2ステージ制最後の年となる今年のJリーグ。一昨年までの磐田と鹿島の2強時代に対して、昨年は横浜Fマリノスが見事に割って入り、今年はさらに浦和、名古屋らが意欲的な補強に成功して、まさに群雄割拠の様相を呈してきた。そんな中、開幕カードとなった磐田と東京Vの戦いも、今シーズンの勢力図を占ううえで興味深い戦いと言える。
ホームの磐田は、監督/コーチのコンビが、3度目の就任となる桑原監督と、元川崎フロンターレ監督の堀井コーチへと交代。だが、戦力的に大きな変化はなく、わずか勝ち点差「1」で優勝を逃した昨年のセカンドステージと比べると、藤田がオランダから戻り、中山もケガから復帰しつつあることがプラス材料だ。さらに、開幕で起用される可能性は低いが、即戦力FWと言われるカレン・ロバート(市船高卒)の加入も楽しみなところ。戦術的にも昨年までと大きな変更はなく、やり慣れた3-5-2のシステムで安定した力を発揮し、開幕前に行なわれた3つの公式戦(AFCチャンピオンズリーグの2試合とゼロックス スーパーカップ)にも全勝している。当然、これまで通り有力な優勝候補であることは間違いない。
対する東京Vは、昨年途中で指揮官がアルディレス監督に代わってから、本来持っている高い個人技を生かしながらチームとして着実に力を伸ばしてきた。そして今年は、アルゼンチンの名門ボカジュニアーズから19歳のFWロペス、ブラジルから攻撃的MFのウーゴ、アルゼンチンからセンターバックのウベダと、中央の軸を新外国人で補強。エースのエムボマとの融合で戦力アップを図る。また日本人の新戦力という意味では、3月の時点ではまだ中学生(!)の「和製ロナウド」こと森本貴幸をトップに上げ、プレシーズンマッチでも積極的に起用しており、Jリーグ最年少出場記録を大幅更新するのではないかと話題になっている。アルディレス監督は、明確な数値目標を掲げてはいないが、優勝争いに食いこんでいくという狙いは十分に頭の中にあるはずだ。
ただし、開幕戦に向けた現状という意味では、東京Vのほうに不安材料が多い。エースのエムボマと主将の山田卓をケガで欠いており、ボランチの小林慶も出場が微妙なところ。外国人の顔ぶれも一新されており、仕上がり具合は十分とは言えない。一方の磐田は、先週のゼロックスと同じスタメンで臨む可能性が高く、この試合に照準を合わせてきただけに安定した戦いが計算できる。また、ゼロックスでも結果を出した福西をボランチからトップ下に上げるというオプションも楽しみだ。
タイプとしては、両チームともしっかりパスをつなぎ自分たちのリズムを作って、相手を崩していくサッカーであり、似たタイプ同士の戦いでは、より完成度の高いほうが優位。事実、昨年の対戦成績は磐田の4勝1敗。さらにホームということもあり磐田の有利は動かないだろう。展開としては、東京Vが先制したほうが試合自体はおもしろくなるはずで、東京Vが、磐田に対してどれほど質の高いサッカーを見せられるか、そこに注目すれば大いに楽しめる一戦となるだろう。
以上
Reported by 前島芳雄
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