明治安田生命Ｊ２リーグは、25日に第36節の11試合が開催される。
首位の徳島はホームで町田と対戦。前節は京都に敗れ、連勝が5でストップ。昇格に向けて巻き返しの一戦となる。ボール支配で勝りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する町田は前節大宮とスコアレスドローに終わった。こちらも得点力に課題を抱えるなか、徳島の激しいプレスをかいくぐれるかがテーマとなりそうだ。
2位の福岡は東京Ｖの本拠地に乗り込む。前節は山形と引き分け、3連勝はならなかった。早い時間帯での失点で展開を苦しくしただけに、試合の入り方がポイントとなるだろう。東京Ｖは3連勝と勢いに乗る。2試合連続ゴール中の端戸 仁のパフォーマンスが今節もカギを握りそうだ。
3位の長崎はホームに松本を迎える。前節は千葉に競り勝ち、福岡との勝点差を3に縮めている。もっともここ2試合はゴール奪取に苦しんでいるだけに、警戒されるエジガル ジュニオ以外の攻撃パターンを探りたい。松本は2連勝と好調を維持する。安定した守備に加え、セルジーニョを中心とした攻撃も機能。上位撃破を実現し、3連勝を狙う。
4位の北九州はアウェイで水戸と対戦。前節は琉球と引き分け、3連勝はならず。逆転昇格に向けて厳しい状況に追い込まれている。これ以上の敗戦は許されないなか、前回対戦で完敗に終わった相手にリベンジを果たし、望みをつなぎたい。対する水戸は2連勝と調子を上げている。前節は栃木に3得点を奪って快勝。リーグ最多得点を誇る攻撃力は健在で、今節も積極果敢な戦いを見せつけるだろう。
新潟はホームに愛媛を迎える。前節は金沢に競り勝ち、3試合ぶりの勝利を手にした。好調を維持する鄭 大世が、今節も重要な役割を果たしそうだ。愛媛は4試合勝利がなく、21位に沈む。前節は終了間際の失点で群馬に敗戦。隙を見せたセットプレーの対応に修正が求められそうだ。
甲府は京都の本拠地に乗り込む。前節は磐田と引き分け、6試合負けなしとした。もっとも先制しながらも勝ち切れなかっただけに、リード時の試合運びがポイントとなるだろう。一方の京都は前節、首位の徳島を下し、勢いに乗る。調子を上げてきた仙頭 啓矢にかかる期待は大きい。
磐田はホームで琉球と対戦。5試合勝利がなく、ここ4試合はいずれもドロー。複数得点を奪えていない攻撃に迫力をもたらしたい。琉球も前節は北九州と引き分けている。こちらも4試合連続で1点止まり。両者ともに同様の課題を抱えており、1点を争う緊迫した展開となりそうだ。
山形はホームに金沢を迎える。前節は福岡と引き分け、2試合勝利なしとなった。ヴィニシウス アラウージョが好調を維持するだけに、失点が続く守備陣が意地を見せられるか。金沢は2連敗と調子が下降気味。攻撃面に課題を抱えるなか、前節、初ゴールを決めた本塚 聖也に期待がかかる。
岡山はホームで栃木と対戦。3試合勝利がなく、前節は松本に完封負け。課題の攻撃面をいかに改善できるか。有馬 賢二監督の手腕に注目が集まる。栃木も3連敗と元気がない。こちらも課題は得点力。ひとり気を吐く明本 考浩がチームに勢いをもたらせるか。
群馬は前節愛媛を下し、7試合ぶりに勝点3を手にした。今節はホームで大宮と対戦。古巣対決となる大前 元紀のパフォーマンスに注目だ。大宮は2試合負けなしと復調の気配を見せる。ここ2試合はともに無失点。持ち前の堅守を軸に、試合の流れを掴んでいきたい。
最下位に沈む山口は、ホームに千葉を迎える。前節は東京Ｖに敗れ、4連敗となった。それでも高井 和馬が久しぶりにゴールを奪ったのは前向きな材料で、今節もこのアタッカーに期待が集まる。対する千葉は前節、長崎に敗れ3連勝はならなかった。サイドアタックの迫力は増しているだけに、最後の場面の精度向上がテーマとなりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
東京Ｖvs福岡
山形vs金沢
水戸vs北九州
群馬vs大宮
新潟vs愛媛
京都vs甲府
岡山vs栃木
山口vs千葉
徳島vs町田
長崎vs松本
磐田vs琉球
