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【J1 2ndステージ 第15節 大分 vs 仙台 】小林伸二監督(大分)記者会見コメント(03.11.29)

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大分 1 - 1 仙台 (14:04:大分ス) 入場者数 33,278人
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■小林伸二監督(大分):

 いい時間で点が取れたということと、先取点が取れたということで選手は気持ちよくやれたんじゃないかと。ただ、前半30分にシステムを代えられて、今日は左サイドの寺川と有村のところが良くて、得点もそこで生まれたんですが、3トップになって有村が上がれなくなったという意味で対応が早かったですね。

 2枚変えているので、どこでファビアーノを入れてくるんだろうかと。パワープレーで来るんじゃないかと。

 前半コーナーキックで一回危ない場面があって、ハーフタイムに確認したんですが、後半もCKでリズムを作られたんじゃないかと。あと再三、クロスをあげられて、その厳しい部分を凌げばという矢先に失点してしまったと。

 うちもね、チャンスがあったので、それを決めていれば終わったんですが、ただ、システムを変えて3トップで、4−3−3か3−4−3という形なんですが、シルビーニョがフリーで捌くんですね。そこにプレッシャーをかけたかったんですが、エジ(エジミウソン)もフリーになる。お互いがマークしなくてフリーになる展開が多くて、ただ、エジを8番に付けると瀬戸を中心に両サイドが内側に絞らないといけない。そうすると左側の根本くんのクロスが怖いなと。だからエジを戻さなくてはならない。仕方なくシルビーニョがフリーになる状態ですね。中盤じゃなくてCFをうまく戻せればいいんですが、うまく行かなくて、思い切ってそこに小森田を入れた。ただ、なかなか小森田にボールがはいらなかった。しんどい展開だったですね。

 寺川をそのまま行った方がいいのか、左・木島と吉田でローテーションすべきか考えてもう一枚のカードをどこで使うか考えていたんですが、山崎がけがしたんで、そのままの形になったんですね。そこのときから10分くらいあったんですが、その時に高松が動けないというサインを出していて、それは仕方ないからがんばれといって。

 最後の15分くらいはサポーターの力だったなと思っています。毎試合毎試合刺激的で大事にしてきたシーズンだったんですが、やっぱり勝ちで終われなかったと言うのはあります。ただ辛抱強くね、チームは一点をとられた後にサンドロ、三木が落ち着けとやってくれた。それが助かったですね。

 まあ厳しいゲームでしたが、今シーズン辛抱強くやれるのを見せれたんじゃないかと思います。

 私からは以上です。

−仙台の印象はいかがでしたか?

 やっぱりJ2から上がって、去年も快進撃をされて、このシーズンもアウェイの仙台戦でやらせてもらったんですが、こういう厳しい中で戦ったんですが、うちがホームでやれたというのが、違いだったんじゃないかと。いい2年間の経験をJ1でされているんですが、J2から1年でカンバックしてほしいですし、そういうチームと戦って残ったので、責任ある立場だと考えています。

−残留を決めた率直な気持ちは

 まだ試合があるのかなという気がしていたんですが、今はほっとしています。

−この1年を振り返ってどうでしょうか?

 ファーストステージを振り返ると、昨年の守備重視のチームを攻撃的に切り替えるために動きを入れて、縦の関係、クロスの関係を入れて攻撃をしていく。少しバックラインを上げるという試みをしていたんですが、それがなかなかうまく行かなかったような気がします。それでも第11試合から少しずつよくなってきて、ラストの2勝1分けというのが勇気を与えたんじゃないかなと。

 後期には1節のG大阪戦でうまく入っていけてればと思います。急には変わらないし、相手がJ2ではなくてJ1と、レベルが高いので、特に去年は3−5−2のシステムに負けないというのがあったんですが、そこら辺をもう一度手直しした方がいいんじゃないかと。

 今日のゲームもそうなんですが、1点を取った後に2点目を取る力が必要だと思いました。チームでキープする時間がなければ難しし、どちらかというと守ってカウンタースタイルを次に選ぶのであれば、守備をこなしつつ、どこにボールが入れば飛び出せるのかということをさらに磨く必要がると思います。
 攻撃できないから引くんじゃないですね。攻めるんだけどラインを下げた状態で出て行くと。まさしくレッズがそういうやり方をしている。そういうところをやっぱりJ1に入ってみないとわからない。すごく勉強になりましたし、軌道修正もそうですし選手もいろいろ試しながら行って厳しかったですけど残れたというのはかなり価値があるシーズンじゃないかと思います。選手も喜んでいますし、出ている選手は出ていない選手の分もがんばってくれた。そういう熱い思いを、つなげてほしいと思います。これは大事にしなければならないと思います。チームもそうですし、個人的にも大事にしなければと思います。

−来期の指揮については?

 先週くらいからいろんな問題が出てきているんですが、そういうところに触れてられないんですよね。すごく大事な時期で、そういうことの話が出なかったというのはありがたかったですね。同時にスタッフもやっぱり自分だけじゃなくてコーチも居ますし、今日終わった時点でスタートになるんじゃないかと思います。

−結論を出される時期というか期限はあるんでしょうか?

 言ってもらわないといけないし、逆になければ仕事を探さなければならないしというところがありますし。期限というか、それはどうなんですかね。明日から休みですし。今日みんなと一緒に喜んで、今からだと思います。ただ、今日勝ち取ったものはすごく大きいと思うんですよね。

−監督の考えとすれば、要請があればということですか。

 どうなんですかね。すごくうれしかったんですよ。ホームで決められて。すごくうれしいという部分とここまで引っ張らずに何とかなったんじゃないかという思いがあるんで、そこを合わせてすごく苦しかったですね。
 少し時間をもらわないと、うまく答えは出せない様な気がします。

以上

- J1リーグ2ndステージ 順位表 - J1リーグ 年間順位表 -
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