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【天皇杯4回戦 磐田vs新潟戦レポート】磐田、王者の風格。新潟が感じた壁(03.12.21)

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2003年12月20日開催
天皇杯4回戦
ジュビロ磐田 4-0 アルビレックス新潟


 サッカーはミスのスポーツだ。

 ミスの発生を極力抑える一方、様々な手段を用いて相手のミスを誘う。それを徹底できるかどうかが勝敗に影響を及ぼしてくる。そういう視点で試合を見れば、磐田の優位性は揺るがなかった。J2チャンピオンの新潟を相手に積極的に前戦からプレスをしかけ、新潟の選手が口をそろえた「早い判断」で新潟を追い詰めた。

 新潟のファビーニョが振り返る。

「ミスは自然に起きるものです。問題はボールをとられた後でした。磐田はその後がうまかった。知っていましたね」

 いくつかの差は存在していた。しかし決定的に勝敗を分けたのは試合の「勘所」を感じたかどうかという点だった。

 開始7分の磐田の先制の場面。そして21分の追加点の場面も、そうだった。新潟が犯したミスをそつなくゴールに結びつけた。まさに王者たる姿がそこにはあった。

 新潟もチャンスがなかったわけではなかった。先制された直後から磐田陣内へと攻め込んだ。しかしポストに当ててからのラストボールが、ファビーニョの右足に入るなど最後のパスの精度を欠いてしまった。数は少ないながらも作り出したチャンスを生かせないまま時間は過ぎた。

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 試合後に多くの報道陣に囲まれていたのは、磐田の川口だった。前半、右サイドを攻め上がり攻撃のアクセントになった。チャンスを作りながらもシュートに行かない前半とは打って変わり、後半2ゴールを生み出していた。新潟出身の川口は、この日強烈な印象を与えていた。

「(前半のシュートにいけそうな場面は)周りからも言われましたし、自分自身シュートを打たなければならないところだったのでちょっと消極的でした。後半は積極的にいけたのが良かったと思います。(相手が新潟という点については)特に意識せず、目の前の敵ということで戦いました」

 反町監督はこの試合を振り返って「クリスマスプレゼント」だと表現した。丸山も「オレはすごくジュビロとやってよかったなと思いましたね。結果云々じゃなくて。本当に。すごい良かったなと思います。この前の仙台で終わらないで。やっぱ、ここのところ(レベル)なんだよ、チャンネル変えなきゃならない部分もあるので、すごく良かったですね」と捉えていた。新潟はそう考える以外に、この試合を消化する術を持たない。

 その一方、グラウは磐田というチームの立場について「ジュビロというチームはいつでもどんな大会でも優勝を狙っていかなければならない」と述べている。そういう意味で、彼らのサッカーを十分に発揮し、そして4-0というスコアで終えたのは意味があった。そしてそれと同様に、J1という新しい環境での戦いを控える新潟にとっても、J1のトップレベルを肌で知るという意味で、この試合の意義は大きかった。

 J2を優勝で通過したことで、浮かれた気持ちもあったはずだ。磐田に対して一泡吹かせてやろうという気持ちもあっただろう。そういう認識を一発で消し去られ、J1というリーグの厳しさを骨の髄まで教え込まれた。新潟にとってはそういう試合だった。


2003.12.21 Reported by 江藤高志

以上

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