10ポイントを加算した富山が再び首位に浮上。3勝を挙げた愛媛、松本、岐阜も上位進出を実現【マンスリーレポート（6月）：明治安田Ｊ３】

明治安田生命Ｊ３リーグは6月に第12節から15節までの4節分が行われ、前月から大きく順位が入れ替わっている。

首位に立ったのは富山だ。鳥取とは引き分けたものの、讃岐、岩手、八戸を下し3勝1分で10ポイントを加算。5月終了時の3位から首位に浮上した。安定した守備に加え、4試合で4得点を記録した佐々木 陽次を軸とした攻撃も機能。攻守両面でいい状態にあるだけに、さらに勢いに乗っていきそうな気配だ。

3勝1敗の愛媛が6位から2位に順位を上げ、同じく3勝1敗の松本は9位から4位に浮上。富山と同じく3勝1分の岐阜は、12位から一気に5位にジャンプアップした。

一方、1勝に終わった鹿児島は首位から3位に転落。勝利を挙げられなかった奈良は4位から9位、同じく未勝利の長野は2位から10位にまで順位を下げている。

躍進を遂げたのはFC大阪だ。富山、岐阜と並ぶ10ポイントを獲得し、前月の17位から8位にまで急浮上。4試合すべてでクリーシートを達成した堅守が光り、今後も安定した戦いを実現していきそうだ。

5月に結果を残したYS横浜は、6月も変わらず好調を維持。2勝を挙げた琉球も好転のきっかけを見出している。

鳥取は監督交代を決断し、増本 浩平暫定監督の下で臨んだ16節の鹿児島戦は1-0で勝利を収めた。ようやく4勝目を手にし、今後の戦いに注目が集まる。

20位に沈んでいた北九州は、14節に鳥取に勝利するなど、1勝2分1敗で5ポイントを加算。粘り強い守備を実現し、最下位から抜け出している。

代わって最下位に転落したのは相模原だ。6月は1分3敗で、1ポイントを加算するに留まった。福島を下した2節以降勝利がなく、ここへきて引き分けにも持ち込めない試合が増えている。この状況からいかに脱していくのか。チーム一丸となった戦いで、苦境を乗り越えたい。

明治安田生命Ｊ３リーグ結果（6月）