明治安田生命Ｊ２リーグは24、25日に第29節が開催される。
10連勝で首位を独走する柏は、アウェイで最下位の岐阜と対戦。攻守両面で隙は見当たらず、今節も相手を押し込む戦いを演じるだろう。一方の岐阜は2試合勝利がなく、残留圏との差は広がりつつある。今節も首位チーム相手に厳しい戦いが予想されるが、チーム一丸となってこの苦境を乗り越えたい。
2位の大宮は愛媛の本拠地に乗り込む。前節は千葉に勝利し、3連勝と勢いに乗る。1点差をものにする勝負強さを示しており、したたかな試合運びを展開しそうだ。愛媛は前節、鹿児島に敗れ、連勝が3でストップ。攻撃陣は好調を維持しているだけに、4失点を喫した守備の修正が求められるだろう。
3位の京都は、ホームに福岡を迎える。前節は水戸に敗れ、11試合ぶりの黒星を喫した。優勝争いに踏みとどまるためにも、巻き返しの一戦となる。ここ2試合で5点を許している守備のテコ入れを図りたい。福岡は前節、徳島に敗れ残留争いから抜け出せていない。不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
4位の横浜FCはホームで鹿児島と対戦。齋藤 功佑、中山 克広、松尾 佑介の2列目が好調を維持しており、この若きトリオが今節もカギを握りそうだ。鹿児島は前節、愛媛に快勝。3試合で9得点と攻撃面が機能する。こちらは3試合連続ゴール中の牛之濵 拓がキーマンとなる。
5位の水戸はホームに東京Ｖを迎える。前節は京都相手に会心の勝利を飾った。堅守に加え、得点も奪えるようになってきており、この勢いを保って再浮上を狙う。東京Ｖは4試合勝利がなく、調子は下降気味。それでも前節は課題の守備が無失点に抑えたのは好材料。あとはいかに得点を奪えるか。アタッキングサードでの質を高めたい。
6位の山形はホームで栃木と対戦。ここ2試合は無失点と、持ち前の堅守が蘇ってきた印象だ。前節は得点を奪えなかっただけに、攻撃面がカギを握るだろう。栃木は4試合連続引き分けと勝ち切れない戦いが続く。こちらも課題は攻撃面。お互いに守備には自信を持つだけに1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
千葉は3連敗と元気がない。3試合で7失点を喫する守備の修正が重要なテーマとなる。その千葉の本拠地に乗り込む甲府は、前節、山口に競り負け、浮上のチャンスを逸している。今節はドゥドゥが出場停止となるだけに、代わって出場する選手が意地を見せたいところだ。
新潟はホームで金沢と激突。現在、2連敗中と調子を落としている。ここ2試合はともに無得点。リーグ屈指の破壊力を秘める攻撃陣の復調が望まれる。金沢は5試合負けなしと安定した戦いを続ける。堅い守りと鋭いカウンターを武器に、3連勝を狙う。
山口はホームに長崎を迎える。前節は甲府に競り勝ち、良い状態でこの試合を迎える。ポゼッションを高める持ち前の攻撃スタイルで、さらなる浮上を目指す。長崎は4連敗と苦戦が続く。3試合連続ゴール中の呉屋 大翔が好調を維持しているだけに、失点が減らない守備の修正が最大のテーマとなる。
徳島はホームで琉球と対戦。前節は福岡に競り勝ち、連敗を2で食い止めた。12節の栃木戦以来のゴールを決めた清武 功暉が再び結果を残せるか。琉球は前節、横浜FCに完敗。複数失点が続く守備の整備を実現したいところ。移籍後初出場を果たした小野 伸二のパフォーマンスにも注目が集まる。
岡山はホームに町田を迎える。前節は新潟に快勝を収め、連敗を3で止めている。上位争いに参戦するためにも、連勝を実現したいところだ。町田は8試合勝利がなく、降格圏が迫っている。それでも前節は9節以来の無失点を達成。課題の守備に改善の兆しが見えるなか、勝点3に結びつくパフォーマンスを示せるか。
■各試合の見どころをチェック
水戸vs東京Ｖ
千葉vs甲府
横浜FCvs鹿児島
山形vs栃木
新潟vs金沢
京都vs福岡
山口vs長崎
徳島vs琉球
岐阜vs柏
岡山vs町田
愛媛vs大宮
