明治安田生命Ｊ２リーグは3日に第37節の11試合が開催される。
首位の磐田はアウェイで新潟と対戦。前節は大宮に逆転勝利を収め、13試合負けなしとしている。劇的な決勝ゴールを奪った山田 大記が今節も大仕事をやってのけるか。対する新潟は3試合勝利がなく、6位に順位を下げている。昇格が厳しくなったなか、首位チーム相手に意地を見せたいところ。2試合連続ゴール中の谷口 海斗にかかる期待は大きい。
磐田を追う2位の京都はホームに大宮を迎える。前節は愛媛に競り勝ち、3試合ぶりに勝点3を手にした。ゴールを量産するピーター ウタカが今節も重要な役割を担うだろう。大宮は前節磐田に敗れ、連勝はならず。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがカギを握りそうだ。
3位の甲府はホームで岡山と対戦。前節は東京Ｖと引き分け、連勝が4でストップ。京都との差は8ポイントに広がり、苦しい状況に追い込まれた。逆転昇格へ向け、ここが正念場。前節不発に終わった攻撃陣は意地を見せたい。対する岡山は7戦負けなしと安定した戦いを続けるも、勝ち切れない試合も目立つ。複数得点を奪い取る積極性を示せるか。
4位の長崎はホームで群馬と対戦。前節は水戸を下し、3試合ぶりに白星を手にした。ここ5試合で4得点を記録する20歳の植中 朝日に注目が集まる。群馬は前節、松本を下し、6試合ぶりの勝利を収めた。終盤に来て存在感を放っている大前 元紀が今節も結果を残せるか。
山形は4連勝で5位に浮上。今節はホームで東京Ｖと対戦する。再び勢いに乗るなか、前節、決勝ゴールを決めたヴィニシウス アラウージョの決定力に期待がかかる。東京Ｖは前節、甲府と引き分け、4試合勝利なしとなった。課題の守備が無失点に抑えたのは好材料だが、得点を奪えなかった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
好調の千葉は栃木の本拠地に乗り込む。前節は山口に勝ち切れなかったものの、7戦負けなしとしている。7試合でわずか2失点の堅守を武器に、今節も手堅い試合運びを見せるだろう。一方の栃木は前節、山形に敗れ、3試合勝利なしとなった。こちらも守りには自信を持つだけに、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
残留争いに目を向けると、17位の山口はホームで琉球と対戦する。前節は千葉とスコアレスドローを演じ、これで3試合連続の引き分けに。7試合勝ち星から見放されており、監督交代後も未勝利が続いている。課題の攻撃にいかに勢いを生み出すのか。名塚 善寛監督の手腕が問われるだろう。琉球も前節は、町田とスコアレスドローに終わっている。こちらも課題は得点力。しばらくゴールのない清武 功暉の爆発が待たれるところだ。
金沢vs愛媛は、18位と20位の残留争い直接対決に。両者の勝点差はわずかに1で、今節の結果次第では立場が入れ替わる可能性もある。金沢は前節、秋田と引き分け4試合勝利なし。一方の愛媛も2試合勝利がない。前回対戦では金沢が3-1と快勝を収めたが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
19位の相模原はホームに秋田を迎える。前節は北九州を下し、最下位から抜け出している。同じ昇格チームで、順位は上を行く秋田を撃破し、残留圏内に浮上なるか。秋田は前節、金沢と引き分けた。こちらは残留をほぼ確定させているが、さらなる上の順位を目指し、力強い戦いを見せてくれるだろう。
21位の北九州は、水戸の本拠地に乗り込む。前節は残留を争う相模原に敗れ、7試合勝利なしとなった。得点は奪えているものの、失点が減らない状況をいかに変えていくのか。小林 伸二監督の修正力に期待がかかる。水戸は前節、長崎に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。安藤 瑞季、伊藤 涼太郎、松崎 快ら若きタレントが、チームに再び勢いをもたらしたい。
4連敗で最下位に沈んだ松本は、アウェイで町田と対戦。ここ5試合でわずか1得点と、決定力不足を露呈する。今夏の加入後に3得点を記録する伊藤 翔にかかる期待は大きい。町田もここ2試合は無得点と、攻撃に課題を抱える。しばらくゴールのない太田 修介が、久しぶりに結果を残せるか。
■各試合の見どころをチェック
相模原vs秋田
山形vs東京Ｖ
水戸vs北九州
栃木vs千葉
町田vs松本
甲府vs岡山
新潟vs磐田
京都vs大宮
山口vs琉球
長崎vs群馬
金沢vs愛媛
