明治安田生命Ｊ２リーグは25日、26日に第6節の9試合が行われる。今週末にＪリーグYBCルヴァンカップを戦う清水と磐田の試合は、29日に開催される。
4連勝で首位に立つ町田は、アウェイでいわきと対戦。前節は山形に3-0と快勝。5試合で10得点・1失点と圧倒的な戦いを続けている。今節はミッチェル デュークを代表活動で欠くなか、3戦連発中の荒木 駿太にスタメンのチャンスが訪れそうだ。いわきは前節、徳島を下し、2連勝を達成。強度の高いサッカーがＪ２でも通用し始めている。その戦いが首位チーム相手にも機能するのか。すでに3得点を決めている谷村 海那の出来がポイントとなりそうだ。
町田と同勝点で2位に付ける大分は、アウェイで大宮と対戦。前節は千葉に2-1で競り勝った。2ゴールを決めた高畑 奎汰が今節も輝きを放てるか。対する大宮は栃木に敗れ、連勝はならず。アンジェロッティが好調を維持するだけに、終盤に隙を見せた守備組織を上手く立て直したい。
3位の秋田は徳島の本拠地に乗り込む。前節は水戸と引き分け4連勝ならなかったものの、開幕からの無敗を維持する。堅い守備は備わるだけに、いかに得点を奪えるか。今季まだゴールのない齋藤 恵太と青木 翔大の2トップに結果が求められる。徳島は前節いわきに敗れ、2連敗。開幕から勝利がなく、最下位に沈んでいる。ボール支配で上回りながらも得点が奪えない戦いが続くなか、今季より指揮を執るベニャート ラバイン監督がこの状況をいかに打破していくのか。その手腕に注目が集まる。
2連勝で4位に浮上した東京Ｖはホームに熊本を迎える。前節は藤枝に5-0と大勝を収めた。3試合連続クリーンシートと堅い守りに加え、攻撃にも迫力が生まれてきただけに、さらに勢いに乗っていきそうな気配だ。熊本は前節長崎に敗れ、3連勝はならなかった。早い時間帯での失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。
岡山はアウェイで千葉と対戦。前節は甲府に敗れ、今季初黒星を喫した。2試合で5ゴールと得点は奪えているだけに、3点を許した守備の修正が重要なテーマとなる。一方の千葉は大分に敗れ、4試合勝利なしとなった。得点力に課題を残すなか、今季初ゴールを決めたブワニカ 啓太がチームに勢いをもたらせるか。
甲府はアウェイで水戸と対戦。前節は岡山に競り勝ち、2連勝と調子を上げてきた。2ゴールを挙げ勝利の立役者となった品田 愛斗が注目選手となる。対する水戸は秋田と引き分け、開幕5試合勝利なし。それでも終了間際に追いついたのはポジティブな材料だろう。途中出場から結果を出したルーキーの寺沼 星文が悪い流れを断ち切る役割を担えるか。
仙台はホームに金沢を迎える。前節は群馬に2-1で勝利した。加入後初ゴールを決めた郷家 友太に今節も期待がかかる。一方の金沢は前節、山口を下し待望の今季初勝利を挙げた。ともに結果を出した奥田 晃也と林 誠道の2トップがチームに勢いをもたらしていきそうだ。
長崎はホームで山形と対戦。前節は熊本を下し、ようやく初勝利を手にしている。2ゴールを挙げて勝利の立役者となった宮城 天が再び結果を残せるか。山形は町田に敗れ、3連敗となった。3点を奪われた守備の修正もさることながら、2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。
山口はホームに藤枝を迎える。前節は金沢に敗れ、2連敗となった。2試合で8失点を喫する守備の修正が急務となる。対する藤枝は3連敗中で、こちらも前節は5失点の完敗。ともに攻撃スタイルを打ち出す一方で同様の課題を抱えているだけに、多くのゴールが生まれる一戦となるかもしれない。
■各試合の見どころをチェック
仙台vs金沢
大宮vs大分
千葉vs岡山
徳島vs秋田
長崎vs山形
東京Ｖvs熊本
いわきvs町田
山口vs藤枝
水戸vs甲府
