明治安田生命Ｊ２リーグは8日に第17節の11試合が行われ、首位の札幌が松本に2-3と敗れ、7節から続いていた無敗記録が9でストップした。
松本のホームに乗り込んだ札幌だったが、23分にセットプレーから高崎 寛之にゴールを許すと、 34分にも失点。後半に都倉 賢の2ゴールでいったんは同点に追いついたが、81分に岩間 雄大に決勝ゴールを奪われた。首位の座を守ったものの、2位に浮上した松本に勝点1差に詰められている。
前節まで2位の町田は清水とホームで対戦。11分に大前 元紀に先制点を奪われると、82分にも失点し0-2。88分に鈴木 孝司が一矢を報いたものの、反攻及ばず1-2で敗れている。徳島と対戦した岡山は先制を許す苦しい展開も、竹田 忠嗣のゴールなどで前半のうちに逆転に成功。さらに67分に押谷 祐樹が3点目を奪うと、78分に1点を返されたものの3-2で逃げ切った。これで岡山は3位に順位を上げた。
劇的な勝利を収めたのは長崎と対戦したＣ大阪。1点リードで迎えた90＋2分に永井 龍に同点ゴールを叩き込まれるも、その2分後に途中出場の木本 恭生が値千金の決勝弾。土壇場で勝点3を手にした。讃岐の本拠地に乗り込んだ6位の京都は終盤に力を示した。0-0で迎えた72分に堀米 勇輝のゴールで先制すると、一度は追いつかれながら87分、89分に連続ゴールを奪い3-1と快勝を収めている。
好調同士の対決となった千葉vs山形はエウトンの活躍などで序盤からリードを奪った千葉が3-0と会心の勝利。敗れた山形は7節以来の黒星となった。上位争いに踏み止まりたい山口は序盤に奪ったリードを守り切れず、愛媛と1-1の引き分けに終わった。
ホームに岐阜を迎えた東京Ｖは前半終了間際に中後 雅喜のゴールで先制しながら、後半立ち上がりに失点し1-1の引き分けに。横浜FCvs水戸も両者譲らず1-1のドローに終わった。群馬はルーキーの瀬川 祐輔が魅せた。北九州との一戦でハットトリックを達成。3-0と快勝の立役者となり、4試合ぶりの勝点3をチームにもたらしている。
ベアスタで金沢と対戦した熊本は、開始1分に平繁 龍一のゴールで先制すると、9分に清武 功暉、31分に再び平繁 、36分にキム テヨン 、44分には黒木 晃平がゴールを奪い前半だけで5-0。後半に2点を返されたものの大勢に影響はなく、復帰後初勝利を鮮やかなゴールラッシュで飾った。
■試合データ
千葉vs山形
東京Ｖvs岐阜
町田vs清水
横浜FCvs水戸
松本vs札幌
山口vs愛媛
讃岐vs京都
徳島vs岡山
北九州vs群馬
長崎vsＣ大阪
熊本vs金沢
