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【キャンプレポート2004】鹿島、宮崎キャンプレポート(04.02.15)

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宮崎県総合運動公園でキャンプ中の鹿島アントラーズ。

 J2のアビスパ福岡・野球のジャイアンツなど、同じ施設内でキャンプを行なうチームが多い。アントラーズカラーに包まれたサポーターもいれば、野球帽をかぶった子供もいるなど朝から賑わいを見せていた。

 キャンプインは9日からだが、今日に至るまでボールを使っての練習はなく、フィジカルトレーニングのみのアントラーズ。2日に一度の午前練習は、近くの武道館でマシーントレーニングを行い、午後はグラウンドでのトレーニング。とことん体をいじめ抜いている。

 特に、午後練習の12種目アスレチックトレーニングはチーム関係者も「難度E」というほど(一番辛いものらしい…)身体の全ての部分を網羅するもの。選手も2セット目までは「土踏まずが切れそうだ!!」など悲鳴にも似た声を上げていたが、最終の3セット目には声さえ出ない状態。
 
 練習後、本田選手に「今日の練習はハードでしたね」と問いかけると、「今日もハードです」と笑って答えた。とはいえ、バテ気味の新人に対し、ベテランの本田・名良橋・大岩選手の淡々とトレーニングをこなす姿はさすがである。

 トニーニョ・セレーゾ監督は「かなりチーム全体も若返ったが、ベテランが良い影響を与えているので、若手もそれにならって成長してくれる」と順調にチームがまとまりつつあると語る。今日の練習を見ていても、ペアを組む新人の相手はベテランが勤めるなど、言葉ではなく直に学んでいく環境があるからこそ若手もいい形で成長するのだろう。

 昨年2ndでは残り2分のロスタイムで痛恨のゴールを許し、手の中にあった優勝がわずか数分のうちに去ってしまった。しかし、去年のチーム事情の中で優勝戦線に食い込んだのはさすが王者アントラーズともいえる。

 主力の移籍や引退、そして相次ぐ故障者などにより、若手を急遽起用するという苦肉の策を取らざるを得ない状況だった。きっかけは必要に迫られての出場だったかもしれない。しかし、若手にとっては分厚いベテランの壁の中で、自分の存在を印象付けることが出来た。

「昨季はどうしても主力がいなかったから先発したという印象が強い。今季は実力でレギュラーを取りに行きたい」と去年1年目ながらも2nd第12節のプロ初ゴールを含む2得点をあげた深井選手は語る。彼のゴールを狙う気持ちが前面に出るプレーは見るものをひきつけサポーターからの期待も大きい。レギュラー奪取へむけての意気込みを語る表情も、彼らしく真っ直ぐで力強かった。

 また、今季新加入の元ブラジル代表ファビオ・ジュニオール選手もエースとして期待がかかる。「数々のクラブで期待を背負ってやってきたし、それに答えてきた。鹿島でも結果を出すだけ」と力強く答えた。サイドに流れてボールを受けることを得意としており、シュートの決定力もある選手。キャンプには合流していない本山・小笠原とともにどう得点に絡んでくるのかが楽しみである。

 練習を見に来ていた鹿島アントラーズFCの牛島社長は、「今季はポイントに絞った補強が出来た」と自信をもって語る。「奪還10」に向けて環境は整った。あとは昨年悩まされた故障者続出を避けるためにも、このキャンプでシーズン通して戦える体を作ることが今の鹿島には最重要課題なのだろう。早く新生鹿島のプレーが見てみたいと強く思ったキャンプ取材だった。


2004.2.15 Reported by 柴田愛子
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