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2015年12月17日(木) 20:40

【レポート:Jリーグインターナショナルユースカップ】名古屋U18 vs 浦和ユース

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【レポート:Jリーグインターナショナルユースカップ】名古屋U18 vs 浦和ユース
ダメ押しの3点目を奪った堀内。浦和が名古屋に快勝を収めた

南長野運動公園総合球技場で行われたJリーグ インターナショナルユースカップの第2日第2試合では、名古屋グランパスU18と浦和レッズユースの日本勢同士が激突。共に第1戦を白星で終えているだけに、優勝を狙う上でも負けられない大一番。同時に11月のJユースカップ決勝の再現という意味合いも帯びたゲームだった。

浦和の大槻毅監督は、そんなゲームに臨むに際してのスタンスをこう説明する。「選手たちはJユースカップ決勝が退場者が出ての優勝だったことで、『相手が10人だから勝てた』と言われたことを気にしていた。だからここでもう一度勝ってやるという気持ちが出ていた」と語る。またMF影森 宇京は「3年生にとっては最後の大会。この最後の大会でみんなでタイトルをもう一つ持って帰ろうという雰囲気があった」と、チームに前向きな好ムードがあったと話した。

そのムードの良さは序盤に表れた。1トップに入った新井 瑞希が豊富な運動量で前線をかき回すと、後方もそれに連動。チーム全体で名古屋に襲いかかっていく。その様子は、「立ち上がりが良かった」と大槻監督が振り返ったのに対し、名古屋の高田 哲也監督が「立ち上がりが悪かった。それがすべて。最初の気持ちで負けてしまった」と肩を落としたとおりだった。

最高の立ち上がりを見せた浦和が序盤の2得点で優位に試合を進めた
最高の立ち上がりを見せた浦和が序盤の2得点で優位に試合を進めた

6分、早くも浦和が先制点を奪う。ロングスローを競り合ってのこぼれ球だった。待っていたのは新井。「ちょうどボールが来たので最初は右足でそのまま打とうと思っていた。でもDFが来たので、とっさにキックフェイントにひっかけて、左足に持ち直して打った」という技巧的なシュートを突き刺す。さらに16分にはまたして新井が、MF関 慎之介のクロスへ見事に合わせて追加点を奪い取る。「監督には『CBの見えない位置から入っていけ』と言われていて、そのとおりにできた」と胸を張る見事な得点。オフ・ザ・ボールで相手を出し抜くプレーは、今年大きく伸びた部分でもある。「関もGKとの間にすごくいいボールを蹴ってくれた」と後輩を称えるのも忘れなかった。

第1戦では、まさかの途中出場途中交代。軽度の打撲で交代の必要がないと感じていたにもかかわらず告げられた交代宣告に、激しく憤る場面もあった。「『そういうの(感情)はピッチにぶつければいい』と言われていた」とおり、立ち上がりの強い集中力と覚悟がこの2つのゴールを呼び込むこととなった。「一昨日、悔しい思いをした分だけやってくれた」と大槻監督も、ストライカーらしいメンタリティーを称えた。

この2点は名古屋に重くのしかかる。どうにもエンジンのかからないイレブンに焦れた高田監督は「後半に使うつもりだった」というヴァンフォーレ甲府加入内定のFW森 晃太を早くも投入。第1戦での軽い負傷があって先発を見送っていたエースというカードを切って、攻勢を強める。さらにハーフタイムには選手たちを「戦術どうこうじゃねえだろ!」と一喝。「戦う姿勢が見えないし、(Jユースカップの)仕返しをしてやろうという気持ちがまるで感じられなかったので」と厳しく叱咤してピッチに送り出した。

名古屋は川崎が一矢を報いるもJユースカップ決勝のリベンジはならなかった
名古屋は川崎が一矢を報いるもJユースカップ決勝のリベンジはならなかった

この一喝を受けて、後半から名古屋のエンジンはヒートアップ。47分にはMF川崎 健太郎が左足シュートを突き刺して1点を返す。前半の立ち上がりは最悪だったが、後半の立ち上がりはベスト。「あれを最初からやらないといけない」という高田監督の言葉はもっともだったが、しかしこれで名古屋に主導権が移った。

59分には来季からポーランドへ移籍するため、一昨日に帰国したばかりだったFW北野 晴矢も投入。FWの杉森 考起を左サイドに移して、より攻撃的な布陣に変更してゴールへ迫った。「やっぱり上手かったです」とDF橋岡 大樹が苦笑を浮かべ、「名古屋の前線の選手たちはみんな上手かった」と影森が言うように、森を中心に高度なスキルを見せて名古屋が浦和ゴールに迫るシーンは格段に増えた。だが、「あと一歩の質がなかった」(高田監督)。そして迎えた88分、次にゴールネットを揺らしたのは浦和だった。影森のシュートはGK田渕 佑が防ぐも、こぼれ球に抜け目なく詰めたMF堀内 千寛がゴール。3-1として、勝負は決まった。

大槻監督は「途中出場の川上 開斗もよく頑張ってくれたし、堀内のような今年けがで苦しんだ選手もよくやってくれている」と3年生たちの奮闘を称えた。気持ちで勝ち切るスタイルを貫徹した浦和が2連勝を飾り、優勝へ王手をかけた。

[文:川端 暁彦]

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