明治安田J1リーグは9月に29節から32節まで行われた。
首位に浮上したのが鹿島だ。29節の湘南戦から4連勝を達成し、2位の神戸に4ポイント差をつけて堂々トップに立っている。4試合で11得点・1失点と攻守両面で相手を圧倒。3ゴールを記録したレオ セアラに加え、名古屋戦で2ゴールを奪った18歳の徳田 誉の存在も2016年以来の優勝を狙うチームにさらなる勢いをもたらしそうだ。
2勝1分と無敗で乗り切った神戸は、前月終了時の3位からひとつ順位を上げた。首位に立っていた京都は30節の清水戦で11試合ぶりの黒星を喫するなど思うように勝点を伸ばせず、3位に順位を下げている。
2位につけていた柏は4戦すべて引き分けと勝ちきれない試合が続き、4位に転落。町田と広島はともに1勝2分と負けなかったが、鹿島とのポイント差が拡大し、優勝争いから一歩後退した。

中位陣ではG大阪が3戦全勝で、8月から続く連勝を5に伸ばした。清水は京都を撃破するなど粘り強い戦いを実現し、復調の気配を漂わせた。一方、得点力不足を露呈した岡山は未勝利に終わり、福岡は4戦全敗で14位にまで順位を下げた。
残留争いに目を向けると、2勝を挙げた横浜FMが残留圏内の17位をキープ。しかし2勝2分と無敗で乗り切った18位の横浜FCと勝点31で並んでおり、依然、苦しい状況が続く。4戦全敗に終わった湘南は19位に順位を下げ、勝利を挙げられなかった最下位の新潟とともに、いよいよ苦しい状況に追い込まれている。













