明治安田生命Ｊ２リーグは、2、3日に第24節の11試合が開催される。
前節、新潟との直接対決を制し、首位に再浮上した横浜FCは、アウェイで水戸と対戦する。現在2連勝中で、5試合負けなしとしたたかな戦いを続けている。3戦連発中の小川 航基が今節も結果を残せるか。対する水戸は前節岡山と引き分け、4試合負けなしとした。4試合でわずか1失点と、安定した対応が光る。前節復帰した木下 康介が、前回対戦に続くゴールを決められるか。
2位に転落した新潟は、群馬の本拠地に乗り込む。横浜FCに敗れたショックを払しょくし、再び勢いを手にすることができるか。前回対戦で2ゴールを決めた谷口 海斗に大きな期待がかかる。対する群馬は7戦未勝利で、現在は2連敗中。3試合連続ノーゴールの攻撃陣の奮起が求められる。
3位の仙台はアウェイで町田と対戦。前節は山形と引き分け、4試合勝利なしとなった。上位2チームに食らいついていくためにも、勝点3を手にしたいところ。富樫 敬真が出場停止となるなか、2試合連続ゴール中の中山 仁斗がチームに勢いをもたらせるか。町田は前節、琉球を下し、2連勝を達成した。5位と好位置につけるなか、前回対戦で快勝した仙台を再び撃破し、さらなる浮上を狙う。
4位の岡山は、ホームに熊本を迎える。前節は水戸と引き分け連勝は3で止まったものの、7戦負けなしと安定した戦いを続けている。7試合でわずか2失点と堅い守りが際立つ。今節も組織的な守備を保ち、チアゴ アウベスら攻撃陣の一発にかけたい。対する熊本は前節大分に敗れ、5試合勝利なしとなった。ボール支配で勝りながらも、決定力が不足する。岡山の堅守をいかに打ち破っていくのか。エースの髙橋 利樹にかかる期待は大きい。
6位の長崎は、アウェイで甲府と対戦。5戦負けなしと好調を維持するなか、今節よりブラジル出身のファビオ カリーレ新監督が指揮を執る。母国での実績十分な指揮官は、昇格争いを演じるチームにさらなる勢いをもたらせるか。一方の甲府は前節山口に敗れ、連勝はならなかった。先手を取りながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。
好調の千葉は、大分の本拠地に乗り込む。前節は東京Ｖに快勝を収め、7戦負けなしとしている。今節は守護神の新井 章太と熊谷 アンドリューの2人が出場停止となるが、ここ5試合で3得点と調子を上げてきた見木 友哉が、力強くチームを牽引するはずだ。大分は前節熊本を下し、3試合ぶりに白星を手にした。こちらも好調の渡邉 新太が、攻撃のカギを握るだろう。
山形はホームで栃木と対戦。前節は仙台と引き分け、4試合勝利なしとなった。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。栃木は前節、岩手と引き分け、3試合連続のドローとなった。それでも根本 凌が2試合連続ゴールと結果を出しており、この若きストライカーがチームに勢いをもたらせるか。
金沢はホームに徳島を迎える。前節は大宮を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。失点が増えていただけに、無失点に抑えられたのは好材料。攻守両面で存在感を放つ藤村 慶太に今節も期待がかかる。徳島も前節は群馬を下し、こちらは9試合ぶりの勝利となった。久しぶりにゴールを決めたムシャガ バケンガのさらなる爆発が期待される。
秋田はホームで山口と対戦。前節は長崎と引き分け、7試合勝利なし。3試合ゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。山口は甲府を下し、連敗を2で食い止めた。調子を上げてきた池上 丈二のパフォーマンスに注目が集まる。
岩手vs大宮は、20位と21位の対戦となる。岩手は前節、栃木と引き分け、5試合負けなしとした。大宮には前回対戦で勝利を収めているだけに、良いイメージを持って試合に臨めそうだ。一方の大宮は金沢に敗れ、2試合勝利なし。守備の安定感は備わってきただけに、後はいかに得点を奪えるか。しばらくゴールから遠ざかる河田 篤秀の爆発が待たれる。
東京Ｖはホームに琉球を迎える。前節は千葉に敗れ、連勝はならなかった。開始早々の失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントとなるだろう。一方の琉球は、町田に敗れ、4連敗となった。前節より指揮を執るナチョ フェルナンデス監督が最下位に沈むチームをいかに立て直していくのか。その手腕に中が集まる。
■各試合の見どころをチェック
秋田vs山口
岩手vs大宮
水戸vs横浜FC
町田vs仙台
甲府vs長崎
山形vs栃木
金沢vs徳島
岡山vs熊本
大分vs千葉
群馬vs新潟
東京Ｖvs琉球
