前回王者の広島は前々回覇者の名古屋と激突。激戦必至の大阪ダービーはともに2連勝をかけた一戦に【プレビュー：ルヴァンカップ GS 第2節】

ＪリーグYBCルヴァンカップは25日、26日にグループステージの第2節が行われる。

Aグループでは磐田と札幌が対戦。磐田は前節、横浜FMに0-1と敗戦。それでもシュート数で上回るなど互角の戦いを演じている。リーグ戦ではなかなか調子が上がらないなか、この大会で好転のきっかけを見出したい。札幌は前節、鳥栖とスコアレスドローに終わっている。リーグ戦で2試合連続ゴール中の小柏 剛が初勝利をもたらせるか。

鳥栖はホームで横浜FMと対戦。前節は札幌に勝ち切れず、リーグ戦でも連敗中。得点力に課題を抱えるなか、古巣対戦となる樺山 諒乃介のパフォーマンスに注目だ。横浜FMは札幌を下し、好スタートを切った。直近のリーグ戦でも鹿島を下し、好調を維持する。西村 拓真と藤田譲瑠チマを各代表の活動で欠くなか、リーグ戦では途中出場が続くマルコス ジュニオールに期待がかかる

Ｂグループでは浦和がホームに清水を迎える。前節は湘南とスコアレスドローに終わったものの、リーグ戦では3連勝と勢いに乗っている。リーグ戦とはメンバーが変わることが予想されるなか、安居 海渡ら若きタレントのパフォーマンスがカギを握りそうだ。清水はリーグ戦では勝ち切れない試合が続くものの、この大会では前節、川崎Ｆに3-2と勝利。途中出場から結果を出した中山 克広に今節も期待がかかる。

もうひとつの試合では川崎Ｆがホームに湘南を迎える。両者は今季のリーグ戦ですでに対戦しており、1-1で引き分けている。川崎Ｆは先週末のリーグ戦で復帰した小林 悠の起用法に注目が集まる。一方の湘南は町野 修斗と平岡 大陽を各代表の活動で欠くなか、メンバー構成がポイントなるだろう。ともに前節は結果を出せなかっただけに、初勝利をかけた激しい戦いに期待が持てそうだ。

Ｃグループでは前回王者の広島と、前々回覇者の名古屋が激突する。広島は前節、横浜FCに快勝。リーグ戦でも調子を上げており、いい流れでこの試合に臨めるだろう。横浜FC相手に好パフォーマンスを見せた青山 敏弘に注目だ。対する名古屋も神戸に快勝を収めた。2ゴールを決めた酒井 宣福が今節も結果を残せるか。

横浜FCはホームで神戸と対戦。前節は広島に敗れ、リーグ戦でもまだ勝利がない状況だ。苦しい戦いが続くなか、前節、先制点を決めたカプリーニが悪い流れを断ち切る役割を担えるか。一方の神戸は名古屋に敗れ黒星スタートに。リーグ戦では好調を維持するだけに、その勢いをこの試合にも持ち込みたいところ。直近のリーグ戦でプロ初ゴールを決めたルーキーの泉 柊椰に注目が集まる。

Ｄグループでは新潟がホームに鹿島を迎える。前節は0-1で福岡に惜敗。先週のリーグ戦でも浦和に1-2で敗れている。小見 洋太ら若きタレントが揃うだけに、彼らがアグレッシブなプレーを示し、チームに再び勢いをもたらしたい。鹿島は前節、柏と引き分けている。先制点を決めた松村 優太をU-22日本代表の活動で欠くなか、同い年の荒木 遼太郎が意地を見せられるか。

もうひとつの試合では、福岡と柏が対戦する。福岡は前節、新潟に勝利。決勝点を決めたルーキーの鶴野 怜樹が再び大仕事をやってのけるか。柏は前節、鹿島と引き分け、リーグ戦でも勝利がない状況だ。厳しい状況のなか、今節はエースの細谷 真大とGKの佐々木 雅士がU-22日本代表の活動で不在となる。着実に出場時間を増やしている山本 桜大らアカデミー出身の若きタレントが、救世主となれるか。

EグループではFC東京がホームに京都を迎える。前節はＣ大阪に敗れ、黒星スタートとなった。直近のリーグ戦でも名古屋と引き分け、得点力に課題を抱えている。今季開幕から出場機会を得ているルーキーの俵積田 晃太に初ゴールは生まれるか。京都は前節、Ｇ大阪に完敗。それでもリーグ戦では3連勝中と好調を維持する。前節ゴールを奪い、直近のリーグ戦でも結果を出した山﨑 凌吾にかかる期待は大きい。

もうひとつの試合はＧ大阪とＣ大阪のダービーマッチとなった。両者はともに前節勝利を挙げており、2連勝をかけた対戦となる。昨年の大会でも両チームはグループステージで対戦し、Ｃ大阪の1勝1分という結果だった。毎回激しい戦いとなるこのカード。今回も両者の意地とプライドがぶつかり合う白熱の一戦となることは間違いない。

■各試合の見どころをチェック
磐田vs札幌
横浜FCvs神戸
広島vs名古屋
新潟vs鹿島
鳥栖vs横浜FM
浦和vs清水
川崎Ｆvs湘南
福岡vs柏
FC東京vs京都
Ｇ大阪vsＣ大阪