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【J1-1st:第1節 C大阪 vs 名古屋レポート】名古屋ベテラン陣の経験が、C大阪若手の勢いを封じる。(04.03.13)

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2004年3月13日J1 1stステージ第1節
C大阪 1-2 名古屋 (16:04/長居) 入場者数 18,542人

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 前後半で、両チームの明暗がくっきり分かれた1戦になった。ホームのC大阪は、今季がJリーグ参入以来10シーズン目。キックオフ前には、關(せき)大阪市長から力強い応援メッセージが送られ、10周年を記念したビッグフラッグがお披露目されるなど、開幕ムードはこれ以上ないほどに盛り上がった。立ち上がりから、スタジアムの熱気に助けられたC大阪の選手が、積極的なプレーを見せた。

 C大阪のスタメンは、新加入の上村健一、ラデリッチ、カブラルによる3バック。布部陽功を1ボランチにして、左右のアウトサイドに佐藤悠介と齋藤竜。2列目には久藤清一と徳重隆明、2トップは森島寛晃と西澤明訓のコンビが入る3-5-2の布陣。期待されたルーキー・苔口卓也の先発は見送られ、ベンチでのスタートになった。

 名古屋も同じく3-5-2で臨んだ。パナディッチを負傷で欠くため、3バックは右から角田誠、秋田豊、古賀正紘。こちらも新加入選手が2人とフレッシュな顔ぶれになった。中盤は、大森征之と鄭容臺のダブルボランチ、サイドには右に海本幸治郎、左に滝澤邦彦。トップ下には新加入の岩本輝雄が入った。直前まで別メニューで調整していた岩本の先発には驚かされたが、あとでこの起用が大きくものをいうことになる。2トップはウェズレイとマルケスのおなじみのコンビだ。

「最初は我々がイニシアティブを取れた」。ムズロビッチ監督が振り返ったように、出足の早いプレスからボールを奪い、テンポよくパスをつないだC大阪が思うままにゲームを進めた。森島、西澤、徳重、久藤は互いにポジションチェンジを繰り返し、ゴール前でのプレーが時間を追うごとに増えていった。そして、19分には待望の先制ゴールが生まれた。右サイドを突破した久藤が、中央に絶妙に折り返す。DFが何とか足を出してクリアしたボールを、徳重がミドルレンジから確実に叩き込んだ。
 
 守っては、上村を中心にしたバックラインが、相手のブルジルコンビを完璧に封じた。38分には、ウェズレイの決定的なシュートを上村が体を張ってストップ。また、中盤の深い位置では布部が、両サイドも激しいマークで相手を自由にさせなかった。また、森島や徳重らが前線から繰り出す激しいプレッシングは、相手の戦意を完全に喪失させた、ように見えた。

 ハーフタイムをはさんだ後半に入ると、両チームの流れは完全に入れ替わった。「前半は中盤でマークがずれた。中盤を強化しようと思った」と、ネルシーニョ監督はボランチの鄭容臺を下げて1ボランチにし、2列目に岡山を送り込んだ。これで、沈滞気味だった名古屋の攻撃が息を吹き返した。岡山と岩本が動き回ってスペースを作るとともに、前線にボールを供給。ウェズレイとマルケスもそのプレーに引っ張られるかのように、運動量が増えたのだ。ペースをつかんだ名古屋は、49分に岩本の絶妙のCKに角田がヘディングで合わせて、同点に追いついた。その後も攻め続け、62分には右サイドを崩して、最後はウェズレイが鮮やかなヘディングシュートを決めた。 

 受け身にまわってしまったC大阪は、68分に西澤に代えてルーキーの苔口を、83分には森島に代えて長身FWの御給を投入して、反撃を試みた。が、決定機を作るには至らず、ホームでの開幕戦を落としてしまった。助っ人FWのロブレクが負傷し、大久保がU-23代表に選出されたことで、若手に活路を見出さざるを得なかったC大阪に対し、秋田や岡山らベテランが、虎視眈々とチャンスをうかがい、勝負どころできっちりなすべきことをやり遂げた名古屋。ありきたりな言い方だが、経験の差がそのまま結果に結びついた形になった。


以上

2004.3.13 Reported by 横井素子
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