明治安田生命Ｊ３リーグは8日、9日に第17節の10試合が開催される。
今節の注目は愛媛vs富山の首位攻防戦だ。勝点1差で富山を追う2位の愛媛は前節、松本と引き分け、3連勝はならなかった。今節はエースの松田 力が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が結果を残せるか。対する富山は鹿児島に敗れ、5試合ぶりに黒星を喫した。隙を見せた後半の戦い方がポイントになりそうだ。
3位の鹿児島はホームに福島を迎える。前節は首位の富山を下し、勢いが生まれている。途中出場からゴールを決めた福田 望久斗が今節も結果を残せるか。対する福島は奈良に敗れ、2連敗となった。5点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなる。
今治vs沼津は4位と5位の上位対決となる。今治は前節長野を下し、2連勝を達成。ハットトリックを達成したドゥドゥが、今節も輝きを放てるか。沼津は北九州を下し、3連勝と勢いに乗る。こちらは3戦連発中のブラウン ノア 賢信にかかる期待は大きい。
6位の松本は琉球の本拠地に乗り込む。前節は愛媛と引き分け、2試合勝利なしとなった。それでも退場者を出しながらも、終盤に追いつく粘りを披露。今節も強度の高い対応を維持し、小松 蓮ら攻撃陣の決定力に期待したい。対する琉球は前節、讃岐を下し、連敗を2で食い止めている。逆転勝利の勢いを今節にも持ち込み、15位からの浮上を狙う。
奈良はホームで岐阜と対戦。前節は福島を5-0と一蹴し、7戦ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった浅川 隼人が今節も重要な役割を担うだろう。岐阜は前節、岩手と引き分け3連勝はならなかったものの、7戦負けなしと安定した戦いを続けている。7試合でわずか2失点と堅い守りが備わる一方、窪田 稜ら攻撃陣も好調を維持。復帰後負けなしを続ける柏木 陽介のパフォーマンスにも注目だ。
宮崎はホームに鳥取を迎える。前節はYS横浜と引き分け、7戦負けなしとした。今季初ゴールを決めた下澤 悠太が今節も結果を残せるか。一方の鳥取は前節、FC大阪と引き分け、連勝はならなかった。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。
八戸はホームで長野と対戦。前節は相模原を下し、連敗を2で食い止めている。殊勲の決勝点を決めた稲積 大介に今節も期待がかかる。長野は今治に敗れ、6試合勝利なしとなった。今季最多の4ゴールを許した守備組織をいかに立て直すのか。シュタルフ 悠紀リヒャルト監督の手腕に注目だ。
YS横浜はホームに讃岐を迎える。前節は宮崎と引き分け、3試合勝利なしとなった。この間、ゴールから遠ざかる福田 翔生が再びチームに勢いをもたらせるか。対する讃岐は琉球に敗れ、3連敗となった。得点力不足に苦しむ一方、複数失点の続く守備面のテコ入れも図りたいところだ。
岩手はホームで北九州と対戦。前節は岐阜と引き分け、連勝はならず。それでも2試合連続クリーンシートと守備の安定感は生まれている。後はいかに得点を奪えるか。宮市 剛ら攻撃陣に結果が求められる。北九州は沼津に敗れ、2試合勝利なし。先制点を守り切れない試合が続いているだけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。
FC大阪はホームに相模原を迎える。前節は鳥取と引き分け、5試合負けなしとした。途中出場からチームを救う同点弾を決めた木匠 貴大が今節も大仕事をやってのけるか。対する相模原は八戸に敗れ、3連敗。14試合未勝利で最下位に沈んでいる。この苦境からいかに抜け出していくのか。チーム一丸となった戦いで、光明を見出したい。
■各試合の見どころをチェック
YS横浜vs讃岐
宮崎vs鳥取
岩手vs北九州
琉球vs松本
八戸vs長野
今治vs沼津
奈良vs岐阜
FC大阪vs相模原
鹿児島vs福島
愛媛vs富山
