明治安田生命Ｊ２リーグは4月1日と2日に第7節の11試合が開催される。
5連勝で首位に立つ町田はホームで藤枝と対戦。前節はいわきを1-0で撃破し、3試合連続の完封勝利を実現した。6試合で11得点・1失点と攻守両面で隙のない戦いを見せており、今節もしたたかな試合運びを見せるはずだ。対する藤枝は山口を下し、連敗を3で食い止めた。ここまで5ゴールを挙げ、得点ランクのトップに立つ渡邉 りょうが町田の堅守をこじ開けられるか。
3連勝で2位に浮上した東京Ｖはホームに大宮を迎える。前節は熊本に3-0と快勝を収めた。ここ3試合で10得点と攻撃が機能する一方、4試合連続無失点の安定した守備も備わるだけに、さらに勢いに乗っていきそうな気配だ。大宮も前節は大分を3-0と撃破した。もっともホームでは強さを発揮する一方、アウェイではまだ勝利を挙げられていない。3戦連発中のアンジェロッティが、アウェイ初勝利を手繰り寄せられるか。
その大宮に敗れ今季初黒星を喫した大分は、ホームで磐田と対戦。大宮相手に3失点を喫した守備の修正がこの試合のテーマとなりそうだ。磐田は水曜日に試合をこなし、中2日での一戦となる。その試合では栃木に快勝を収め、今季2勝目を手にした。ハードなスケジュールを強いられるものの、良い流れを保ち、今季初の連勝を狙う。
4位の秋田はホームに山口を迎える。前節は徳島と引き分けたものの、開幕からの負けなしを続けている。6試合でわずか1失点の堅守が際立つ一方で、課題は得点力。得意のカウンターやセットプレーからチャンスを生み出したい。山口は藤枝に敗れ、3連敗となった。3試合で11失点を喫する守備の修正が急務となる。
5位の甲府はホームで清水と対戦。前節は水戸を下し3連勝と調子を上げている。この間9得点と攻撃が機能するなか、水戸相手に2ゴールを奪ったピーター ウタカが今節も結果を残せるか。対する清水は水曜日の試合で群馬に完敗。今季初黒星となった。いまだ勝利がないなかで、悪い流れをいかに断ち切っていくのか。権田 修一、乾 貴士ら経験豊富なタレントにかかる期待は大きい。
岡山はホームにいわきを迎える。前節は千葉と引き分け、2試合勝利なしとなった。先手を取られる試合が続いているだけに、まずは先制点を奪い試合を優位に運びたい。いわきは前節、町田に敗れ、3連勝はならなかった。それでも首位チームを最後まで苦しめた戦いは自信となったはず。強度の高い守備を保ち、好調を維持する谷村 海那の一発にかけたい。
栃木vs群馬はともに水曜日に試合を行っており、中3日での一戦となる。前者は磐田に敗れた一方、後者は清水に快勝を収めている。栃木はチャンスを作りながらも決めきれなかった攻撃陣の奮起が求められるだろう。一方の群馬は3得点すべてに絡んだ佐藤 亮のパフォーマンスに注目が集まる。
仙台はホームに長崎を迎える。前節は金沢に敗れ、連勝はならなかった。2ゴールを決めた氣田 亮真がチームに勢いをもたらせるか。長崎は山形を下し、2連勝と調子を上げてきた。こちらはハトリックを達成したフアンマ デルガドに再び大きな期待がかかる。
金沢はホームで千葉と対戦。前節は仙台を下し、2連勝とした。2試合で8得点と攻撃に勢いが生まれるなか、2戦連発中の林 誠道が今節も重要な役割を担うだろう。一方の千葉は岡山と引き分け、5試合勝利なしとなった。小森 飛絢が好調を維持するだけに、他の攻撃陣にも結果は欲しいところだ。
山形はホームに水戸を迎える。前節は長崎に敗れ、4連敗と元気がない。2試合連続3失点の守備を上手く立て直せるか。一方の水戸は甲府に敗れ、開幕からの未勝利が続く。こちらの課題も失点が減らない守備面にある。濱崎 芳己監督の修正力が問われてきそうだ。
熊本はホームで徳島と対戦。前節は東京Ｖに敗れ、2連敗となった。2試合で5失点の守備の修正もさることながら、2試合連続無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。徳島は前節秋田と引き分け、開幕6戦勝利なし。ここ3試合はいずれも無得点と、熊本と同様に決定力不足に陥っている。復帰後まだゴールのない渡 大生の爆発が待たれるところだ。
■各試合の見どころをチェック
甲府vs清水
仙台vs長崎
秋田vs山口
大分vs磐田
東京Ｖvs大宮
熊本vs徳島
山形vs水戸
栃木vs群馬
町田vs藤枝
金沢vs千葉
岡山vsいわき
