◆ジュビロ磐田 柳下正明監督
立ち上がりに1点取り、相手も少なくなりかえって固くなってしまった。前半はバランスが悪くて、危ない場面もたくさんあった。ハーフタイムに「相手は1人少ない分だけガムシャラになってくる。バランスが崩れたらやられるぞ」と言った。油断はなかったと思うが、勝ちたくて固くなってしまった。1年間やってきて、最後のリーグ戦でジュビロらしい試合ができなかったが、選手たちはよくやってくれたと思う。
Q:前半はバランスが悪かったというが、具体的には?
A:ボランチのところで時間を作れるが、その後に無理して前に行った。2人ともトップに入ってしまうようなシーンもあった。
Q:固くなったというが、勝てそうだという安心感があったのでは?
A:安心というより、勝たなくては、という気持ちで最終ラインが落ち着きがなかったように思う。それがプレッシャーになった。
Q:中山選手を使わずに勝ちたいという気持ちはあったか?
A:西野・川口選手を入れて、うちのリズムが戻ったと思う。そのまま行こうと思った。中山選手はまだ本調子ではないし、こういうグラウンドコンディションなのでできれば・・・とは思っていた。
Q:もっとハッキリと守備を固めに行ったほうがよかったのでは?
A:相手の疲れも見えたし、先ほども言ったようにリズムが戻ったので、それを変えることは考えなかった。
Q:今季の成果と来季の課題は?
A:昨年のレギュラークラスの何人かが抜けてシーズンをスタートしたが、若手選手がレギュラークラスに入っても違和感がないまでになったのがよかった点。来季については、まだ何も決まっていないので話せません。
Q:F・マリノスの印象は?
A:1stステージの初戦で戦ったが、非常に速いという印象。ボールを奪ってから2トップまで1、2本でつながる。11人が集中してプレーしているのも、昨年までにはなかった点だと思う。
以上
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