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【J1 2ndステージ 第15節 横浜FM vs 磐田 】岡田監督(横浜FM)記者会見コメント(03.11.29)

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横浜FM 2 - 1 磐田 (14:02:横浜国) 入場者数 43,283人
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◆横浜F・マリノス 岡田武史監督

 監督に就任して今季のスケジュールを見た時、最後に磐田とホームで戦えると知って「ここまで監督を続けていられるだろうか」という気持ちがあった。その一方で「磐田に勝って優勝できたら最高だろう」とも思った。

 今日、その舞台で戦えた。選手たちには「最高の舞台は整った。自分たちのやってきたこと、力をすべて出してくれればいい。ただそれで負けていいのではなく、力が確実についてきたので自分たちのやり方で磐田とも十分にやれる」と言った。

 早々に1人退場になり、若さが出てしまった。ただその後、選手たちは最後まであきらめずに技術・戦術以前のひたむきさでチームために戦ってくれた。指導者として本当に幸せ。ゲーム内容は、すばらしい試合をできるはずだったが、退場のために守ってカウンターという戦い方になってしまって観客の方々には申し訳なかったと思っている。


Q:上野選手を入れて4バックにしたねらいは?
A:理由は単純で、遠藤が内転筋を痛めてハーフタイムに代えることも考えたが、上野のアップができていなかった。遠藤を代えた時点で右のアウトサイドがいなくなったために4バックになった。河合を4バックの右にして、最後の勝負時に那須を右にと考えたが、松田が「僕が右をやります」と言ってくれた。それなら、そのほうがいいと思った。

Q:松田のその一言を聞いたときの気持ちは?
A:就任したばかりの頃に、各選手のいろいろなポジションの適性を試すということで松田に右サイドをやらせてみたら、全然ダメだった。今日は「攻めに出たい」という気持ちがあったからと思うが、今のチームは松田に限らず自分がどうしたいということよりチームのために、を考えてくれる。すばらしい選手に恵まれた。

Q:主力が出られないときに、大橋らがよく埋めたと思うが?
A:2ndステージ全試合に出場できた選手はいない。レギュラー以外の選手たちも練習で手を抜かずにやってくれる。大きなことを目指すには小さなことから、ということだ。ただ、サブメンバーのレベルはアップしているが、来年もこのままでは厳しいとも思う。

Q:前半終了時の気持ちは?
A:2ndステージ、早い時間で退場がでることが4回あり、「またきたか」と思った。常に順調にはいかないもので、うちは最後の5試合ほぼベストメンバーで戦えた。いいことがあれば悪いこともあるということ。最後まで絶対にあきらめないと自分にの選手にも言い聞かせた。

Q:鹿島戦の状況は伝わっていたか?
A:全然。試合が終わって、スタジアムの画面で見たのが最初で、ピンとこなかった。10人で磐田に勝ったことで満足が大きく、その先は考えていなかった。

Q:退場については?
A:こういうすばらしい舞台で、観客の方々に大変申し訳ない気持ち。経験の少なさが出てしまったが、それを乗り越えて優勝したことで、もう2度とああいうことは繰り返さないと思う。

Q:年間優勝について?
A:年間勝ち点1位での優勝を、たいへん誇りに思っている。混戦になったり、つぶしあいがあったり、色々とあったとはいえ、いちばん勝ち点をとっての優勝は価値があると思う。

以上

- J1リーグ2ndステージ 順位表 - J1リーグ 年間順位表 -
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