手の人数に含めない**
**Jリーグ提携国の選手は、外国籍選手の人数に含めない(2018年11月20日現在の提携国:タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)

■導入時期:2019シーズンより
■適用:シーズンを通じて適用
■その他: カテゴリー(J1/J2/J3)が異なる場合の取り扱い
・JリーグYBCルヴァンカップ:それぞれの所属リーグの外国籍選手数が適用される
・J1参入プレーオフ:試合エントリー・試合出場は4人を上限とする
・天皇杯については別途、(公財)日本サッカー協会が定める

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-56861/

2. Jリーグ規約第42条の「補足基準」撤廃について

2019シーズンよりJリーグ規約第42条の「補足基準」を撤廃することを承認しました。また、Jリーグ規約第42条の「補足基準」撤廃に伴い、Jリーグ規約を変更します。

Jリーグ規約54ページが該当します。J1においてはプロA契約または外国籍選手が合計6名以上先発していなければならず、J2/J3は直近のリーグ5試合のうち1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6名以上先発起用するという、やや分かりにくい記載となっていますが、全部で7条の補足基準があります。これを撤廃致します。
最強チームで試合に臨まなければいけないことに変更はありませんが、監督の判断を尊重した形で選択の自由度を上げる仕組みといたしました。

撤廃理由は2点です。
①クラブの強化方針・強化施策の選択肢拡大(クラブ内での競争促進)
②若手選手の育成を目的とした出場機会の創出

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-56864/

3.J3入会(八戸)の件

先ほど、皆様にも(クラブへの連絡を)ご覧いただいきました。ヴァンラーレ八戸が入会いたします。

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-56846/

4. 2019 J3リーグへのJ1・J2クラブU-23チーム参加可否の件

資料はありませんが、引き続き、J3にFC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23が来シーズンも参戦いたします。

※関連プレスリリースはございません

[報告事項]
1.横浜F・マリノスに対する制裁の件
横浜FMの元社員が、クラブ内の収入印紙を7年間に渡り、総額3300万円を私的流用していました。けん責+制裁金300万円の処分といたしました。

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-56870/

《その他》
1.2018JリーグYBCルヴァンカップ決勝 TEAM AS ONE募金額報告

活動報告といたしまして、40万2461円の募金をいただきました。ありがとうございました。

関連プレスリリース
https://www.jleague.jp/release/post-56844/

〔村井チェアマンのコメント〕
先ほど、11月の理事会を終えました。続々と優勝チームの顔ぶれが決まり、その報告をいたしました。まずは、鹿島アントラーズが20冠目をAFCアジアチャンピオンズリーグで獲得しました。昨年度の浦和レッズに続き、2年連続でJリーグからアジアチャンピオンを輩出いたしました。
また、J1は川崎フロンターレ、J2は松本山雅FC、J3はFC琉球の優勝が決まりました。そして、前回の理事会直後に、ルヴァン杯決勝で湘南ベルマーレが、ルヴァン杯として初タイトルを獲得されました。
今回は優勝争いが熾烈でしたが、引き続きJ1においては残留争いが非常に激しい戦いが続いております。J2は全日程が終了しましたが、優勝争いを4チームで分けあい、我々役員も4会場で待機をする状況でもありました。今シーズン、J2は過去最多の入場数を記録することとなりました。J2が始まって以来、最高の入場数で、こうして多くのお客様に来ていただいたのは、激しい戦いがあったからこそかなと思っております。
J1は全日程を終えていませんが、入場数は昨年を上回っております。細かな数字を把握できていませんが、FIFAワールドカップロシアの影響で平日に60試合を行いました。昨年は20試合ほどでしたので、非常に多くの平日開催となりました。戦略的に『フライデーナイトJリーグ』として金曜開催をしましたが、多くは水曜開催でした。平均入場者数で言うと、水曜日の開催は、土日と比べると大きく下回ります。それが、3倍ほど試合数が多い今シーズンは、J1においては昨シーズンを下回るだろうと想定しておりましたが、そうした状況にも関わらず昨年を上回るお客様に来ていただいていること、大変ありがたく思っております。
また、ヴァンラーレ八戸には理事会終了後、入会の連絡を正式にお伝えいたしました。東北6県にJリーグクラブが出現することになります。北は北海道から東北6県、南は沖縄まで、Jリーグの裾野が広がっていったことを、あらためて感じています。ぜひ八戸には、大暴れしてほしいと考えております。
また、最後に、横浜FMの金銭の不正利用の案件が報告されました。大変、残念に思っております。
Jリーグが25年経過し、まだまだ管理体制が甘いところがあります。特にオリジナル10と呼ばれる前回発覚した清水エスパルス、今回の横浜F・マリノスと、歴史のある両クラブでこのようなことが起こってしまったことは、リーグの責任者としても、管理体制をあらためて徹底していかなければいけないと思います。

〔質疑応答〕
Q:外国籍選手枠の件について、導入した経緯と狙い、運用上の不安が現状どのように届いているのか、本当に質の高い外国籍選手が来るのか、若手の出場に影響がないのか、どのように運用したいかなどを教えていただければ。

A:村井チェアマン
Jリーグの理念は、日本サッカーの水準向上を一番目に掲げています。
すべてのJリーグの活動は、日本サッカーの水準向上に寄与しているかという観点で考えています。そうした観点で、外国籍選手については、ホームグロウン制度と両軸をなすものだと考えています。
従前は、外国籍選手の枠を制限することによって、日本人の出場機会を確保して、それが日本サッカーの水準向上を図るという建付けで、ある意味で間接的に日本のレベルアップを図るという形でした。
今回、直接的に各クラブがホームグロウン制度、つまり、自クラブで育成した選手を起用しなくてはいけないという育成に関して直接的にコミットする制度を導入しましたので、その裏側にある外国籍選手の管理はどのようにしていくかという観点で議論をしてきました。そのため、ホームグロウン制度抜きには、この制度は考えられません。
実際、直接的にコミットすることに合意を得られたため、外国籍選手の出場枠はどうするかということを議論してきました。現在外国籍選手は(試合エントリーと出場は)3名+アジア枠1名で設定し、登録は5名としています。今後は、出場に関しては、段階的にもう一歩進めて5名にすることでJ1は始めよう、この施策がどのように日本のサッカーの水準向上に寄与するかを見極めながら、今後の手を打っていこうということになりました。
クラブの判断の選択肢を増やすということについては、これを機にレベルの高い外国籍選手を獲得してほしいというメッセージも込めています。
ただし、これはビッグネームを獲得するだけでなく、例えばレオ シルバ選手、ラファエル シルバ選手のように、新潟からデビューし、日本の中核的な選手になっている選手もいますが、ネームバリューだけでなく、若くても可能性のある選手をクラブは積極的にリサーチして、日本人と外国籍選手の中での育成に関する競い合いを、演じてほしいと思っています。
また、登録人数は制限を設けておりません。A契約の中で外国籍選手が出場できるのは5名ということになります。半数以上は日本人でピッチの上で戦わなくてはいけないので、A契約25名すべてが外国籍選手になるということは考えられません。
増える分には、外国籍選手での競い合いが起こるかもしれません。
6名契約しても5名しか出られないため、外国籍選手の中での競い合い、日本人とのポジションをめぐる競い合いも行われるかもしれませんし、そうした考え方はクラブの経営判断であり、強化方針、編成方針の選択肢を増やすということを一歩広げたという風にお考えいただければと思います。
中核をなす考えはホームグロウン制度だということをご理解いただければと思います。

ホームグロウン制度については、今回は「ホームクラブグロウン」としてクラブの育成をカウントするということですが、継続して今度は「ホームタウングロウン」という、クラブが育成に関して関与する、大学、高校、地域のサッカー協会に協力することで、地域で新たな選手が発生していく「ホームタウングロウン」という新たな制度で選手をカウントすることも視野に入れながら、新たな制度設計に向けて、第2号を準備していこうということで合意しています。
ホームタウングロウンに対しては、いつどのタイミングで決着するかが見通しは立っていませんが、連続して日本の育成のレベルアップの努力をしていこうと考えています。

※担当部長から補足
ホームグロウン制度は、いったんの時間軸は、2022シーズンまでと決めています。ここに向けて、クラブは育成に注力していくことになりますが、その都度検証しながら次の23年以降どうしていくかを議論していきたいと考えています。

A:村井チェアマン
懸念事項というご質問がありました。J1が外国籍選手5名までですが、J2・J3は4名とし、従前の3+1(アジア枠)合計4名を踏襲する形となります。J1とJ2で1名の差が出てきます。
ルヴァンカップ等で、J2とJ1が一緒にグループステージを戦うことが想定され、J1参入プレーオフを勝ち抜いたJ2チームとJ1の16位が入れ替え戦を戦うといった、J1とJ2が戦うことが想定された中で、レギュレーションが違う体制についてどのように考えるかという議論もありました。
まず、天皇杯等を考えていただければ、社会人のJFL、もしくはJリーグは違う出場ルール、登録ルールなど、それぞれのリーグが持っている、1年間慣れているレギュレーションで戦おうということになっています。
FIFAクラブワールドカップにおいてもヨーロッパはヨーロッパ、アジアはアジアのレギュレーションで、1つのカテゴリーを越えた大会があるなかで、全部で共通するルールを持っていないというのも、サッカー界の慣例であります。グループステージを6試合行うルヴァンカップにおいては、戦いなれている出場方式、J2クラブに関してはJ2の登録で、J1についてはJ1の登録制度で戦うということを申し合わせています。
J1参入プレーオフについては、J1に相当有利に設計されています。
決定戦のスタジアムはJ1クラブのホームスタジアムを使いますし、引き分けの場合はJ1チームがJ1に残留できることになっています。さらに、外国籍選手の登録数においてJ1に有利にするのか、一発勝負ということで下のJ2に揃えてはどうか、J1についてはベンチ入りが5名となった場合にも、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するチームはACLのルール(エントリーできる外国籍選手は3+1名)で戦うことを考えれば、入れ替え戦だけではないことを考えれば、J2も入れ替え戦においてのみ外国籍選手の上限を4名に揃えることとしました。
これは、クラブとの協議の中で決めてきたことですので、まずはそれを見守りたいと考えています。
クラブは外国籍選手を使わなくてはいけないというレギュレーションではないので、クラブの経営の裁量を若干J1において1名増やしてきたという観点となるため、強制ではなくクラブが最適な編成を考えるうえで、活用してもらえればと思いますので、1名が増えたことで、極端に外国籍選手のレベルが下がるといったことはないと考えています。
併せて、こうした考え方で外国籍選手数を緩和して育成に舵を切っていく中で、現在提携国の選手を日本人と同様の扱いとしていますが、今後提携国の選手をどう扱うかは引き続き検討事項として協議していこうという考え方で統一しています。
現時点で、提携国選手について考え方を決めているわけではありません。

Q:外国籍枠は、アジア枠はなくなったという認識でいいのか、また、ホームグロウン制度は、J1は来シーズンから導入となりますが、J2・J3が2022年からということで、この時間差が生まれた理由をお聞かせください。

A:村井チェアマン
従前の3+1にJ1は+1という考え方で5名、J2・J3も4名ということなので、アジア枠という考えは持っていません。
また、自クラブとは言え、クラブが選手を育てるのには一定の時間が必要です。クラブのホームグロウン選手の保有状況を見ますと、進んでいるクラブと進んでいないクラブの格差があるようです。特に、J2、J3に関しては育成における一定の時間的に猶予を考慮したと考えていただければと思います。

Q:J1の入場者数が増加しているとのことですが、プロ野球ではチケットの転売問題が起きていて問題となっている。Jリーグでも同様な事象が起きているか思うが、このような問題に対してJリーグではどのように考えているか。

A:村井チェアマン
チケットの転売の実態が、どのくらいの数か、どのくらいの価格帯か手元に情報が無いので、具体的に申し上げられませんが、Jリーグに人気があって多くの人にチケットを買っていただけるのはありがたいと思っています。
転売に関しては、Jリーグだけの判断ではなく、政府も議員立法をもって対処していく、いわゆる音楽界、スポーツ界、といった業界を越えた世論の形成が必要な問題だと思っていますので、そうした動向を見ながら、リーグとしても同調していくのかなと考えています。
リーグとして単独でこの問題について具体的なアクションを持っているわけではありません。

Q:外国籍選手枠の件ですが、いろいろな議論や意見が出て、今のままが良い、数を増やすほうが良いなどの議論がある中で、J1が5名、J2・J3が4名という一つの結論が出ましたが、どのように評価しているのでしょうか。

A:村井チェアマン
具体的な施策ベースではなく、Jリーグは今の延長線でよいか、クラブの経営者、JFA技術委員会、クラブの契約担当者、強化担当者に投げかけました。世界のフットボールの育成や競い合いの激しさが増していく中で、Jリーグは今の延長線上で発展があるのかという問いを、6月、7月に何度も投げかけました。
共通して、ほぼ全会一致で、Jリーグは変わらなくてはいけないという議論になりました。
例えば、(FIFAワールドカップでは)19歳 エムバペ選手(フランス)が決勝の舞台であのような活躍をするとは、育成に関しては19歳をゴール(育成完了)していることを、今回のワールドカップイヤーで見聞きする中で、非常に危機感を強めました。その延長線上で今回の具体的な施策に至るわけですが、様々な選択肢がありました。人数も幅もある議論でした。当初はJ1、J2、J3すべて一緒でという案でしたが、J2とJ1では差があるという意見もありました。今回は決議が見送られ、継続審議になりましたが、U-21(の選手の起用)についてもJ2、J3もレギュレーションを設けたほうが良いのではという議論までありました。その中では多くの関係者がこのままではだめだという中で、私は危機感の共有に意味があったのではと思っています。
最終的にこの案に着地しましたが、この案の内容を見ながら、今後も検討を重ねていく 第1歩を踏み出せたことは非常に大きなことだったと思っています。一面ではありましたが、今後に向けてアクションを起こした非常に大きな一歩だったのではと思っています。

Q:外国籍選手の件で、確認です。
ベンチ入りは人数制限がありますが、契約は何人でも可能ということですが、たとえば、J1からJ2に降格したときの救済策はありますか?

A:村井チェアマン
登録に関しては、人数の上限を設けておりませんので、そのままの登録数で出場を4名にしていただければという考え方になります。

Q:昨晩、日産のゴーン会長が逮捕というニュースが入ってきました。Jリーグの今後に影響することなど、チェアマンのお考えをお聞かせください。

A:村井チェアマン
私も報道で知る範囲です。それがもたらすインパクトまでは考えに及んでおりませんが、特に日産というスポンサーは、Jリーグ開幕から25年支えてくれた企業です。ホームタウンとサポートされる企業、そして、ファン・サポーターと一緒に25年育ててきたクラブです。何か本件において影響があると考えておりませんし、逆に言えば、しっかりとクラブが良いクラブがあり続けることが大事なことだと考えております。

Q:ローカルな質問で恐縮です。先程「八戸に大暴れしてほしい」とお話いただきましたが、ステージが1つ上がることを考えると今シーズンのようにはいかないとも思います。それを踏まえ、あらためて期待の言葉をお願いします。

A:村井チェアマン
最終節には4,000名を超えるお客様に観戦いただきました。私も新たなスタジアムの竣工時と、今回の事前リサーチの件で二度ほどお伺いしております。しっかりとした地域、行政、企業といったさまざまな関係者の皆様に支えられている基盤があります。昨年は競技順位で辛酸をなめる結果となりましたが、準備をしっかりと重ねてきたクラブですので、大いに期待をしております。
また、津波の被害にあったエリアにスタジアムを建設し、屋上が避難所になっています。地域の防災の拠点でもあり復興のシンボルでもあるクラブです。その意味でも力強い活躍を期待しています。
実際に移動距離が長いと思いますし、経費の問題の側面からいうと、財政的にはまだまだかと思います。2億程度の収益規模でのスタートになりますので、まだまだ多くの人に支えていかないといけない状況に変わりはないのですが、幹を太くするアプローチができるかどうか。今後に向けた課題になってくると思います。非常に大きな可能性を持っているクラブだと思っています。

Q:外国籍選手枠緩和、ホームグロウン制度は今後の第一歩とお話をされていましたが、外国籍選手枠の拡大とホームグロウン制度のあり方について、今後さらに変更していくようなお考えはありますか?

A:村井チェアマン
外国籍選手枠に関しては、今回の内容でスタートし、今後経過を見守りながら、議論をしていくことになると思います。そのため、今の時点で増やすことを決めているわけではございません。一方で、ホームグロウン制度に関しては、実質的にクラブグロウンがスタートします。将来的にはホームタウングロウンという考えが可能なのか検討を重ねていき、育成のステップを広げていこうと思っています。ホームグロウンとは異なりますが、U-21や育成世代の出場枠はルヴァン杯で出場を義務付けていますが、J2/J3で広げていくことの是非については、来年度から議論していきたいと考えています。

 

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