史上稀に見る激闘となった今年のルヴァンカップファイナル。川崎フロンターレがPK戦の末に北海道コンサドーレ札幌を下して、悲願の初優勝を成し遂げた。
試合の流れは二転、三転し、どちらが勝つか予想のつかない展開となった。勝敗が決したかと思えば試合は終わらず、延長ではよもやの退場劇も起こっている。120分でも決着がつかず、PK戦にまでもつれ込んだ筋書きのないドラマは、結局川崎Ｆの守護神の活躍によって、フィナーレを迎えている。
果たしてこの試合のターニングポイントはどこにあったのか。両チームの監督・選手、そして試合の笛を吹いた主審の証言をもとに、この決勝戦を振り返っていく。
得点シーンはどのように生まれたのか。勝負を分けたポイントとはなんだったのか。VAR判定となった谷口 彰悟の退場劇の舞台裏では、何が起こっていたのか。そして新井 章太はPK戦の時に何を考えていたのか。そのすべてが当事者たちの言葉によって明かされていく――。
ＪリーグYouTube公式チャンネルで公開された「10.26の回顧録～ルヴァンカップ決勝の知られざる物語～」は、貴重な映像が満載。両チームのファンならずとも必見の内容となっている。
