◆松田直樹選手
「（数的不利になって磐田にパスを回されていたが？）11対11でも別にジュビロ相手だと回されるので、最終的に守れればいいと考えていた。下さん（下川）が出て安心してやっていた。（後半に臨むにあたっては何を考えたのか？）勝つことした考えてなかった。１人少ないイメージもなかったし、気持ちが１つになっていた。1stステージ・2ndステージ両ステージ制覇による年間優勝で終われてよかった。」

◆奥大介選手
「向こうはパスを回しているだけで怖いという感じじゃなく、（自分たちにも）チャンスはあった。もっとガツガツ前からプレッシャーをかけてきたりするのかと思ったが、引いて回してゆっくりだったのでよかった。（磐田戦は）リーグ、ナビスコのトータルで負け越しているので、今日勝てば五分に持ち込めるので何とか五分に持ち込もうという気持ちがあった。（榎本の退場については？）何してくれんねんという感じだった。でも（彼は）若いので、あれも経験になったのでは。１人減ったことで団結力が高まった。10人での試合は何試合か練習してましたからね（笑）。10人だと集中力という部分では高まった。このまま逃げ切らせへんぞ！と思っていた。（川口）信男が入ったことで仕掛けてこられるのが嫌だった。嫌な展開になってきたなと思ったが、逆にそこにスペースが出てきた。まあ、みんなよくがんばりました。みんなのお陰です。（チャンピオンシップのことは考えなかったか？）少しは考えていた。スパイクもチャンピオンシップ用を用意していました（笑）。（最後に鹿島の引き分けで優勝が決まったが？）鹿島が引き分けるとは思っていなかった。ラッキー（笑）。でも取りこぼしというのがいっぱいあったので、ああいうところを実力をつけていけば勝ち星ももっと増えて、もっと楽に優勝できたと思う。」

◆榎本哲也選手
「（前半15分で退場してしまったが？）すみませんという言葉しかない。（グラウを押し倒したシーンは？）頭が真っ白になって、怒りだけが（自分を）動かしていた。レッドカードを見て冷静になって…。（チームは逆転勝ちで優勝したが？）救われたというか。僕が退場になっていなかったらもっと楽な試合になっていたかもと考えると、すごい責任を感じた。優勝が決まったときもピッチに行っちゃいけないんじゃないか、と。ファンを裏切ったし。（退場後は試合を観ていたのか？）前にテレビがあったけど、全然観れなかった。自分はけっこう気が長いし、そういうプレーヤーじゃないと思っていたけど…。挑発されて自分らしさを失ってしまった。これからは悪いことはもう２度しない。プロサッカー選手らしくやりたい。」

◆中澤佑二選手
「この１年がんばってきた結果がこうなって良かった。（同点になって）向こうの中にも何かあったんじゃないですかねえ。引き分けでいいという、ゆとりというか。」

◆下川健一選手
「（突然の出番だったが？）普通通りだった。だてに222試合もやってないから。でも、最初は緊張した（笑）。（雨でグラウンド状態が悪かったが？）いろんなグラウンド状態でプレーして慣れているので。今日は試合前もいつも通りだったし、（個人的に）磐田は昔から相性が良かったので。せっかくチャンピオンシップに備えていたのになあ（笑）。」

◆マルキーニョス選手
「（優勝しても冷静に見えたが？）冷静に見えたかもしれないが、自分のなかでは火が煮えたぎっていた。（早い段階で数的不利になったが？）確かに１人少なくなって難しくなった。キーパーがいなくなって、フィールドプレーヤーが１人減ったので。しかし、冷静にやるようにして、ハーフタイムに全員で100％の力を出そうと話し合って、１人少ない分カバーできた。後半全体を見ても人数的に劣っていない感じでやれた。（磐田は）早くゲームを終わらせたい感じだった。プロに入って初めての優勝なので幸せ。」

◆那須大亮選手
「雨だったんで最初はそれに慣れなくてミスも何回かあったけど、そのあとは普通に自分らしさを出せた。（榎本哲が退場したが？）あれはしょうがいない。10人になってやってやろうと。失うものがなかったので、声を出して１からやろうということで。１点入ってから絶対に行ける感じがした。（試合中に気をつけたことは？）名波さんに前を向かれてプレーされるのは嫌だったので、そこをケアした。（磐田のボランチのケアは）２トップが縦関係になってケアしてくれた。（数的不利になりながらも優勝できた要因は？）最後まで選手１人１人があきらめなかった。それが要因。（試合前は何を考えていたのか？）サッカーというスポーツは何があるのか分からないので、最後まであきらめないと考えていた。優勝も嬉しいけれど、シーズンを通して得たものもあるし、成長を実感できて自信がついた。そのことの方が大きい。」

以上

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